出来もしないことで見栄を張っても、ロクな結末を迎えないことは太古の昔から決まっている。

例えば高級フレンチレストランでデート。フルコースのディナーだ。
まずナプキンを広げるタイミングがわからない。最初からつまずく。
料理が出てきたからって、ガツガツ食べてはいけない。
ここは会話を楽しみながら、ゆっくりと食事をする場所だ。
そんなに早く平らげてしまったら、次の料理が出てくるまでの間がもたないぞ。
パンを食べ終わるごとに、おかわりを勧めてくるからって無限に食べたらダメだ。わんこそばじゃないんだから。ダメってことはないんだけど。

帰り道、こんな言葉を口にしてしまうはずだ。
「かつ丼でも食いにいけばよかった」
デートは失敗に終わる。

出来もしないことで見栄を張っても、ロクな結末を迎えない。
出来ることをやればいい。カニが横に歩くように。

フォアフット走法をやめようと思う。
正確には「フォアフット走法で走ってみるかな」と思うことをやめようと思う。いや、やめた。

出来ないからだ。

「フォアフット走法」とは、簡単に言えば足裏の「つま先側」で着地する走法だ。
その他、足裏全体の着地とかかと側で着地するパターンがある。着地フォームは、大まかにその3パターンに分けられる。
どれがいい、というのはないと思う。人それぞれに適した着地があるはずだ。

ただ、ここ数年「フォアフット走法」が有利なんじゃないか、という雰囲気はある。

例のナイキの厚底靴が市民権を得たのが大きいかもしれない。
マラソン日本記録保持者(2019年9月5日現在)の大迫傑選手の走りが「フォアフット走法」だというのも大きいだろう。
世界を見ても、アフリカ系のトップランナーの多くは「フォアフット走法」で走っているという。

その影響で、ランニングフォームを「フォアフット走法」に替えた(替えようとしている)市民ランナーも多いのではないか。
オレがそうだ。
って言っても、「気持ち」つま先側で着地してみてる、ってだけだ。試しに、って感じで。
ところがそうやって走っても、写真を見ると「もろ」かかとで着地している。「もろ」だ。
以前の着地フォームと何も変わっていない。
いや、変わらないどころか悪い影響も出てきた。

今までならなかったところが筋肉痛になったり。足裏の親指の付け根あたりが水ぶくれになったり。
もうやめた。
出来もしないことで見栄を張っても、ロクな結末を迎えない。

そう決めたのは、来月エントリーしている札幌マラソン(ハーフ)で自己ベストを更新したいからだ。
最近、そのことを念頭に走り込んでいるんだけど(それほどでもないけど)あと1ヶ月で何ができるのか。
ハーフマラソンのタイムは、自分的にけっこうギリのところまできていると思うんだ。
ギリというのは「ピーク」に近いと言い換えてもいい。

ちょっとやそっとじゃ、自己ベストを更新できないということだ。
「その1秒を削りだせ」の戦いになると思う。そう、東洋大スピリッツだ。
オレの場合、それに比べたらずいぶんとレベルの低い「その1秒」だが(笑)

あと1ヶ月で「その1秒」のために筋力アップという話でもないだろう。無理だよ(オレのやり方じゃ)今さら筋力アップは。
だったら、フォームを見直そうと思った。
最近は脚を痛めることもなく、もしかしたら自分の体に合ったランニングフォームで走れているのかもしれない。
だけど改善の余地がないわけはないだろう。つうか、大いにあるはずだ。余地だらけのはずだ。

一歩一歩のゼロコンマ何秒かを改善していけば、「その1秒」を削りだせるはずだ。

まず、最近あやふやになっていた「着地」を決めようと思った。
「フォアフット」は無理だ。そもそも出来ていない。まったく出来ていない。

「フォアフット走法で走ってみるかな」と思うことをやめた。
だったら、元にもどして足裏全体の着地にしよう。そう決めた。いや、実はそれすら出来てなかったんだけど。
マラソン大会の写真を見れば、どのシーンを切り取っても「もろ」かかとで着地しているオレがいる。

だったらもういい、「もろ」かかと着地でいこうと決めた。カニが横に歩くように。

とはいえ、理想としては、気持ち的には体の真下に「足裏全体で着地」だ。
その着地の瞬間、「かかとを強く踏み込んでシューズの反発力を最大限もらう」そんなイメージだ。
どんなランニングシューズのソールも、かかと部分が一番厚い。
だからそこが一番クッション力に優れ、そして一番反発力があるはずだ。

昨日、そんなことを考えながら走ってみたら、なかなか調子がよかった気がする。
フォーム改造
あくまでもオレの考えね。いろいろ間違えているかもしれない。
だけど、速く走るためにランニングフォームの改善にチャレンジしてみるのも悪くないだろう。自分の体に最適のランニングフォームを見つけるために。

そう、エビが後ろに進むようにね。
出来もしないことで見栄を張っても、ロクな結末を迎えない。
小手先の悪あがきに見えなくもないが(笑)

高級フレンチレストランでワインを選べる大人になりたかったのに、居酒屋で「とりあえずビール」なオレです。


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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. てっぺい
    • 2019年09月06日 09:42
    • 札幌マラソンは往路下りで復路上りのため、記録更新には向いてない気がするのですが、ほぼ同じ条件の日刊で記録更新をされたシブケンさんならきっとできると信じてます!
      来年、美唄ハーフ一緒に走りませんか?超フラットで記録を狙えますよ!!
      私もサブ100目指して頑張ります!
    • 2. シブケン(管理人)
    • 2019年09月06日 14:52
    • てっぺいさん
      って言っても、オレその2つの大会しかハーフ走ったことないから・・あ、一回函館のハーフ走ったか。美唄ね。毎年同じ大会ばかりだからたまに違うの走りたいな(笑)
      サブ100イケるイケる!
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