目からウロコ、だ。パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない、だ。
マンションのベランダでフルマラソンを走った男がいるという。
フランスに住むエリーシャ・ノチョモヴィッツさんだ。2020年3月17日の話だ。
コロナだ。
いわゆるコロナウイルスの感染拡大を防ぐために、不要不急の外出は自粛しなければいけない世の中になっている。(2020年4月6日現在)
日本では「自粛」ということになっているが、世界に目を向けると、もっと厳しい要請や支持があるようだ。外出禁止だったり、それを破れば罰金刑だったり。
この状況で、ランニングはしていいのだろうか?
その是非は一度置いておく。
時代が変化している。僕たち私たちは、まず、それを理解しなければならない。
ここ数年、コロナ以前からその変化は顕著だった。スマホに関するテクノロジーの進化が大きいのかもしれない。
SNSの普及による人間関係の変化。より多くの人と「つながる」ことができる世の中になった。支払いのキャッシュレス化。ランニングひとつとっても、スマホさえ持っていれば小銭を待たなくていい便利さ。
その他、なんだろ、今すぐは思いつかないけどなんかいろいろあるだろ。変化してるやつ。
時代は日々変化している。それは肌で感じているはずだ。
そして、コロナだ。世の中大変なことになっている。
コロナ以降、この時代の変化はさらに加速するだろう。だってもう、目に見えて世の中が変化し始めてるじゃない。
通勤ラッシュを避けるためのテレワーク。自宅にいながら、全国各地の友人とスマホやPCを前にインターネットでつながるオンライン飲み会。
今まで、頭ごなしに「できるわけねーだろ」そう思っていたことが、案外簡単だった、なんて事例は後を絶たない。たとえば、ほら、なんだろ、テレワークとオンライン飲み会以外は今すぐには思いつかないけど、なんかいろいろあるだろ。とにかく後を絶たないはずだ。
今まで、頭ごなしに「できるわけねーだろ」そう思っていたことが、案外簡単だった、なんて事例は後を絶たない。たとえば、ほら、なんだろ、テレワークとオンライン飲み会以外は今すぐには思いつかないけど、なんかいろいろあるだろ。とにかく後を絶たないはずだ。
時代は日々変化している。変化についていかなければならない。
もちろん、時代の変化に「ついていかない」という価値観もアリだろう。
インターネットワークを一切合切遮断して、どこかの田舎に畑を借りて自給自足の生活、なんてのも素敵かもしれない。それはそれで簡単なことではないと思うけど。
だけど、時代の変化についていきたいのなら、自分自身も変化していかなければならない。
今持っている「常識」を疑い、時にそれを捨て去り、柔軟に変化し対応していかなければならない。
「コロナの感染拡大を防ぐために飲み屋に集まるな」と言われたら「じゃあ、家でオンライン飲み会するわ」
そんな柔軟さが欲しい。
この際、ランニングに関する常識も疑ってみようじゃないか。
例えば、オレは雪国北海道は札幌に住むランナーなんだけど、数年前まで「冬は走れない」そう思ってオフシーズンにしていたんだ。それがオレの中の常識だった。
だって、外は雪が積もってるし走れるわけねーだろ、って。単に「走りたくない」だけだったのかもしれないが(笑)
でも、春のマラソンシーズンに向けて走った方がいいだろうな、とは思っていたんだ。でも、走れるわけねーだろ、と。
あるとき、試しにと思って安っすいスノーシューズ(ランニング用ではない、テキトーなダッサいやつ)を買って走ってみたんだ。
なんの問題もなく、普通に走れたよね。
「雪の上は走れない」という常識を覆した瞬間だ。「覆した」なんていう大それたことじゃないけど(笑)
その日、フランスのある地域では、コロナの感染拡大を防ぐために外出制限措置がとられていたということだ。そんな中、エリーシャ・ノチョモヴィッツさんは自宅のベランダで、42.195キロを6時間48分で走りきったという。ちなみに、ベランダは長さは約7メートル。
そのネット記事→「ベランダで男性がマラソン完走 新型コロナで外出制限のフランスで」(Yahooニュース)
「マラソンは広い場所、長いコースがなければ走れない」そう思い込んでいるランナーは多いと思う。エリーシャ・ノチョモヴィッツさんは、そんな常識を覆したんだ。
「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない」よろしく「公園を走れないならベランダを走ればいいじゃない」だ。
これは、ある意味発明だ。目からウロコ、だ。
たとえばロング走をやるとき、慣れるまではコース作りに苦労することが多いかもしれない。グーグルマップをにらみながら、エイドになりそうなコンビニを探したり。途中でリタイアする場合の(できるだけ考えたくはないけど・・)交通機関を調べたり。もちろん、天気も心配だ。
家のベランダを走れば、それらの心配はいらない。のどが乾いたら冷蔵庫を開ければいい。途中リタイアなら、そのままベッドに倒れ込んでもいい。雨が降ったって、ベランダに屋根があれば大丈夫だろう。なんなら、部屋の中を走ればいい。
部屋の中?それはないだろ。そう思った人に、この記事を紹介したい。
月間ランナーズ2020年4月号だ。「グルグル走」の記事だ。
オレのマラソンバイブル「赤い本」「黄色い本」の著者岩本さんと2000年スパルタスロン王者!内科医ランナー大滝先生の対談記事だ。
「赤い本」
「黄色い本」
これは要チェック記事だな、そう思って久しぶりに月間ランナーズを購入した。
なんでも、マラソン関連の本は立ち読みしても身にならない、という都市伝説があるので(笑)
写真を見てもらえばわかる通り、滝本先生がテーブルとソファの周りをグルグル走っている。もちろん室内だ。病院に泊まり込む当直のときに行うトレーニングだという。休憩をはさみながら3~4時間!続けることもあるという。
なぜそこまでして、と思う人もいるかもしれない。
滝本先生はこう言う。
「忙しいから練習できない」とは言いたくなかったので、と。
耳が痛い(笑)
記事には股関節を鍛えるのに適したトレーニング方法だ、とか興味深いことが多く書かれているので知りたい人は購入してみてほしい。もう、今は書店にはないのでネットなんかでバックナンバーでの購入になると思う。
やろうと思えばどこでも走れる、ということだ。
写真を見てもらえばわかる通り、滝本先生がテーブルとソファの周りをグルグル走っている。もちろん室内だ。病院に泊まり込む当直のときに行うトレーニングだという。休憩をはさみながら3~4時間!続けることもあるという。
なぜそこまでして、と思う人もいるかもしれない。
滝本先生はこう言う。
「忙しいから練習できない」とは言いたくなかったので、と。
耳が痛い(笑)
記事には股関節を鍛えるのに適したトレーニング方法だ、とか興味深いことが多く書かれているので知りたい人は購入してみてほしい。もう、今は書店にはないのでネットなんかでバックナンバーでの購入になると思う。
やろうと思えばどこでも走れる、ということだ。
コロナの感染拡大を防ぐ行動をしなければなならないこの状況で、ランニングはしていいのだろうか?
オレ個人の考えでは、ランニングして「いい」と思っている。自分なりに情報を集めて考えた結果だ。
もちろん、地域の状況にもよるし、人混みを避ける、とか様々な制約はある。でも、健康を維持するための運動としてのランニングはOKだと思っている。
ただ、あまり肺に負担はかけない方がいいらしい。強度は控えめに、ということだ。ジョギングだよね。
なんてオレが書くと、お前が追い込んだ走りをしたくないだけだろ、って言われそうだけど(笑)いや、マジで、こんなご時世です。あまり無理はしないでいきません?(急に共感を求める)
でも、今後状況が変わって、やっぱり外でのランニングは控えるべきだ、となるかもしれない。オレ自身の考えとしても。
そうなったって大丈夫だよね。
幸いオレの家にはベランダがある。そこを走ったっていいんだ(いいのか?)。フルマラソンもOKだ!部屋の中をグルグル走ったっていい。
だけど、その状況はやっぱり普通じゃない。
家の人に「頭大丈夫?」そう心配されるかもしれない。
でも、問題ない。
こんなご時世にランニングのことを心配している時点ですでに「頭大丈夫?」案件だ(笑)そして、オレは知っている。少なくともフルマラソン以上の距離を走るようなランナーの多くは走ることによって「頭大丈夫?」と言われることを、それほど嫌っていないことを。違ってたらごめんなさい。
大変な世の中だけど、状況に応じてうまくやっていこう!柔軟に変化しながらね。
もちろん、地域の状況にもよるし、人混みを避ける、とか様々な制約はある。でも、健康を維持するための運動としてのランニングはOKだと思っている。
ただ、あまり肺に負担はかけない方がいいらしい。強度は控えめに、ということだ。ジョギングだよね。
なんてオレが書くと、お前が追い込んだ走りをしたくないだけだろ、って言われそうだけど(笑)いや、マジで、こんなご時世です。あまり無理はしないでいきません?(急に共感を求める)
でも、今後状況が変わって、やっぱり外でのランニングは控えるべきだ、となるかもしれない。オレ自身の考えとしても。
そうなったって大丈夫だよね。
幸いオレの家にはベランダがある。そこを走ったっていいんだ(いいのか?)。フルマラソンもOKだ!部屋の中をグルグル走ったっていい。
だけど、その状況はやっぱり普通じゃない。
家の人に「頭大丈夫?」そう心配されるかもしれない。
でも、問題ない。
こんなご時世にランニングのことを心配している時点ですでに「頭大丈夫?」案件だ(笑)そして、オレは知っている。少なくともフルマラソン以上の距離を走るようなランナーの多くは走ることによって「頭大丈夫?」と言われることを、それほど嫌っていないことを。違ってたらごめんなさい。
大変な世の中だけど、状況に応じてうまくやっていこう!柔軟に変化しながらね。
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ホントだ、すげー・・ランナーは強い!