年の瀬だ。ランニングにおける来年の目標みたいなものを一つや二つは心に決めたい。
そして、その目標を声高らかに宣言したいところだ。が・・宣言できないオレがいる。

ランナーにとって「目標」は走る原動力の一つとして大切なものだ。
特にオレみたいに意思の弱いランナーは、目標がないと走ることをついついサボってしまう。

多くのランナーが来年の目標に掲げるのは「ゴールタイムの自己ベスト更新」だろうか。
これは誰にでも達成の可能性がある目標だ。だって去年の自分に1秒でも勝てばいいんだぜ?できない理由がないだろう。
もちろん年齢的に、体力的にその人のピークはある。だからいつか自己ベスト更新はできなくなるのは認めなければならない事実だ。
とはいっても、やっぱり、去年の自分に1秒でも勝てばいいんだぜ?
そう考えれば、いつまでも自己ベストを更新し続けられる気がしないでもない。
右足が沈む前に左足を出して、左足が沈む前に右足を出せば水の上を歩けるように(いや、歩けないから)

「未知の距離に挑戦する」という目標もあるだろう。
10kmの次はハーフ、ハーフの次はフル、そしてウルトラマラソンに挑戦だ。

オレも来年、未知の距離に挑戦したいと思っているレースが一つある。いや、やっぱり挑戦しないかもしれない。揺れ動いている。だから宣言できないでいる。

失敗したっていいじゃない、とりあえず宣言しちゃえよ。誰もお前の挑戦なんか気にしてないんだから。そんな話かもしれない。わかってる。別に失敗したところで命を奪われるわけでも・・

いや、命を奪われる可能性はゼロじゃないんだ。だからビビっている。

そんな大袈裟な、と思うかもしれない。
そもそもそんな危険なレースにお前がエントリーできるわけねーだろ、と。

ごめんなさい、大袈裟でした。
だけど、やっぱり命を奪われる可能性はゼロじゃないレースだと思うんだ。

来年7月の(たぶん)「大雪山トレイルジャーニー70kmの部」への挑戦を迷っている。山を走るトレイルレースだ。

オレは今年「白滝天狗トレイル40km」というレースに挑戦した。初めてのトレイルレースだ。


「大雪山トレイルジャーニー70km」の一部を走るコースだったんだけど。
一部っていったって山の中を40kmだからね。トレイル初挑戦のオレが走るにはなかなかハードなレースだったんだ。

それはもう、ゴールしたときの満足感、充実感は大きなものだったよ。40kmでも。
だけど、トレイルなんかに(なんかに、って悪い意味じゃないですよ)挑戦しなければよかった、そう思わなくもないんだ。
「大雪山トレイルジャーニー70km」なんて知らなければよかったって(笑)

大雪山トレイル
早朝の大雪山トレイルジャーニー70kmのスタート。かっこよかったな。実際の写真です。

なぜなら「70kmの部に挑戦しなかったら負けじゃね?」そんな気持ちが芽生えてしまったからだ。
誰かと比べて「負け」とかいう話ではない。
「白滝天狗トレイル40km」を走っている時に「もしかしたらオレも70kmイケるかも?」そう思えた一瞬があったんだ。その気持ちに負けたくないな、って。

だけど、安易な気持ちで挑戦してはいけない、ということもわかったんだ。
たとえば山の上でケガをして動けなくなったら・・多くの人に迷惑をかけてしまうことになる。
そこは簡単にリタイアできる場所じゃなかった。自己責任、で終わる話じゃない。誰かの助けが必要になる。
一歩踏み外したら谷底へ真っ逆さま、なんて場所もなくはない。命を落とす可能性はゼロじゃない。
いや、最悪オレが死のはいいけど(よくないだろ)そのせいで大会がなくなる、とかあってはならないことだ。
トレーニングを積んで自信を持ったランナーのみ挑戦が許されるレースだと思った。
その上でのリタイアはしょうがない。でも、安易な気持ちで参加してのリタイアは許されないと思った。まぁ、険しい山に入る前にリタイアすれば自力でなんとかなるかもしれないけど。

身の程を知らずが参加していい大会ではない、ということだ。マラソンレースは、時に身の程知らずな挑戦もアリだと思う。だけどトレイルレースは身の程を知らなければならないと思う。トレイル初心者のオレが言うのもなんですけど。

だからオレは迷っている。挑戦を宣言できないでいる。

以前このブログに書いたけど、目標のインフレ傾向に流されてもいけない。
「高い目標を持たなければダメ」的な雰囲気に流されてはいけないということだ。
楽しく走るためには、身の程を知ることもまた大切なことだ。


令和元年を迎えた今年もいろいろなランナーの挑戦を見た。見せつけられた!(羨望)
トップアスリートからSNSで見かけた名も知らぬランナーの挑戦まで。
世界一過酷なレースでの優勝もあったし、初めてフルマラソンを完走したというのもあった。
そのそれぞれの挑戦が「オレもがんばらなきゃな」と思わせてくれた。
達成した挑戦にだけ刺激をもらったわけでない。達成できなかった挑戦にだって刺激をもらった。逆に達成できなかったからこそ、達成した挑戦以上に刺激をもらったこともあった。

そしてその多くの挑戦に「宣言」があった。

「優勝を目指して走る」「自己ベストを更新する」「歩いてでも完走する」「100日連続100km走る」などだ。
宣言することは簡単じゃない。宣言することでプレッシャーが生まれる。もちろん、そのプレッシャーがいい方向に作用することもあるだろう。だけど嫌々走る日が多くなってしまう危険もある。
ランニングを楽しむためにレースを走るのに、それによって日々のランニングが嫌になる。本末転倒だ。だから宣言することは簡単じゃない。

来年「大雪山トレイルジャーニー70km」に挑戦するかどうか。

こう宣言したいと思う。
「大雪山トレイルジャーニー70km」挑戦にむけてトレーニングはする。一つくらい別のトレランの大会にも出てみる。そしてエントリーのその日までに完走する自信を持てたなら挑戦する。自信がないのなら無理はしない。

「そうですか、好きにしてください」としか言えない宣言ですみません(笑)








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コメント

 コメント一覧 (6)

    • 1. ゴキゲン
    • 2019年12月24日 18:44
    • わかります。僕もシブケンさんに触発されてウルトラを何度も走ろうとしてエントリー画面とにらめっこしましたが、次のマラソン走ってから決めようとして実際フル走ると38k過ぎには、
      「あっぶねーウルトラエントリーしなくて良かった。ぜってームリ。一億もらってもムリ」
      と毎回思うのでした。
    • 2. hinahio
    • 2019年12月25日 00:30
    • 私も来シーズンの最大目標を、大雪山トレイルか、津軽ジャーニーランかで、迷ってます。
      どちらも49歳には厳しそうですが。
      お互いフルマラソンから逃げ腰ですかね?(笑)
      そういう年頃かな?(笑)
    • 3. シブケン(管理人)
    • 2019年12月25日 09:18
    • ゴキゲンさん
      「ウルトラを何度も走ろうと・・」そんな想いがあるのならサロマ湖ウルトラはオススメです。ウルトラの中では一番フラットなコースらしいですし(これで?ホントかよ!とは思いますが・・)山の中を走ることもありませんし、20km以降は5kmごとにエイドもありますから、なにかあってもリタイアし放題!(笑)
      はい、ウルトラに挑戦しない理由がなくなった!ゴキゲンさんサロマ湖エントリー待ったなし!
    • 4. pen
    • 2019年12月25日 09:21
    •  以前ラン仲間との飲み会で
      「サロマ湖は無理かなぁもう61歳だし~」って振ったら
      「penさんならまだ若いほうかも。結構ご高齢の方いますよ」
      とサロマンブルー目指す友人いや仲間が言っていました。
       私の目標は、大迫、キプチョゲなどの走り方、フォアフット走です。もしできたら、ふくらはぎが細くなるらしいですよ! ダメだったらまた報告しますね。
      ここで宣言してないで自分のブログでしろよって話ですがw

      ・・・女性店員さん戻ってきてくれ~!
    • 5. シブケン(管理人)
    • 2019年12月25日 09:23
    • hinahioさん
      いやいやいや、ちょっとちょっと!まだまだフルマラソンもがんばりますよ!(笑)
      来年はそろそろサブ3.5に挑戦しよっかなって(小声)
      ところで「津軽ジャーニーラン」ってのがあるんですね、調べてみよう。
    • 6. シブケン(管理人)
    • 2019年12月25日 09:32
    • penさん
      いや、ホント、サロマ湖は高齢(と思われる)のランナーさん、たくさん走ってますよ!
      そんなランナーに抜かれるときの悔しさったら!(笑)
      「フォアフット」ですか!やりますね~がんばってください!
      私も試しに、ちょっとマネて(ほんとマネって感じで)走ってみたことありますけど、ダメだこりゃ、ってなってそっこー元に戻しました。逆にかかと着地でも自分にあってりゃいいだろ、ってことにして(笑)
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