ギター弾き語り

音楽が好きな人におすすめしたい趣味は「弾き語りライブ」だ。
家で一人、ギターをポロンと弾き語りするのも楽しいと思うが、この際「ライブ」に挑戦してみてほしい。
人前で歌うことは、なかなか刺激的な経験になるはずだ。カラオケボックスでは味わえない緊張感、満足感を得られることだろう。

タイプ別に「弾き語りライブ」の楽しみ方を提案したい

タイプ1 楽器が弾けない。
タイプ2 ライブの経験はないが、家で弾き語りはやっている。
タイプ3 昔バンドを組んでライブもやっていたが、今は楽器を触ることもない。
タイプ4 今バンド活動をしているが、一人で弾き語りライブをやったことはない。


タイプ1 楽器が弾けない

おすすめ楽器はギターだ

とにかくまず、楽器を弾けるようにならなければならない。

弾き語りといえば、ギターかピアノなどの鍵盤楽器を演奏するのが王道だ。習得しやすさ手軽さでいえば、やはりギターを選ぶべきかな。
購入するにしてもギターの方が安い。もちろんピンキリだが、1万円も出せば「とりあえず」人前で弾いても恥ずかしくないレベルのものは買えるだろう。鍵盤も1万円くらいで買えるカシオのキーボード的なものはあるにはあるが、大人が使うには安っぽくてちょっと照れるかな。

いや、ギターにしろピアノにしろ人前で演奏できるレベルになるのに何年かかると思ってんだよ、今さらやってられっかよ、そう嘆く人もいるかもしれない。


大丈夫だ、みんなヘタクソだ

アマチュアライブを観に行くと、超初心者的なヘタクソなやつはいっぱいいる。安心してくれ。それでもみんな元気に人前で歌ってるよ(笑)

もちろん、そんな
ヘタクソなやつは出られないステージもあるさ。でも、最近はちょっとした飲食店の片隅で歌うような、弾き語りライブイベントもたくさんある。初心者オッケーのところもたくさんある。
2、3ヶ月も練習すればなんとか人前でやれるレベルにはなれるんじゃないかな。まだヘタクソだと思うけど。でもヘタクソでもいいじゃない、人前に出て恥をかいた方が上達も早くなるし。


アマチュアミュージシャンウォッチャーのオレに言わせてもらえば、そもそもアマチュアなんてヘタクソでなんぼ、だからね。上手い演奏を聴きたかったら、プロの演奏聴いてればいいんだから。
アマチュアは個性的だったりバカっぽい方がおもしろい。そういうのを求めてアマチュアライブに足を運ぶのはオレだけじゃないはずだ。

だから、上手くなるより個性的なライブをめざそう!


ギターとかピアノじゃなくてもいいんだよ

でもやっぱ、ギターとかピアノ難しいだろ、無理だよ。そう思う人もいるかもしれない。

だったら太鼓でも叩けばいいじゃない。叩き語りだ。いやマジで。
太鼓っつっても、和太鼓の叩き語りはさすがに見たことないけど、カホンやジャンべといったパーカション的な打楽器での叩き語りなんて何度も見たことがある。

叩くだけならできるだろ?

ただこれにはリスクがあって、やっぱり叩き語りは一般的ではないから、過度に期待されてしまう可能性はある(笑)
「おっ、あいつなんかおもしれーことやるんじゃね?」って。
その期待を上回ることは、なかなか難しいかもしれない。


やっぱ楽器なんてできねーわ

なんてあきらめてしまう人もいるかもしれないが、ちょっと待った。楽器が弾けなくても弾き語りライブをする方法はいくらでもある。

たとえば、友人にギターを弾いてもらって歌だけ歌えばいいじゃない。
そんな友人いねーよ、ってことなら、お店のマスターに弾いてもらってもいいじゃない。

上にも書いたとおり、弾き語りライブはライブハウス以外でも、カフェバーなんかの飲食店でやることも多い。そういうイベントは客寄せにも一役買っているのだろう。そんなお店のマスターは音楽好きに決まっているし、自らが出演することも多い。頼めば喜んで伴奏をしてくれることだろう。
最近はライブイベントを開催するお店も増えてきていて、いわば客(出演者)の取り合い状態だ。そういう意味でも親切にしてくれるマスターは多いはずだ。

で、そのうちきっと、自分でも楽器を弾きたくなるんじゃないかな。
いや、別にずっと歌だけでもいいんだよ。歌自慢の人は歌を追求すればいい。
とにかく、人前で歌う経験をしてみたらいいと思う。きっと初めは緊張して思い通りに歌えないと思うけど、だから「今度はこうしてやろう」って練習してさ。いい趣味になるんじゃない?



タイプ2 ライブの経験はないが、家で弾き語りはやっている

もちろん、それだけでもいい趣味だと思う。あと、今だったらYouTubeに自分の演奏をアップして多くの人に見てもらうのを趣味にしている人も多いかもしれないね。

でも、せっかくだったらライブしてみない?リアルなお客さんの前で歌うのはやっぱり特別なものだよ。そりゃあ、YouTubeの視聴者人数に比べたら10分の1、100分の1、1000分の1、ってレベルかもしれない。お客さんが5人しかいない、なんてめずらしいことじゃないからね。

でも、そのたった5人の前で歌うだけで、ものすっごい緊張するから。ネットを通して何百人に生配信するより緊張するから。たぶん。
いや、ネットはネットでおもしろいと思うけど、せっかく演奏できるならリアルなお客さんの前で歌ってみようじゃないか。で、それをネットで生配信すれば一石二鳥だ。


昔バンドを組んでライブもやっていたが、今は楽器を触ることもない。

たとえばバンドメンバーが仕事の転勤でバンドの解散を余儀なくされたのかもしれない。子育てに忙しくて、ライブどころじゃなかったかもしれない。

でも、今ちょっと落ち着いて久しぶりに音楽やりてーなーって。
でも、今さらバンド組めないっしょ、って。

弾き語りがあるじゃない。

押し入れの奥からギター取り出してさ。気軽に歌ってみればいいじゃない。
メンバーのことなんか気にしなくていいんだ。自分一人でやりたい曲を自由に歌ってみればいいじゃない。音楽活動再開のリハビリにはもってこいだ。
リハビリっていったって、弾き語りはバンドのライブと違う難しさもある。今度はそこを追求してみようじゃないか。

飲食店なんかで歌うだけならお金もあまりかからない。ライブハウスに払っていたような高いノルマはないところがほとんどだ。1000円とか2000円を払って30分の持ち時間ってところが多いと思う。

で、昔のバンドメンバーをライブに呼べばいい。
「最近また歌ってんだ。聴きにきてくれよ」なんつってさ。

見に来たドラムのあいつが言うんだ。
「また昔みたいに、おまえの後ろで叩いていいかな」なんつって。

ちょっとクサいか(笑)

ま、一人で気楽に楽しめるのが弾き語りライブだ。


今バンド活動をしているが、一人で弾き語りライブをやったことはない。

ボーカルをやってる人

弾き語りなんて簡単だと思うじゃない?いつものバンドのライブみたいに歌えばいいんでしょ?って。

全然違うんだ。

弾き語りは歌のウマさヘタさがはっきりわかる。際立つ。バンドのライブは大音量の中で多少誤魔化しが効くかもしれない。弾き語りはそうはいかない。息遣いまで伝わってしまう。あと、照明の向きで客席がよく見えないことも多いじゃない。弾き語りはそうはいかない。お客さんの顔がはっきり見える。反応がはっきりとわかる。だから、MCトークも難しい。

バンドのライブで歌うのとは全然違う。

きっと、初めは超緊張すると思う。だからおもしろい。ぜひ挑戦してほしい。


バンドでボーカル以外のパートを担当している人

思ったことはないかい?
ボーカルよりオレの方が歌ウマいのにな、って(笑)
ホントはやりたい曲をメンバーの反対でボツになったことはないかい?

そういう時は弾き語りだ。弾き語りライブで好き勝手やってみよう。今度は自分が主役だ。
同時にボーカルの大変さを身を持って知るかもしれないしね。
音楽をやっている以上、一度は人前で歌ってみてほしい。新しい世界が見えるかもしれない。


まとめ

音楽好きの人なら一度は人前で歌ってライブをしてみたいと思ったことがあるんじゃないだろうか。
でも、バンドを組むのはそう簡単なことじゃない。

そこで弾き語りだ。
ギター1本あればできる。一人でできる。気軽にやってみてほしい。

気軽に始めることはできると思うけど、満足できるライブをするのはそう簡単じゃない。
でも、そこがおもしろい。

弾き語りをしている人の年齢層の幅は広い。10代20代はもちろん、オッサン連中も多いし、上は60代の人とライブをしたこともある。年齢は関係ないといっていいだろう。

大人の趣味には最適ではないだろうか。


最後まで読んでくれてありがとう。





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