「やめておけ」
そう忠告するのがやさしさかもしれない。
先日オレは第33回サロマ湖100kmウルトラマラソンを完走した。
20018年6月24日(日)の出来事だ。
ウルトラマラソンは初挑戦だった。
あまりにも苦しいレースだった。
だから「いつかサロマ湖100kmウルトラ走ってみたいな」そう思っている人には
「やめておけ」
そう忠告したい気持ちもある。とても苦しい戦いになるぞ、と。
そう忠告したい気持ちもある。とても苦しい戦いになるぞ、と。
でも、もう決めてしまったのなら。
サロマ湖100kmウルトラを走ることをキミが決めてしまったのならこう言いたい。
ガーミン製GPSウォッチでウルトラの走行時間に(ポンコツレベルの)バッテリーが耐えるやつで最安値はこれだろう。2018年現在。
スペック的にはGPSモードで約16時間使用可能とある。
実際はどうだったか。
問題はなかったよ。ギリギリ。
オレは100km走るのに12時間34分かかったわけだが「ギリギリもった」って感じだった。
最後の方は「もうバッテリーなくなるぞ」って表示が出てたから。
13時間以上は持たないだろうなぁ。まぁ、サロマの場合13時間がゴールの時間制限なのでちょうどいいか(笑)
つうか、最後の方は時計あんまり関係なかったけどね。
走るペースが落ちまくって。
とにかく持てる力を出し切って少しでも速く少しでも前へ、って感じだったので。
だから仮に時計のバッテリーが切れてもそれほど問題はなかったかもしれない。
これがなかったら完走することはできなかっただろう。
「必ず完走できるからがんばれ!」と。
エリートランナーの方にとって役立つ情報はないと思われますので、ご注意ください(笑)
オレの走力といえば、フルマラソンでヒーヒー言いながら、やっとこサブ4できるレベルだ。
そのくらいの走力があればサロマは完走できるってことだ。
12時間34分を「完走」と言えるかどうかは置いといて。
フルマラソンを4時間30分くらいの走力があればいけるはず。
もちろん、本番までの練習内容によるよ!
別にスピードは必要ないからね。速さよりも強さが重要だ。
いや、オレたちポンコツチームにとっては、ってことだよ。
あ、もしキミがポンコツじゃなかったらごめんね。勝手に仲間にしちゃって。
トップ選手の速さっていったら、もうね、バカじゃねーの(失礼)って速さだから。
折り返しポイントですれ違ったときビビったもん。「これってウルトラっすよね?」って。
それでまったく問題ない。足がムクんでくるから途中でワンサイズ大きいシューズに履き替えたほうがいい、なんて情報もあったがそんなこともなかったな。
オレは履き替えなかったよ。
くれぐれも靴擦れが起きない、自分の足に合ったシューズを見つけておいてほしい。
コース上に立ち止まって靴下を脱いでたぶんそれ系のトラブルをケアしてると思われるランナーを何人か見たから。なかなか辛い状況に見えた。その後完走できたのだろうか。
ちなみにオレはOnクラウドフローっていうシューズで走ったよ。
いつも履いてるシューズだ。
シューズの合う合わないは人ぞれぞれだから、特にこれをススメるわけではないが、選択肢の一つとしていかがだろう。
関連記事「Onクラウドフローとはどんなシューズか。」
基本、フルマラソンと同じで問題ない。っつうか、それ以外に何があるんだよって話だが(笑)
急に気合入れてフンドシ絞めるわけにもいかないだろう。
「いつも通り」のかっこうがいいに決まっている。
とにかく長い時間走るので、ストレスのない慣れた「いつも通り」かっこうで走るのがいいと思う。
ただ、走る時間が長い分、天気、気温の変化は大きいと考えなければならない。
それに対する対策は少々シビアにいきたい。
2018年のサロマを走ってみて、それを強く感じた。
雨風を防ぐカッパやウィンドブレーカーは必携と考えたい。
手袋もあったほうがいい。
たとえば今年2018年のレース当日の気温の変化を見てみよう。
気象庁発表のものだ。
もちろん、100kmも移動しているし、湖畔や海の近くを走るのでこの限りではない。
ただ、この表を見ただけでも、気温の変化はあまり穏やかじゃないことがわかると思う。
スタートのAM5:00は16.1℃。晴れていたし最高のマラソン日よりだ、と思ったものだ。
そこから20℃を超えて最後は一ケタまで気温が下がるという変化だ。
加えて雨が降ったし、強い風が吹いたし感覚的にはもっと激しい変化に感じた。
オレはウィンドブレーカーを持って走ったんだけど、本当によかったと思う。
80km過ぎに通過する「ワッカ原生花園」を走る時の雨風気温の低下はなかなかのサバイバルだった。
いや、「超いい!」ってポイントは特にないよ(笑)
じゃ、なんで「おすすめ」したいかといえば「悪いところ」が一つもないからだ。
こういう人はチェックしてみてほしい。
・アーチサポートとかの機能はいらない。
・5本指ソックスは苦手だ。
・生地が厚くても嫌だし薄くても嫌だ(ほど良い厚さなんだよこれが)
・常にドライな状態を保ちたい
要はフツーのソックスでいいんだけど、何を買っていいのかわからない。
って人におすすめ。
3足セットで1600円前後だから安いでしょ?
あ、ドライ性能はなかなか良いかもしれない。
雨降ってきて、けっこう水たまりバシャバシャやって濡れた後でも乾くのは速かった気がする。
不快に思ったことは一回もなかったな。
なんでもいいけど、なんかいいのねーか?って人どうぞ(笑)
エナジージェルとかエネルギー補給食系は持つとして。さらにカッパとか手袋持てってか。
水分補給のペットボトルも一応持って走ったほうがいいのかな、とか。
ってなれば、ウエストバッグかリュックが必要だろう。もちろんランニング用の。
経験者のブログなんかで調べたところ、リュックまではいらないんじゃない、という意見が多かった気がする。
どちらかといえば、持つならウエストバッグでいいんじゃない、的な。
結局オレはリュックを背負って走ったんだけど。まぁ、自分的には正解だったかな。
単にオレがウエストバッグ苦手、ってのもあるんだけど。
どうしても腰周り?腹回り?でユッサユサ揺れるのダメで。あまり揺れないやつもあるようだけど。
あとオレ、わざわざリュック背負って走る練習してたからそれ無駄にしたくなくて(笑)
他のランナーを見た感じでは、ん~、いろいろだったな(笑)
なにも持ってないランナーもたくさんいたし、リュックもウエストバッグもたくさんいた。
だから、少なくともリュック背負っても「見た目」はおかしなことにはならないよ。
あいつリュックなんて背負って遠足でも行くのかよ、みたいな(誰も思わねーよ!)
いや、ある意味とんでもない遠足だけどな(笑)
エイドで十分じゃないのか?ってなればエイドで十分間に合うとは思う。
ドリンクもフードも豊富にある。
20km以降は5kmごとにエイドが設置されているしね。
とにかくエイドは楽しみにしてほしい。
フルマラソンなんかと違って、割とゆっくり食べたり飲んだりできるからね。
もうね、レースも後半になってくると、どれもこれもウマイんだ!
今までの人生で冷えたオレンジジュースをこんなにウマイと思ったことはなかったし、なによりやっぱり「梅干」だ。
オレはサロマ湖ウルトラのエイドでで食べる「梅干」を楽しみにしていたんだ。
この本の影響だ。
村上春樹がサロマ湖ウルトラを走ったときに食べたエイドの梅干がとてもおいしかったと記されている。
実際に食べてみた。
超ウメーよ。ダジャレじゃなくて(笑)
あの疲れた時に食べた梅干ったらないよね。是非食べて欲しい、サロマ湖の梅干。
けっこういたわ。思ったよりいた。
決して多数派ではないけど、めずらしくないくらいにはいた。
オレは迷ったけど音楽プレイヤー的なものは持たないで走ったんだ。
普段の練習では必ずと言っていほど聴きながら走ってるんだけど。
「音楽の力」を借りたいタイプなんだけども。
初めてのウルトラだし、できるだけ荷物減らそうかなって考えて。
でも、あってもいいかもね「音楽」。走ってる時間がとにかく長いんだし。
体力的にも精神的にもツライ時間帯はけっこうある。
そんな時、「音楽の力」を借りるのはアリだろう。
ただ、コースが狭くてランナーが密集する区間もあるので、他ランナーとの接触にはくれぐれも気を付けてね。
なぜならあの喜びを味わってほしいからだ。
ゴールには今までに感じたことのない大きな喜びがあった。
必ず完走できる。だってオレが完走できたんだから。
今回オレが経験した「サロマ湖100kmウルトラマラソン」の全容(大袈裟)をここに書きたいと思う。
装備や距離ごとの(そんな細かくないよ)心構えなんかを。
その成績はまったく褒められたものではなかったんだけど。12時間34分もかかってしまったのだから。
必ず完走できる。だってオレが完走できたんだから。
今回オレが経験した「サロマ湖100kmウルトラマラソン」の全容(大袈裟)をここに書きたいと思う。
装備や距離ごとの(そんな細かくないよ)心構えなんかを。
その成績はまったく褒められたものではなかったんだけど。12時間34分もかかってしまったのだから。
でも、何か一つでもヒントになればいいと思って。
サロマに挑戦すると決めたキミのために。そして自分自身が忘れないためにも。
サロマに挑戦すると決めたキミのために。そして自分自身が忘れないためにも。
エリートランナーの方にとって役立つ情報はないと思われますので、ご注意ください(笑)
どのくらいの「走力」が必要か
フルマラソンを4時間30分くらいで完走できる走力があれば大丈夫じゃないかな。オレの走力といえば、フルマラソンでヒーヒー言いながら、やっとこサブ4できるレベルだ。
そのくらいの走力があればサロマは完走できるってことだ。
12時間34分を「完走」と言えるかどうかは置いといて。
フルマラソンを4時間30分くらいの走力があればいけるはず。
もちろん、本番までの練習内容によるよ!
別にスピードは必要ないからね。速さよりも強さが重要だ。
いや、オレたちポンコツチームにとっては、ってことだよ。
あ、もしキミがポンコツじゃなかったらごめんね。勝手に仲間にしちゃって。
トップ選手の速さっていったら、もうね、バカじゃねーの(失礼)って速さだから。
折り返しポイントですれ違ったときビビったもん。「これってウルトラっすよね?」って。
ラニングシューズ
いつものシューズでいい。フルマラソンで使ってるやつ。それでまったく問題ない。足がムクんでくるから途中でワンサイズ大きいシューズに履き替えたほうがいい、なんて情報もあったがそんなこともなかったな。
オレは履き替えなかったよ。
くれぐれも靴擦れが起きない、自分の足に合ったシューズを見つけておいてほしい。
コース上に立ち止まって靴下を脱いでたぶんそれ系のトラブルをケアしてると思われるランナーを何人か見たから。なかなか辛い状況に見えた。その後完走できたのだろうか。
ちなみにオレはOnクラウドフローっていうシューズで走ったよ。
いつも履いてるシューズだ。
シューズの合う合わないは人ぞれぞれだから、特にこれをススメるわけではないが、選択肢の一つとしていかがだろう。
関連記事「Onクラウドフローとはどんなシューズか。」
ランニングウェア
ウルトラマラソンは何を着て走ればいいのか。基本、フルマラソンと同じで問題ない。っつうか、それ以外に何があるんだよって話だが(笑)
急に気合入れてフンドシ絞めるわけにもいかないだろう。
「いつも通り」のかっこうがいいに決まっている。
とにかく長い時間走るので、ストレスのない慣れた「いつも通り」かっこうで走るのがいいと思う。
ただ、走る時間が長い分、天気、気温の変化は大きいと考えなければならない。
それに対する対策は少々シビアにいきたい。
2018年のサロマを走ってみて、それを強く感じた。
雨風を防ぐカッパやウィンドブレーカーは必携と考えたい。
手袋もあったほうがいい。
たとえば今年2018年のレース当日の気温の変化を見てみよう。
気象庁発表のものだ。
もちろん、100kmも移動しているし、湖畔や海の近くを走るのでこの限りではない。
ただ、この表を見ただけでも、気温の変化はあまり穏やかじゃないことがわかると思う。
スタートのAM5:00は16.1℃。晴れていたし最高のマラソン日よりだ、と思ったものだ。
そこから20℃を超えて最後は一ケタまで気温が下がるという変化だ。
加えて雨が降ったし、強い風が吹いたし感覚的にはもっと激しい変化に感じた。
オレはウィンドブレーカーを持って走ったんだけど、本当によかったと思う。
80km過ぎに通過する「ワッカ原生花園」を走る時の雨風気温の低下はなかなかのサバイバルだった。
おすすめソックス
サロマで履いたソックスはこれなんだけど。いや、「超いい!」ってポイントは特にないよ(笑)
じゃ、なんで「おすすめ」したいかといえば「悪いところ」が一つもないからだ。
こういう人はチェックしてみてほしい。
・アーチサポートとかの機能はいらない。
・5本指ソックスは苦手だ。
・生地が厚くても嫌だし薄くても嫌だ(ほど良い厚さなんだよこれが)
・常にドライな状態を保ちたい
要はフツーのソックスでいいんだけど、何を買っていいのかわからない。
って人におすすめ。
3足セットで1600円前後だから安いでしょ?
あ、ドライ性能はなかなか良いかもしれない。
雨降ってきて、けっこう水たまりバシャバシャやって濡れた後でも乾くのは速かった気がする。
不快に思ったことは一回もなかったな。
なんでもいいけど、なんかいいのねーか?って人どうぞ(笑)
じゃあリュック背負うの?
ウルトラに初挑戦するランナーは迷うんじゃないかな。荷物。何を持って走るのか。エナジージェルとかエネルギー補給食系は持つとして。さらにカッパとか手袋持てってか。
水分補給のペットボトルも一応持って走ったほうがいいのかな、とか。
ってなれば、ウエストバッグかリュックが必要だろう。もちろんランニング用の。
経験者のブログなんかで調べたところ、リュックまではいらないんじゃない、という意見が多かった気がする。
どちらかといえば、持つならウエストバッグでいいんじゃない、的な。
結局オレはリュックを背負って走ったんだけど。まぁ、自分的には正解だったかな。
単にオレがウエストバッグ苦手、ってのもあるんだけど。
どうしても腰周り?腹回り?でユッサユサ揺れるのダメで。あまり揺れないやつもあるようだけど。
あとオレ、わざわざリュック背負って走る練習してたからそれ無駄にしたくなくて(笑)
他のランナーを見た感じでは、ん~、いろいろだったな(笑)
なにも持ってないランナーもたくさんいたし、リュックもウエストバッグもたくさんいた。
だから、少なくともリュック背負っても「見た目」はおかしなことにはならないよ。
あいつリュックなんて背負って遠足でも行くのかよ、みたいな(誰も思わねーよ!)
いや、ある意味とんでもない遠足だけどな(笑)
エイド
上に書いたように自分でエナジージェルとかドリンクを持って走る必要があるのか?エイドで十分じゃないのか?ってなればエイドで十分間に合うとは思う。
ドリンクもフードも豊富にある。
20km以降は5kmごとにエイドが設置されているしね。
とにかくエイドは楽しみにしてほしい。
フルマラソンなんかと違って、割とゆっくり食べたり飲んだりできるからね。
もうね、レースも後半になってくると、どれもこれもウマイんだ!
今までの人生で冷えたオレンジジュースをこんなにウマイと思ったことはなかったし、なによりやっぱり「梅干」だ。
オレはサロマ湖ウルトラのエイドでで食べる「梅干」を楽しみにしていたんだ。
この本の影響だ。
村上春樹がサロマ湖ウルトラを走ったときに食べたエイドの梅干がとてもおいしかったと記されている。
実際に食べてみた。
超ウメーよ。ダジャレじゃなくて(笑)
あの疲れた時に食べた梅干ったらないよね。是非食べて欲しい、サロマ湖の梅干。
音楽
イヤホンして音楽聴きながらウルトラ走っているランナーはいるのか?けっこういたわ。思ったよりいた。
決して多数派ではないけど、めずらしくないくらいにはいた。
オレは迷ったけど音楽プレイヤー的なものは持たないで走ったんだ。
普段の練習では必ずと言っていほど聴きながら走ってるんだけど。
「音楽の力」を借りたいタイプなんだけども。
初めてのウルトラだし、できるだけ荷物減らそうかなって考えて。
でも、あってもいいかもね「音楽」。走ってる時間がとにかく長いんだし。
体力的にも精神的にもツライ時間帯はけっこうある。
そんな時、「音楽の力」を借りるのはアリだろう。
ただ、コースが狭くてランナーが密集する区間もあるので、他ランナーとの接触にはくれぐれも気を付けてね。
GPSウォッチ GARMIN230J
サロマではこれを使った。ガーミン製GPSウォッチでウルトラの走行時間に(ポンコツレベルの)バッテリーが耐えるやつで最安値はこれだろう。2018年現在。
スペック的にはGPSモードで約16時間使用可能とある。
実際はどうだったか。
問題はなかったよ。ギリギリ。
オレは100km走るのに12時間34分かかったわけだが「ギリギリもった」って感じだった。
最後の方は「もうバッテリーなくなるぞ」って表示が出てたから。
13時間以上は持たないだろうなぁ。まぁ、サロマの場合13時間がゴールの時間制限なのでちょうどいいか(笑)
つうか、最後の方は時計あんまり関係なかったけどね。
走るペースが落ちまくって。
とにかく持てる力を出し切って少しでも速く少しでも前へ、って感じだったので。
だから仮に時計のバッテリーが切れてもそれほど問題はなかったかもしれない。
道しるべ
この本を道しるべとして本番前の13週間を走った。これがなかったら完走することはできなかっただろう。
スタート~42.195km
まぁ、フルマラソンの距離までは難なくこなせるだろう。つうかこなさなきゃダメ!(笑)
なんかここがフルマラソンの距離だよ、ってモニュメントがあって。
みんな写真なんか撮ってて、一瞬ホッとする場所だ。
50km地点
少しキツくなってくるかもしれない。これがウルトラか、と。でも、決して「まだ半分もあるのか」とマイナスな感情を持ってはいけない。
「よし、半分終わった!」とポジティブに。
「ここまで来たんだから、あと半分も行けるさ!」と。
55kmレストステーション(まやかしの天国)
55km地点に大きいエイドがある。
広い敷地にエイドが展開されていてるんだ。
ランナーはあらかじめこのエイドで受け取る荷物を預けておくことができる。
それをうまく利用するのが、後半戦を乗り切るポイントになるだろう。
例えば着換えのウェアを。例えば履き換えるシューズを。
友人からの応援メッセージなんかも忍ばせておけば勇気づけられるかもしれないね。
イスや芝生に腰を降ろして休憩するランナーも少なくない。
しかし、ここに長居してはいけない。
多くのランナーが少し長めの休憩をとるため、ホッとしている顔も多い。
ここで仲間のランナーに出会うことも多いようだ。追いついたり追いつかれたり。応援の人たちともふれあいがある。
ここには長い旅を終えて、やっと宿場町にたどり着いたような安堵感がある。
天国に思えるかもしれない。
しかし、ここに長居してはいけない。ここが旅の終わりじゃないんだ!
ここは「まやかしの天国」だ。本当の天国はゴール地点にしかないことを肝に銘じたい。
どうやらここでリタイアするランナーも多いようなんだ。
収容バスに乗り込むそのランナーたちは、やけに楽しげだ。
もちろんここまで必死に走って無念のリタイアを決断したランナーは楽しいわけはないだろう。
ただ、オレが見た時は楽しげなランナーが多くいた。
「これからビール飲むのかなぁ、いいなぁ」とか思ってしまった(笑)
別にそれを悪く言うつもりはない。人それぞれの楽しみ方がある。
ここに長居すればするほど、再スタートが難しくなるだろう。
なぜならまやかしの天国だからだ。
なぜならまやかしの天国だからだ。
例えば、朝ランをしている人は思いだしてほしい。
寒い日の朝、あったかい布団から出て走りだすのって嫌だよね~
その100倍嫌だと思ってもらいたい。
55kmエイドからの再スタートは。
よっぽどのことがない限り、ウェアの着換えもシューズの履き換えも必要ないと思う。
オレはまったくしなかったが問題なかったよ。
水分補給、栄養補給したらすぐに出発だ。
そしてここから始まるのがコース最大の上り坂だ。
70kmを超えると、残りが「20km台」になってゴールがイメージできるようになる。
「イケるな」って。 「20km台」ともなればいつも走っている距離だ。
ここをクリアすれば完走はグッと近づいてくる。
コースの両脇に花が咲いていたりして。
晴れていたら、それはそれは素敵な場所なのかもしれない。ゴールも近いしね。
体力的にはキツいだろうけど、精神的にはかなりポジティブになれるんじゃないかな。
晴れていればね。
今年はすごかった。
写真のころはまだ雨も弱かったんだけど・・
でも地獄っぽいでしょ(笑)
雨風そして気温の低下でかなりサバイバルチックな様相で。
着ているウィンドブレーカーがズバババババババーってなるくらいの強風も吹いて。
いや、オレはウィンドブレーカーを着ていたからまだ助かったんだけど、防寒的な上着を持っていないランナーは苦労していたようだ。ここで棄権したランナーも少なくなかったと聞く。
大きな声援がキミを迎えてくれることだろう。
「おかえり!」
「よく帰ってきた!」
「ナイスラン!」
この声で涙するランナーも少なくないはずだ。
オレは涙する感動ってよりも、うれしい気持ちの方が大きかったけど。
とにかく、もうすぐ走り終わることがうれしくてたまらなかった。
あそこまで、ゴールまで行けばもう走らなくていいんだ!て。
その時間をゆっくり噛み締めて走るもよし。
オレはの残る力を振り絞ってスパートしたよ。
おめでとう完走だ!
そしてここから始まるのがコース最大の上り坂だ。
55km~70km
ここが一番辛かった。体力的にも精神的にも。踏ん張りどころだ。70kmを超えると、残りが「20km台」になってゴールがイメージできるようになる。
「イケるな」って。 「20km台」ともなればいつも走っている距離だ。
ここをクリアすれば完走はグッと近づいてくる。
80km~98km(本当の地獄)
この区間に「ワッカ原生花園」というのがありましてね。コースの両脇に花が咲いていたりして。
晴れていたら、それはそれは素敵な場所なのかもしれない。ゴールも近いしね。
体力的にはキツいだろうけど、精神的にはかなりポジティブになれるんじゃないかな。
晴れていればね。
今年はすごかった。
写真のころはまだ雨も弱かったんだけど・・
でも地獄っぽいでしょ(笑)
雨風そして気温の低下でかなりサバイバルチックな様相で。
着ているウィンドブレーカーがズバババババババーってなるくらいの強風も吹いて。
いや、オレはウィンドブレーカーを着ていたからまだ助かったんだけど、防寒的な上着を持っていないランナーは苦労していたようだ。ここで棄権したランナーも少なくなかったと聞く。
ラスト500mくらい
ビクトリーロードだ。大きな声援がキミを迎えてくれることだろう。
「おかえり!」
「よく帰ってきた!」
「ナイスラン!」
この声で涙するランナーも少なくないはずだ。
オレは涙する感動ってよりも、うれしい気持ちの方が大きかったけど。
とにかく、もうすぐ走り終わることがうれしくてたまらなかった。
あそこまで、ゴールまで行けばもう走らなくていいんだ!て。
その時間をゆっくり噛み締めて走るもよし。
オレはの残る力を振り絞ってスパートしたよ。
おめでとう完走だ!
最後に
100kmを自分の脚で走る。
それは未知の世界だ。
それ故に「恐怖心」を持つ人もいるだろう。
少なくともオレは怖かった。
脚はもつのか。給水はエイドだけで足りるのか。いつも履いているシューズでいいのか。
カッパみたいなものはいるのか。だったらリュック背負った方がいいのか。
朝5時のスタートで朝食はどうするのか(結局あまり食べなかった)
などなど不安を挙げたらキリがなかった。
でも、なんとかなった。完走できた。タイムはアレだけど。
オレが言えることは「オレができたんだからキミもできる」ということだ。
「オレができたんだから」以上の理由はいらないだろ?
で、来年も走るんだろ?って?
それはまた別の話だ。
でも、なんとかなった。完走できた。タイムはアレだけど。
オレが言えることは「オレができたんだからキミもできる」ということだ。
「オレができたんだから」以上の理由はいらないだろ?
で、来年も走るんだろ?って?
それはまた別の話だ。
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その1」
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コメント
コメント一覧 (8)
あ、アレですね。
えーと、今年のサロマの優勝タイムは6時間09分。
20年ぶりに100kmの世界記録を更新したってことで。
オレ12時間34分。倍以上。
来年も世界記録を狙えば優勝できますかね?6時間短縮させて。
誰か助けてください!(笑)
そして、↑のお二人のコメントで笑わせていただきました(笑)
実は私も、応援ナビで密かに応援させていただいてました。
父の知り合いの方も何人か出場されており、女子トップのF選手は、以前父と同じチームに所属されていたので、毎年北海道マラソンの時にも応援しているのですが、何をどうすると人はあんな速さで100㎞を走れるのか謎です。ほんとに人なんだろうか(笑)
何はともあれ、本当にお疲れ様でした!
私も今年の札幌マラソンで初のハーフを走るために、これからもこのブログを励みに頑張ります~。
応援ありがとうございました!
札幌マラソンで初ハーフですか!私も初ハーフは札幌マラソンでした。
過去に走ったレースの中でも思いで深いレースの一つです。
ラストの上り坂で両脚が攣って大変だったのを憶えてます(笑)
ラスト真駒内公園に入ってから1kmほど続く上り坂が勝負どころです。
まぁまだ時間はあるので、ゆっくりがんばってください!
私自身も昨年のチャレンジ富士五湖を走ったランナーのブログを繰り返し読みました。
こうしてまた次回以降サロマを完走する人が増えて、
同じ喜びを味わえるといいですね。
私もサロマ関連のブログたくさん読んで情報もらって助けられましたからね!
このブログにいただいたコメントも本当に参考になりました。
まぁ私のブログはテクニカルなことではあまり参考にならないと思いますが
「こいつができたなら俺もできるだろ」くらいに思ってもらえたら、と思って(笑)
でも、この「ウルトラの仲間入りしてみたい」って思ったのは、シブケンさんのこのブログがあったからですね
そしてこの感情は、とても気持ちの良いものです
ホントありがとうです!
そう言っていただけると、このフザけたブログも浮かばれます(笑)
ハルさんはできますよ!だってオレができたんだから。
10キロ、ハーフ、フルのタイムほぼほぼ同じじゃないですか!
ま、でも挑戦するタイミングみたいなのがありますよね。
達成感はデカいです。いつの日か!