マラソン大会の準備は難しい。

それはイコール天気を予想することだからだ。オレは気象予報士じゃない。だから難しい。
ネコを飼っていれば、あるいはそのヒゲの具合で天気を読めるのかもしれない。しかし残念ながらオレはネコを飼っていない。

テレビなりネットなりで天気予報を見て予想し判断するしかない。
でも、その天気予報ごとにけっこう違ってたりするから困ったものだ。

どのシューズを履くのか。上は半袖なのか長袖なのか。タンクトップという選択肢もあるかもしれない。
下はタイツを履いた方がいいのか。手袋は?帽子は?雨が降ったら100円カッパを着て走ろうか。などなど。
それらの選択は、基本、その日の天気によって左右される。

暑かったら薄着、寒かったら厚着、なんていう単純な話しではない。

晴天で気温が高くなりそうだから「長袖はないな、半袖でいこう」、そんな単純な話ではないということだ。
直射日光を避ける長袖の方が涼しいという説もあるし、女性なら日焼けを嫌う人もいるだろう。

タイツも保温性よりサポート機能重視で着用する人は、暑い寒いはあまり関係ないのかもしれない。
いやいや、やっぱり暑かったらサポート機能付きのハイソックスにするよ、なんてこともあるのだろうか。
テーピングで事足りるよ、そんな話かもしれない。

曇りだから帽子はかぶらなくていいって?
バカやろう!天気なんて関係ねーんだよ!髪の毛が、あ、いや失礼。
ついつい声を荒げてしまったね。なんでもない。
そうだね、「普通の人は」曇りだったらかぶらなくてもいいかもしれないね。

ところで、ウェアなんてそこまで気にすることか?そう思う人もいるだろう。
半袖も長袖もそんな変わらねーだろ、って。そんなこと考えてるヒマあったら走り込めよ、なんてね。

確かにハーフマラソンくらいの距離までだったら、暑くても寒くても雨が降ってもどうにかなるかもしれない。
走ってる時間は2時間前後の人が多いはずだ。その間にそこまで天気が急変することもないだろう。急変したとして、なんとか我慢できる時間だ。

でも、その距離がフルになったら?100kmウルトラマラソンになったら?どうだろう。
人によっては、5時間も6時間も10時間も12時間も走り続けることになる。天気の急変があってもおかしくない。

オレはウルトラマラソンに初挑戦した2018年のサロマ湖で確かにそれを見たんだ。

90km過ぎの地点だ。雨が降って暴風で気温が急激に下がっていた。
スタートした時は、晴天で途中暑いくらいの天気だったのに。急変だ。

コース上に横たわるランナーを見た。タンクトップにランパンのその姿から想像するに、それまでは快走していたエリートランナーだろう。
そのランナーがエマージェンシーシートにくるまって横たわっているんだ。
詳しい症状はわからないが「低体温症」なんてワードを耳にした。しゃがみ込んでいるランナーもいた。両腕で自分を抱くようにブルブル震えながら歩いているランナーもいた。

その選択ミスが(例えばレインジャケットの携帯)レースの勝敗を、いや生死をも左右すると言っても言い過ぎじゃないだろう。
文字通り生き死にの「生死」だ。やっぱり言い過ぎかな(笑)
いやいや、山を走るトレランになったら笑ってる場合じゃない。オレは今年初挑戦した「大雪山とトレイルジャーニー(白滝天狗トレイル40km)」で、その片鱗を垣間見てきた。

ところで雨のレースだったらシューズはどうしてる?
舗装道路を走る一般的なロードレースの話だ。特に選択肢を持たない人も多いのではないだろうか。
濡れるけど、それはしょうがないだろって。汚れてもいいように「お古」なシューズを履くという選択肢はあるかもしれない。

オレは選択肢を持っている。

そう、オレご自慢の(笑)ランニングシューズ「Onクラウドフライヤーウォータープルーフ」だ。
ロード用の
完全防水のランニングシューズだ。


この記事に書いてある通り、2018年のサロマ湖ウルトラマラソンで雨のマラソンを経験して、それを踏まえて購入したシューズだ。今年2019年のサロマ湖雨対策として。

結局2019年は、100kmを走った12時間の間一滴も雨降らなかったけどな。

その後も雨の中を走る機会はなく・・
オレは「ウォータープルーフ」が火を噴くのを今か今かと待っていたんだ。

その時はやってきた。

何日か前からチェックしていた天気予報が、北海道マラソン2019開催当日2019年8月25日(日)の天気予報が雨っぽくなっていたんだ。

きたこれ。そう思った。
みんな雨の中を濡れたシューズで苦労して走る中、オレは「ウォータープルーフ」で快走だよ、と。


しかし残念ながら、
天気予報は「曇り」へと変化してしまったんだ。残念ながらっていうのもおかしいけど。オレだって雨より晴れの方がいいからね。
でも、やっぱり「ウォータープルーフ」が火を噴くのを待っていたから・・残念ながら天気予報は・・せいぜい付いて「小さな傘マーク」になっていた。「一時雨」のそれだ。

果たして大会当日、雨は降った。

けっこう降った。スタート前から降った。レース途中もけっこう降った。レース後半、雨は上がったけどコース上に水たまりは多くできていた。こまめに進路を変えなければならないほどに。

そう、だってオレ、「ウォータープルーフ」を履いてなかったんだ(笑)

数日前に買った「ノーマルモデル」のOnクラウドフライヤーを履いて走っていたんだ。

北海道マラソン-1-1
北海道マラソン-1-2

買ったばかりだから、それも履きたかったんだ。
おニューのシューズが、けっこうびちょびちょに濡れた。シューズの中に雨は、水たまりの水は簡単に浸透してきた。靴下が濡れて不快だった。

「オレはなんでウォータープルーフを履いてないんだ」

レース中、その半分くらいはずーっと「オレはなんでウォータープルーフを履いてないんだ」って後悔の念に囚われていた。正直レースどころではなかった(笑)
「なんでだ」「なんでなんだ」「なんで今日に限って」「くそっ足濡れてる」
そんなマイナスマインドでずっと走っていた。

天罰だ。まさに「天」罰だ。雨の中、みんなが苦労することを、自分が優位になることを願った罰だ。
あれだけ毎日のように天気予報を見て、悩んで、最後の最後で「ウォータープルーフ」をチョイスできないオレ。終わってる(笑)

後半晴れたからよかったけどさ。

マラソン大会の準備は難しい。

北海道マラソン2019-4



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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. ゴキゲン
    • 2019年09月03日 12:41
    • 内地のものです
      ウェアはいつもマラソン大会でもらうTシャツばかり着ていて気にしたことありませんでした。
      シブケンさんのブログ見て思い出したのですが、今回こそはとサブ4を目指した大会で気温が25度と高い日に上下黒タイツで黒シャツ黒パンツで大撃沈しました。太陽の日差しをモロに吸収したためと大反省しました。
      北海道の方はむしろ寒さ対策で黒いウェアの方が多いんでしょうか。土地勘でも変わってきますよねー
    • 2. シブケン(管理人)
    • 2019年09月03日 13:40
    • ゴキゲンさん
      大撃沈、お疲れ様でした(笑)いや、25℃はちょっと厳しいですよね。
      ウエアも重要ですけど、最近暑い日のレースは、スポンジを使って頭とか首筋に水をかけることを積極的にやっています。効果あるのかよ、と思っていましたが、あるような気がしないでもないですよ(笑)もしやっていなければ試してみてください!
      次はサブ4いってやりましょう!
    • 3. チャー
    • 2019年09月07日 08:01
    • …そっちかーい(*・ω・)ノ

      絶好のチャンスを逃したとあったので、
      某ブログの
      「近年まれにみる『記録の狙いやすい道マラ』」
      のくだりが頭の中に浮かびましたが…
      そっちかーい(*・ω・)ノ

      けど確かに、ウォータープルーフが火を噴いたレポート読みたかったです。
      シブケンさんの次のレースが雨に見舞わられますように(笑)

    • 4. シブケン(管理人)
    • 2019年09月07日 08:34
    • チャーさん
      こっちでした(笑)
      あ、記録も狙ってたんですよ!自己ベスト。かなり前半で「無理だな」ってなったんですけど。ありえない「後半ペース上がるかも」に期待して走ってました。もちろん上がりませんでしたけど・・
      雨は、あれですね、やっぱり降らない方がいいかな(笑)
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