3月、3×4mの区画を確保する戦いが始まっている。
その区画とは「ライジングサンロックフェスティバル」に参加する者が、テントを張るために割り当てられるスペースだ。
「確保する戦い」といっても、去年2018年からすべては先行発売の抽選結果に委ねることとなった。
それ以前は、チケット屋さんで買う一般発売のワクもあったのだが。
今はネットでエントリーして抽選結果を待つだけの戦いになった。だから戦う相手は「運」のみだ(笑)
その抽選について、一つ謎がある。
その謎について書く前に、「ライジングサンロックフェスティバル」のテント区画について少し説明したい。
「ライジングサンロックフェスティバル」は、いわゆる野外音楽フェス、だ。
毎年8月中旬に北海道は石狩市で開催される。
数多くある野外音楽フェスの中で、他にあまり類を見ないライジングの魅力はなんといっても「キャンプインフェス」であることだ。
テントを張ってキャンプをしながらライブを楽しむフェスティバルということだ。
いや「テントを張ってキャンプをしながらライブを楽しむ」だけならそれほど珍しくはない。
ただ、多くのフェスはテントを張る場所がステージから離れている。キャンプをする場所とライブを楽しむ場所が分かれているんだ。
ライジングは分かれていない。
ライジングの魅力は「ステージの真ん前にテントを張ってキャンプできる」ところにある。
そういうフェスは少ない。
さらにそのテント区画で焼肉などをするために「火を使える」となればその数は激減する。本格的なキャンプをしながらライブを楽しめるのが「ライジングサンロックフェスティバル」の最大の魅力と言っていいだろう。
「いい場所」に「テント区画」を確保すれば、テントにいながら焼肉をしながらビールを飲みながらライブを観ることができる、ということだ。
音楽好きでキャンプ好きで酒好きだったら、そこは天国だ。だからオレにとってライジングは天国だ(笑)
もちろん「テント区画」が無くても入場券さえあればフェスを楽しむことはできる。
ただフェスを最大限楽しむのなら「テント区画」を確保したいところだ。
そして、できればより「いい場所」に「テント区画」を確保したい。
「いい場所」とはどこなのか。
これは人によって変わる。
ステージの真ん前が「いい場所」の人もいれば、そこはちょっとうるさいので少し離れたところが「いい場所」という人もいる。
ステージが複数あるので、どこにでもアクセスしやすいところを「いい場所」とする人もいる。
そのそれぞれが考える「いい場所」を抽選エントリーの時、どう選ぶのか?
それぞれ北海道から連想される動物などにネーミングされた「テントサイトエリア」に分かれていて、そこから選ぶことになる。
→RISINGSUN ROCKFESTIVAL2019 in EZO公式サイト(外部サイト)
「ヒグマ」だったり「オジロワシ」だったり。「コンブ」だったり「トウモロコシ」だったり。住所のようなものだ。1丁目2丁目が「ヒグマ」だったり「オジロワシ」だったりするわけだ。
だからライジングに参加する者同士でこんな会話がされる。
「今年どこ?」「キタキツネ」「へー、俺ユキウサギ」なんてね。
「いい場所」はそれぞれなんだけど、やっぱりメインステージの近くのエリアが人気だろうか。
となれば、抽選エントリーのとき「人気エリアをあえて外す」という作戦にたどり着くのは至極当然なことだろう。
とにかく当選したいからだ。できるだけ競争倍率の小さいエリアにエントリーしたい。
ここ何年かライジングは人気のためにチケット入手が困難になってきている。
もしかしたら「転売問題」もからんでいるのだろうか。
なんとしても当選したい。だから「人気エリアはやめておくか」という作戦をとりたくなる。
しかし、その予想は、だから「ここが人気エリアだろ」という予想は想像に過ぎない。
エリア別の抽選倍率なんか発表されないからだ。
ただ、一つだけ「ジョーカー」的なエリア選択方法がある。
「エリアを指定しない」だ。
抽選エントリー時、その選択肢が用意されている。
ここからが「謎」に思う話だ。前置きが長くてすまなかった。
一番当たる確率が高いと思わないか?「エリアを指定しない」にしておけば。
だってどこでもいいんだ、全エリア対象だ。
「どこでもいいから、オレにテント区画を割り当ててくれ」そういう願いだ。
しかし、ハズれる。あっけなくハズれる。
「どこでもいいから、オレにテント区画を割り当ててくれ」と言っているのにハズれる。
どういうことなんだ。謎だ。
いや、そりゃーテント区画も数に限りがあるんだから売切れたらハズれるだろ。そう思うかもしれない。
売切れていないんだ。
抽選は3月に第1回目の発表があって、それ以後何回かの抽選がある。
細かいこと言うと、毎回全部のエリアが抽選対象ではないんだが、いやこの話は分かりづらいからやめておこう。
こういうことだ。
仮に今回の抽選対象が「ヒグマ」「オジロワシ」「キタキツネ」の3つだったとする。
で、「エリアを指定しない」にエントリーしてハズれたとする。
後日、また「ヒグマ」「オジロワシ」「キタキツネ」の抽選エントリーが始まるんだ。
どういうことなんだ。そんなにオレに来てほしくないのか(笑)
謎だ。
例えばクリスマスが近くなる。
彼氏彼女のいない独り者が、その日をひとりで過ごすのはさみしいから、あまりモテないであろう(失礼な!)男子なり女子に「食事でもしない?」と声をかける。
断られる。
そんな気持ちだ。
しかし、一体どんな方法で抽選してるのだろう。
テントサイトチケットと入場チケットの枚数の関係で何かルールがあるのだろうか。
そもそも1回の抽選で終わらせないのはどうしてなんだ。転売対策か。
イベントを盛上げるためのマーケティング手法なのか。まったく何もわからない。
テントサイトチケットの他、駐車券など争奪戦は(運まかせの)7月まで続く。
ちなみに3×4mの他に4×6mのテント区画があったり、マイカーの横でキャンプできるオートキャンプサイトなんかもあったりします。
詳しくは公式サイトで→RSR2019公式サイト(外部サイト)
関連記事「ライジングサンロックフェスも、おひとりさま中高年の祭典とか言われるの?」
関連記事「夏フェス 一人ぼっちはアリか?日本一ライジングサンロックフェスティバルに行ってる男が考察してみる」
ちなみに3×4mの他に4×6mのテント区画があったり、マイカーの横でキャンプできるオートキャンプサイトなんかもあったりします。
詳しくは公式サイトで→RSR2019公式サイト(外部サイト)
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