「42.195kmフルマラソンの本当のスタートラインは30km地点だ。そこまではただの移動だ。寝ていけ。」

とかいうレース(精神)テクニックの話ではない。
「マラソン大会に出場するためには、その開催地に行かなければならない」
という話をしたい。

これを見た全員が全員こう思うことだろう。
「あたりめーだろ」と。

逆に「いや、行かなくてもいい方法もあるんじゃないか?」そう思った人がいるとすれば問題だ。
一度病院に行った方がいい。そんな方法はないことは明らかだ。
そして、だからオレは困っているんだ。


サロマ湖ウルトラマラソン最大の難所

たとえば今年2018年の6月に挑戦したサロマ湖100kmウルトラマラソンだ。
初ウルトラということもあって、いろいろな不安がオレを襲ってきた。

走るペース設定、服装・装備、補給食、中間エイドに預ける荷物、などなど。挙げ出したらキリがない。
不安しかなかったといってもいいくらいだ。
やはり「100km」という距離がオレを不安にさせた。

しかし、それ以上にオレを不安にさせたのが「300km」という距離だ。

オレの住む札幌からサロマ湖までの距離だ。300kmだ。
サロマ湖ウルトラに挑戦しようと思ったとき、最初に不安に思ったのは「サロマ湖遠いな~」ということだった。

車で300km程度の移動なら、そこまで苦痛に思う人は多くないかもしれない。
でも、オレはダメなんだ。車の運転があまり好きではない。
オレにとって車で300kmの移動はもはや移動ではない。「旅」だ。果てしない。

だから逆ギレぎみにこんなことを思ったものだ。

「100km走るために300km移動するっておかしくねーか?」

いや、おかしくないんだ。みんなそうしてる。
それ以上の距離を移動してサロマ湖にやってくる人の方が多いかもしれない。
マラソン大会に出場するためには、その開催地に行かなければならないからだ。

スタート前日、オレは車でサロマ湖(方面)まで移動した。やっぱり遠くてとても疲れた。
それがサロマ湖ウルトラマラソン最大の難所の一つだったと言えるかもしれない。

渋滞


いろいろなレースを走ってみたい

最近、今まで走ったことのないレースを走ってみたい、と思うことが多い。
いろいろなレースを知る機会があったからだ。素敵なゴールシーンの写真がその気持ちをさらに強くさせた。
いや、過去にだっていくつか走ってみたいと思うレースはあったんだ。でも走らなかった。

それを阻んだのは「移動」だ。

とにかくオレは移動が苦手だ。車の移動もそうだし、他の交通機関を使っての移動も苦手だ。
すごく疲れてしまうんだ。とにかく移動嫌いだ。
だから全国各地のマラソン大会にエントリーしているランナーたちを尊敬する。
そのアグレッシブさはどこから来るんだ。見習いたい。

そういえば北海道マラソンなんかにも全国各地からランナーが集まってきているが、レースを走ったあとのススキノを楽しみにしている人もいるというんだから恐れ入る。どこまでもアグレッシブだ(笑)


移動嫌いにも程があるだろ

以前どこかのマラソン大会でみなが集まっているときこんな話になった。
「今まで走ったマラソン大会で一番遠い開催地はどこだった?」みたいな。

オレが答えたとき、全員に突っ込まれたんだ。「全然遠くねーよ」って。

オレが答えた大会は「千歳JAL国際マラソン」だ。毎年6月に北海道は千歳市で開催される大会だ。
ちなみに札幌から車で1時間30分ってところだ。
だって、その当時オレが経験したレースの中ではそこが一番遠い開催地だったんだから仕方がないじゃないか。
今でもそこが近いとは思ってないからね、オレは(笑)

じゃあ、おまえは一体どんな大会に出てんだよ、そう気になる人もいるだろう。

毎年出ているメインのレースはこの3つだ。

5月の豊平川マラソン(10kmの部)
8月の北海道マラソン(フルマラソン)
10月の札幌マラソン(ハーフマラソン)

この3つを軸に、いくつかのレースをプラスしていく。

なぜこの3レースが軸なのか。
スタートラインが家から近いからだ。
どのくらい近いかといえば、地下鉄の駅3、4つしか離れていない。地下鉄に10分も乗っていない。

だから好きなんだ(笑)この3レース。
家から近いもんだから、大会のコースが普段練習で走っているコースと一部重なるところもうれしいよね!


移動嫌いを克服したい

まずここだよね。移動嫌いを克服しなきゃいろいろなレースを走ってみたいもクソもないよね。
最近(なぜか)知ることの多いトレランの大会とか、どうやってスタートラインに立てばいいんだろう。
山でしょ?そんなに広い駐車場があるとは思えない。どっかからシャトルバス移動とかかな。
このシャトルバス移動も苦手でね。
まずはその辺を克服していきたい。
いや、別にトレランに挑戦するとかは言ってないよ(笑)

東京マラソンとか大きい大会にも出てみたいし。
って東京マラソンは移動もなにも抽選で当たらなきゃ走れないんだけど。(全然当たらねー)
とか言って、移動がめんどくさいから心のどこかで「当たるな!」っと思ってるフシもあるとかないとか(笑)
もうすぐ抽選発表だ!当たれ!(当たるな!)

こんなだから、オレは大好きなこの名言を本来とは違う意味で唱えることがある


勇気をだしてエントリーして、恐怖に打ち勝ってスタートラインに立ったアナタ、すでに勝者です。おめでとう。
 
岩本能史

よく長い道のりを運転してサロマ湖にたどり着いたなオレ、すでに勝者です。おめでとう。と(笑)


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コメント

 コメント一覧 (6)

    • 1. けいこ
    • 2018年09月23日 20:12
    • 東京が当たれば、苦手の移動も一気に解決しますね😉
      しぶけんさん、来年はあっちのウルトラとか、こっちのトレイルとか、参戦しそうな予感❗

      岩本さんの名言、私も大好きです❤️
      この夏も勝手に言い換えました。「このクソ暑さの中、周回コースのスタートラインに立ったあなた、すでに勝者です」とかね😜
    • 2. シブケン(管理人)
    • 2018年09月24日 22:04
    • けいこさん
      あっちもこっちも参戦しませんよ!(笑)
      ただ、走ったことのない大会には挑戦しようと思います。
      私も岩本さんの名言にはいつもお世話になってます。
      「~スタートライン~勝者です」のやつと
      「あなたは過去の自分がタスキをつないだアンカーである」
      ってのが特にシビれますね!
    • 3. どら焼き
    • 2018年09月29日 14:23
    • こんにちは。

      移動が苦手ですかー😱。
      自分のクルマでサロマ湖に行かれる北海道の方々を羨ましく思う私です。
      東京マラソンが当たったら、初遠征ですね。私は落選でした😫。
      他の大会でも、冬に雪のないところで走れるのはいいものですよ😃
      是非!是非!


    • 4. シブケン(管理人)
    • 2018年09月29日 16:30
    • どら焼きさん
      こんにちは!東京マラソンは私もダメでした~。
      確かに道外からサロマ湖に来るのは、かなり大変ですよね。
      車で行くのめんどくせーとか言ってたら怒られますね(笑)
      冬に雪のないところの大会いいですね!
      年取ってくると毎年雪が嫌で嫌で北海道脱出したいです(笑)
    • 5. ごーどん
    • 2018年09月29日 16:35
    • 本当は地元に近い大会に出たいですね。
      でも私の住む三重県にはないのです、フルマラソンの大会が…。
      フルの大会がないのは今や三重と福井だとか。

      もう一つ遠征費用の問題からも近い方が助かりますよね。
      でも東京マラソン当選しました。
      また費用がかかりますが、こちらは嬉しい悲鳴であります。
    • 6. シブケン(管理人)
    • 2018年09月30日 19:27
    • ごーどんさん
      三重県にはフルマラソンの大会ないのですか!
      じゃあ北海道は冬があるとはいえ、まぁまぁフルマラソンの大会もあるので恵まれている方なんですかね。
      って言っても、北海道は広いので隣の県以上に離れていることも多いかもしれませんけど(笑)
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