「ランナーズ・ブルー」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
それほど一般的な言葉ではないかもしれない。
ランニングブルー
でも、それの意味するところはだいたい想像が付くと思う。

マリッジ・ブルー的なそれだ。
走ることに対してあまり熱意を持てなくなる、といえばいいだろうか。
平たく言えば「なんか走りたくねーな」ってことだ。

ウルトラマラソンのような長い距離を走った後に「ランナーズ・ブルー」になることはよくあるようだ。
そりゃそうだ。
100kmもの距離を走るんだ。走ることが嫌になったっておかしくないだろ。

あまりにも過酷すぎてそうなるのか。
目標を失ってそうなるのか。
理由は様々あると思う。

もちろん、さらに走るのが好きになることだってあるだろう。
次のレースに向けてすぐに走りだすランナーだっているだろう。

オレはどうなってしまうのか。

サロマ湖ウルトラマラソンを
完走できたとして、オレはどうなってしまうのか。
挑戦すると決めた時からそのことは気になっていた。

果たしてオレは今現在(サロマ湖100kmウルトラマラソン完走から3週間)どうなっているのか。


走ることについて語るときに僕の語ること / 村上春樹

オレが「ランナーズ・ブルー」という言葉を知ったのはこの本だ。

村上春樹はサロマ湖ウルトラマラソン完走後に、以前ほど走ることに対して熱意を持てなくなった時期があったという。

その状態を「ランナーズ・ブルー」と名付けたわけだ。
だから、あるいはこの言葉を使っているのは村上春樹だけかもしれない。

その「ランナーズ・ブルー」に陥った原因が「サロマ湖ウルトラマラソンを完走したこと」と特定しているわけではない。たとえば年齢的な体力の衰えと時期が重なっただけかもしれないと。

ただ、「サロマ湖ウルトラマラソンを完走したこと」が原因の一つであったことは間違いないだろう。
走ることに対してあまり熱意を持てなくなった村上春樹は、トライアスロンに挑戦したりスカッシュで汗を流したりとランニングに軸足を置かない生活を始めることになる。

だからってオレもトライアスロンに挑戦するのか。

まだその時じゃない。いやいや、そんな時が来るとは思えない。

いつかは挑戦してみたいと思わなくはないが、全然まったく現実的な願望にまではなっていない。25m泳げるかなオレ。昔は泳げたよ!中学生の時だけど(笑)

「死ぬまでにやってみたいことリスト」に入ってるレベルの願望だ。

「宇宙旅行をしてみたい」レベルでの「トライアスロンに挑戦したい」だ。
ちょっと無理すぎる。



特に変化なし

今のところ、走ることに対してあまり熱意を持てなくなった、なんてことはないかな。
「なんか走りたくねーな」とかにはなっていない。
しかしここで、こう思う人もいるのではないだろうか。

「おまえ、そもそも前からそんなに熱意持って走ってなかったんじゃね?」

バレた?
って、ばかやろう、そんなわけねーだろ!

って自信を持っては言えない(笑)
そうなのかもしれない。だから「ランナーズ・ブルー」になることもなかったのかも。

結果オーライ。



体は疲れているのかも

サロマ完走後、1週間は脚が痛いから走らなかった。
その後15キロジョグったり、キロ5分ペースで10キロ走ってみたり。

体が重い。キロ5分ペースがきつい。
あ、かっこつけたけど、もともとキロ5分ペースが楽勝だったわけでもないんだけど(笑)
それでも、いまいち調子にのれない。


感覚としては、サロマの疲れは
ほぼほぼ取れたように思うんだけど。
でもいざ走ってみると、なんだか体が重い。

まだ回復しきっていないのだろうか。
まぁな。100km走ったんだもんな。ただごとじゃないもんな。

そういえば今日も体が重い気がするな。
なんか走りたくねーな。

あっ!!



関連記事「【初挑戦】サロマ湖100kmウルトラマラソンを完走するためのヒント」






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コメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. ごーどん
    • 2018年07月16日 13:32
    • ランナーズブルーという言葉は知りませんでした。
      でも、シブケンさんの言うような気持ちになりましたね。
      私はウルトラを走る前は「これが終わったらフルまでの大会しか走らないんだ」と考えていました。
      大会が終わり、しばらくは楽になった気持ちでゆるいランニングをしていました。
      でも最近「次どうする?」と考えている自分がいるのです。
      もちろん秋には横浜マラソン(フル)や大阪マラソン(フル)にエントリーしています。
      だだ超ウルトラ?とか、トレイル?とか、ついつい考えてしまうのですよね。
      ヤバい方向へ行ってしまいそうで恐いのですがw
    • 2. つったん
    • 2018年07月17日 07:37
    • オレ、今、病院ベッド上。
      がんの2回目オペで首元、耳下から喉まで左右ぱっくりと切られた。
      痛いけど、治療は制限時間ないから別にって感じ。
      ウルトラは終盤に痛いけど制限あるから
      あの痛い中走ってゴール間に合うことに確信持てて
      ゴールテープ見えた時の歓声と感動。
      シブケンさんはその快感を忘れられないハズ。
      ブルーだの重いだの言ってたって、そのうちポチッと押しちゃうんだから。
    • 3. シブケン(管理人)
    • 2018年07月17日 11:30
    • ごーどんさん
      「ヤバい方向」へ行ってしまうランナーは多いのでしょうね(笑)
      私は8月終わりに北海道マラソンでフルを走るのですが
      そのレースをどう感じるのかが、ある意味楽しみです。
      「ウルトラの後のフル」をどう感じるのかが。
      42.195kmを短く感じるのか(それはないと思いますが)
      やっぱりこれはこれでキツいな、そう思うのか(たぶんそうなると思います)
      どうなるんでしょ(笑)

      つったんさん
      や、やっぱりポチッちゃいます?オレ?(笑)
      確かにウルトラゴール前の
      「おかえりー!」「よく帰ってきた!」「あと少し!」
      などの応援は心に響くものがありました。
      そしてゴール後の大きな喜び。やっぱりポチッちゃいます?オレ?
      ところで、つったんさん。
      私は病気に関して詳しくないので、これが相応しい言葉なのかわかりませんが
      がんばってください!
      回復をお祈りしております。
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