アウトドアブームの昨今、トレイルランニングに興味を持つランナーは少なくないと思う。
だけど、どういう装備が必要なのかよくわからないよね。なんとなくリュックが必要なのはわかるけど・・レベルで。
だからといって「とりあえず、てきとーな装備で大会エントリーしてみっか」
なんて勢いだけでエントリーするのはやめた方がいい。
特に本格的なトレイルの大会に、何もわからない状態でエントリーするのは危険だ。
ケガをするから危険だと言っているんじゃないぞ。もちろん、ケガの心配はある。
あるけど、それ以上に警告しておきたいことがある。
みんな本格的な装備してるから、照れるぞ(笑)
「みんな本格的な装備だな。てきとーなのオレだけだな」
そう、本格的なトレイルの大会に何もわからない状態でエントリーして、てきとーな装備で山を走ってきたのは、オレです(笑)
2019年7月28日(日)のことだ。大雪山トレイルジャーニーという大会の「白滝天狗トレイル40K」という部門に挑戦してきた。
→大雪山トレイルジャーニー公式サイト(外部サイト)
→大雪山トレイルジャーニー公式サイト(外部サイト)
そこに集まるランナーたちは、普通のロードマラソン大会に集まってくるランナーたちと、あきらかに装備の「本気度」が違った。
それは当たり前のことだ。極端に言えば、命を落とす危険もあるわけだからね。だから装備も本格的だ。
たぶん、あの大会にオレ以下の装備で参加していたランナーはいないと思う(笑)
ただ、そんな装備でもケガをすることもなく、無事に制限時間内にゴールすることはできた。だから最低限、今回のオレの装備があればイケる、とも言えるだろう。そういう意味で参考にしてもらいたい。最低限の装備、という意味で。
まずは簡単に「白滝天狗トレイル40K」がどんなレースだったのか説明したい。
高低差図はこんな感じだ。
これだけじゃよくわからないかもしれないけど、まぁ、後半すんごく「山」だったってことだ(笑)
前半戦は一般的な山道を約20km、後半戦はすんごい「山」を約20kmでトータル40kmって感じだ。
前半戦は、車も通れる山道を走る。そこまで急な登り下りはない。
舗装道路も走る。
こういう山道は走りやすくて楽しいよね。
後半戦は、その景色もコースの難易度もガラリと変わる。
道なき道を走ったり。
渓流を渡ったり。
どこまでも登っていったり。
ガスがかった暴風吹き荒れる尾根を走ったり。
写真だけ見ると、後半戦おもしろそうでしょ?でも、前半戦で20km走ってからのこれは、なかなかキツかったよ。
このレベルのコースなら(って、けっこうハードだったけどね)今回のオレの装備でもイケたよ、ってことで。
もちろん、これは各大会で違ってくるのだろう。
これを踏まえて、オレの装備を見てみよう。
オレはサロモンのコレを使ったんだけど・・
両サイドに500mlのペットボトルぶっ刺して。
そんなやついねー。
リュックの両サイドに500mlのペットボトルぶっ刺してるやつなんていねー(笑)
いや、何人かはいたよ。いたけど、ほぼいねー。
このリュックも一応「山」用ではあるんだよ。でも、トレイルランニング用ではないのかな。
ほとんどのランナーは、胸部分に水分用のボトル入るやつか、ハイドレーションパック(水枕みたいなパック)をリュックの中に入れてストローをにょろっと出してる本格的なリュックだったよね。
オレが見た限り、ブランドは「アルティメイトディレクション」が多かった気がするよ。トレランのリュックといえば「アルティメイトディレクション」なんだろうね。
「アルティメイトディレクション」のリュック、かなりの種類あるんだよ。だからオススメするの難しいな。この写真でも参考に(ブルーの2つね)アマゾンとかで調べてみて(投げ出した)
高低差図はこんな感じだ。
これだけじゃよくわからないかもしれないけど、まぁ、後半すんごく「山」だったってことだ(笑)
前半戦は一般的な山道を約20km、後半戦はすんごい「山」を約20kmでトータル40kmって感じだ。
前半戦は、車も通れる山道を走る。そこまで急な登り下りはない。
舗装道路も走る。
こういう山道は走りやすくて楽しいよね。
後半戦は、その景色もコースの難易度もガラリと変わる。
道なき道を走ったり。
渓流を渡ったり。
どこまでも登っていったり。
ガスがかった暴風吹き荒れる尾根を走ったり。
写真だけ見ると、後半戦おもしろそうでしょ?でも、前半戦で20km走ってからのこれは、なかなかキツかったよ。
このレベルのコースなら(って、けっこうハードだったけどね)今回のオレの装備でもイケたよ、ってことで。
トレイルランニングの装備について
このコースを走るために、大会ルールで9つの「必携装備」が規定されていた。もちろん、これは各大会で違ってくるのだろう。
①スタートおよび各エイド出発時に1L以上の水分
②マイカップ
③補給食
④ファーストエイドキット(絆創膏、消毒薬、ガーゼ等)
⑤熊鈴
⑥雨具
※レインウェアは縫い目をシームテープで防水加工してあり、耐水圧20,000mm・透湿性10,000g/㎡24hrs 程度以上のものが望ましい。ウインドブレーカー、ビニールカッパ、ごみ袋等での代用は不可です。
※レインウェアは縫い目をシームテープで防水加工してあり、耐水圧20,000mm・透湿性10,000g/㎡24hrs 程度以上のものが望ましい。ウインドブレーカー、ビニールカッパ、ごみ袋等での代用は不可です。
⑦防寒着(雨具と兼ねてもよい)
⑧エントリー時に登録した番号の携帯電話(スマートフォン)
⑨保険証(コピー不可)
これを踏まえて、オレの装備を見てみよう。
リュック
まずはリュックだ。これがなきゃ始まらない。なんせ必携装備が多い。特にトレランの大会において「水分」の携帯は必須だ。街中のマラソンみたいに、多くのエイドは設置されない。たとえば、今回40kmの間に設置された「まともな」エイドは2か所だけだ。オレはサロモンのコレを使ったんだけど・・
両サイドに500mlのペットボトルぶっ刺して。
そんなやついねー。
リュックの両サイドに500mlのペットボトルぶっ刺してるやつなんていねー(笑)
いや、何人かはいたよ。いたけど、ほぼいねー。
このリュックも一応「山」用ではあるんだよ。でも、トレイルランニング用ではないのかな。
ほとんどのランナーは、胸部分に水分用のボトル入るやつか、ハイドレーションパック(水枕みたいなパック)をリュックの中に入れてストローをにょろっと出してる本格的なリュックだったよね。
オレが見た限り、ブランドは「アルティメイトディレクション」が多かった気がするよ。トレランのリュックといえば「アルティメイトディレクション」なんだろうね。
「アルティメイトディレクション」のリュック、かなりの種類あるんだよ。だからオススメするの難しいな。この写真でも参考に(ブルーの2つね)アマゾンとかで調べてみて(投げ出した)
あと、意外だったのが始祖鳥の化石マークでおなじみの「アークテリクス」のリュック使ってる人もけっこういるんだね。いや、アウトドアメーカーだってのは知ってたんだけど、普段使いのオシャレリュックのメーカーとして有名じゃない?実力はホンモノなんだね、こういう大会に出る人が使ってるってことは。
って言ってもさ、別にオレのリュックでもなんともなかったよ。負け惜しみじゃなくて。水飲むとき、いちいちリュックから片腕抜かないとペットボトル取れないけど(笑)
でも、それでいいんだ、オレ。水飲むときくらい止まって休みたいから、それでいいんだ。負け惜しみじゃなくて。
つーか、レース後半なんて疲れてドロドロで、リュックがどうだとか気にもしなかったわ!(負け惜しみです)
一応オレのコレ、ね。サロモンのやつ。
トレランに超オススメってわけではないよ。オレみたいに「まだ本格的にトレランやるって決めたわけでもないから、そんなにお金かけたくないな。とはいっても、名の知れたブランドがいいな」って人に(笑)最低限の装備、ってことで。6,000円前後で買えるはず。
マイカップ
エイドに紙コップなんて置いてないからさ。自分のコップを用意する必要がある。サロモンのふにゃっとなるコップをリュックにぶら下げてる人が多かったかな。
いやいや、100円ショップのコップで十分だったよ。負け惜しみじゃないよ。
実はコップがなくてもなんとかなったと思う。空になったペットボトルがあれば、それに水入れてもらえたから。ま、でも、折りたためるし100円だし軽いし、こんなので十分。ダイソーだったかな。
熊鈴
熊除け用の鈴。これも100円ショップで買った。いや、ただの鈴だけど。一応ちりんちりん鳴ってたけどね。他の人のちゃんとした熊鈴より音が小さかったかな(笑)これはダメだ。アウトドアショップのちゃんとした熊鈴でも数百円からあるから、それを買ったほうがいい。でもさ、ホント効き目あるのかね?
それどころか「こんなとこ、熊も来ねーよ!」って険しいコースが多かったけど(笑)泥んこの急な下り坂とか。オレが熊だったら、あんなとこ通らないわ。
雨具
レインウェアね。これは重要。この装備だけは後半戦の山に入る前にチェックされた。持っていなければ、それ以上進むことはできない。このレインウェア選びは苦労したよね。
だって推奨されてる性能「耐水圧20,000mm・透湿性10,000g/㎡24hrs 程度以上」を持ったレインウェアなんてクッソ高いからね。泣く子も黙るゴアテックス素材のが多いんだけど。2万円とか3万円とか。ちょっと名の知れたアウトドアブランドになると5万円とか。高すぎね?オレはまだ本格的にトレランやるって決めたわけじゃないんだ(負け惜しみじゃないよ)
でも、失格になったら嫌だしな。どうすればいい。まさか数字が、だから耐水圧20,000mmとかがチェックされるわけはないだろう、と。何をチェックされるのか。
「縫い目をシームテープで防水加工してあり・・」
この部分だ。
シームテープ加工のものを用意すればとりあず、見た目のチェックはOKだろうと。
そして実際、そこしかチェックされなかった。よかった。
こんな感じで、内側の縫い目がテープ加工されている。
なっかなか安くていいのなくてね。オレが使用したのはこれだ!
アマゾンで上下セット6,000円前後で買えると思う。数字的なスペックは推奨されるものの半分だけどね。なんとかいけるでしょ。チェックでOKもらったんだし。いや、だって5万円とか勘弁してくださいよ(笑)
大会の日、雨は降らなかったんだけど、山頂が暴風で風除けとして使用。これがなかったら汗をかいた体が冷えて大変だったと思う。
革手袋
これは絶対に持つべき。急斜面を登るときに四つん這いになって岩をつかんだり。急斜面を降りて行くときに、周りの木の枝つかんだりササの葉をつかんだり。オレは登山用ポール(ストック)持っていなかったから特に。
ワークマンとか作業着屋さんで数百円で買える。
アームウォーマー
手首のところに付いてるやつ。寒いときは腕をすっぽりカバー。これはありがたかった。山を登ったり下ったりで気温の変化がすごかったから。これ一枚あるだけで、体感温度がぜんぜん違う。ちなみに、これも100円ショップのやつ(笑)
シューズ
これだけはちゃんとしたの履いてたよ(笑)オレが大好きスポーツブランド「On」のクラウドベンチャーウォータープルーフってやつ。
その名の通り「完全防水」のトレランシューズだ。もともと雪上ランニング用に買ってたんだけど。
これがもう、このコースを走るには最高のシューズだったよね。これのおかげで完走できたと言える。
石がゴロゴロの道からがっちり足を守ってくれるし、グリップ力最高だし、なにより「完全防水」がありがたい。渓流を渡るのもなんのその。泥んこコースも気にせず進めた。他のブランドもトレランシューズだったら防水のものが多いのかもしれないけど、これから買う人は絶対に防水タイプをオススメする。
この大会を見た限りでは、やっぱりシューズは「サロモン」が多かったかな。あとは「モントレイル」あたりか。
そういえば、シューズも「アークテリクス」何人か履いてたな。トレランでは人気のブランドっぽいね。
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登山用ポール(ストック)
これはオレ、持ってなかったんだけど。
ほとんどの人が持ってたイメージ。これは勉強不足だったわ。そういうことなんだね。
オレもまだ詳しいことはわからないけど、これから挑戦する人は調べてみてほしい。きっと「持った方がいい」アイテムの一つだと思う。
そういえば、レース途中で見た光景でさ。女性ランナーがストックの代わりに長い木の枝を持って、走ってたんだ。なんかワイルドでかっこよかったよね。これぞトレラン、サバイバルだ!みたいな。
テーピング
テーピングしてる人多かったな。ヒザとか太ももに。オレはなーんもしてないけど。これもトレランには有効な「装備」なんだろうね。まとめ
トレラン、本気でやったらお金かかるわ~オレの装備は安かったけどね(笑)シューズ以外。そう、シューズはいいやつ揃えよう!急斜面の下りとか、ホント足痛ぇーから!
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コメント
コメント一覧 (4)
無事完走 お疲れ様でした
いつも楽しく拝見させて頂いてます
ウルトラからついにトレランにまで行きましたか。
何処まで行くか楽しみにしています。(笑)
ちなみに先月の某トレイル大会では行方不明者も出ていますので
気を付けてくださいね!
私は、この秋、初めてライトを使用する大会に参加します。
ドキドキ
楽しみです。
それと
熊。70kmのコース前半には、直ぐ近くに居たと思われます。
道のど真ん中に
大きな、あれが、3カ所くらいで見られました。
鈴は、とってもとっても大事ですね。
ありがとうございます!
そーですね、次は何処に行けばいいですかね?
いやいや、この辺で止めとかないと死にます(笑)
トレイルで行方不明?!いや、でも、十分あり得ますね、山に入ったら・・
夜走るんですか?山の中を?
いろんな意味でドキドキですね!
それもう、ランニングっていうか冒険ですよ(笑)がんばてください!
そういえば大雪山、確かに道のど真ん中にアレ、ありましたね。私も何回か見かけました。やっぱ100円の鈴じゃダメですね(笑)