マラニックをご存知だろうか。
どことなく危険な香りが漂う言葉だ。そう思うのはオレだけだろうか。
試しに声に出してみてほしい。
「マラニック」
この言葉を口にするシチュエーションを間違えてはいけない。
例えば、マラソンに興味のない人にこう言ってみてほしい。
「今夜マラニックしない?」
シモネタはこの辺にしておこう。
そんなことじゃないんだ(どんなことだよ)マラニック。健全なスポーツだ。スポーツよりもレジャー寄りなのかもしれない。どっち寄りなのかは、やり方次第だ。
マラニックとは何なのか。
言葉の成り立ちを説明すればわかりやすいかもしれない。「マラソン+ピクニック」の造語で「マラニック」だ。
「走る遠足」とでも言えばいいだろうか。楽しみながら走ればマラニックだ。距離もペースも関係ない。
花見の時期に仲間とワイワイ桜を見ながら走るのがマラニックだ。
知らない街でおいしいランチのお店を探して1人走るのもマラニックだ。
2人で夜を共にするのも、まぁ、ある意味マラニックかもしれない。今日はいつもよりロング走で。
ってばかやろう。
シモネタはもういい。
先日マラニックしてきたんだ。奥さんと。
シモネタじゃないよ(笑)
奥さんのSNS仲間というかランニング仲間というか飲み仲間というか、そんなメンバーで走るロング走に参加させてもらったんだ。
56キロ!先の温泉を目指すマラニックだ。北海道の人しかわからないと思うが、札幌市から美唄市までの56キロだ。
いや、マラニックというには少々ハードなロング走だったかもしれない。練習のゴールがこれほどうれしかったことはない(笑)
でも温泉目指したからマラニックということで。
ちなみに、誰も「マラニック」という言葉は口にしていなかったけど。
とにかく寒くてね。
気温は5度くらいだったのかな。もっと低い時間帯もあったと思う。それでもメンバーがおもしろい人ばかりで、とても楽しいランになったんだ。参加者7名全員でゴールできた。
みんなで温泉にゴール!
練習でロング走なんかやったことない(普段は走っても20キロってとこか)奥さんが、またやりたいって言ってる程に楽しいランだった。
これは是非とも、ウルトラマラソンの練習にマラニックを取り入れてもらいたい。
これならロング走いける。一緒に走る人がいれば辛いはずのロング走も楽しくなる。いろいろな話が聞けて勉強にもなった。普段他のランナーと話すことあまりないので(笑)
オレが去年DNFした孤独な60キロ走に比べたら雲泥の差で楽しかった。まぁ、時に孤独に走ることも大切な練習だとは思うけど。
オレが去年DNFした孤独な60キロ走に比べたら雲泥の差で楽しかった。まぁ、時に孤独に走ることも大切な練習だとは思うけど。
なんでも今回参加させてもらった「札幌~美唄」のマラニック企画は7年くらい続けているそうな。
だから「完成」していたんだ。
コース設定から最後の飲み会まで(笑)流れるように進んでいった。すばらしいと思った。ホントいいものに参加させてもらった。
「これはいい」と思ったポイントを挙げてみたいと思う。今後マラニックを企画する際にぜひ参考にしてほしい。
マラニック(ロング走)を企画するポイント
ゴールは温泉
ゴール後の温泉最高!です。
まずそれかい、って話だが、これなんだ。これしかない。
まずそれかい、って話だが、これなんだ。これしかない。
今回は寒い日に走ったのでなおさらだが、暑い日だって温泉で汗を流すのは気持ちいいはずだ。
いやホント、人生で最高の温泉だったと言っていい。体が冷え切っていたので気持ちよすぎた。
湯船につかった時、体の奥底から「は~」って声出たよね(笑)
今回のゴールの地「美唄市」は「モツ串」と「モツそば」で有名なんだ。その有名店を予約してくれていて。
ゴールして温泉入ってモツ串食ってビールを飲む。
最高すぎた。
「その距離だったら、なんとか次までいける」そう思ってがんばれる。
去年走ったサロマ湖ウルトラマラソンを思い出す。次のエイドを目指してがんばった走りを。
あとはちょっと長めに道の駅なんかで食事タイムをとったり。このくらいの楽しみがないと距離進めないよね。
後半はずーっとJRの線路沿いを走るコースだった。駅が点在している。いつでもリタイアできるということだ。
あえて逃げ道を絶つコース設定も、あるいは精神鍛錬にはなるだろう。
だけど、そこまで追い込むための練習じゃないし、なによりグループで走っている。
1人のトラブルで立ち止まったりしたら、お互いに心苦しい。走れなくなったら無理せず離脱。これもマラニックを楽しく走るためのルールだ。
「いつでも止められる」という気楽さで、逆にがんばれた気がしたよ。
おいしい店を予約
次は食べることかよ、って話だが、これなんだ。これしかない。今回のゴールの地「美唄市」は「モツ串」と「モツそば」で有名なんだ。その有名店を予約してくれていて。
ゴールして温泉入ってモツ串食ってビールを飲む。
最高すぎた。
こまめにコンビニでエイドタイム
5キロ間隔くらいだったろうか。短いところで2キロくらいとか。そういう短い間隔でコンビニで水分とったりエイドタイムだ。後半疲れてくると短い距離で小休止はうれしいよね。「その距離だったら、なんとか次までいける」そう思ってがんばれる。
去年走ったサロマ湖ウルトラマラソンを思い出す。次のエイドを目指してがんばった走りを。
あとはちょっと長めに道の駅なんかで食事タイムをとったり。このくらいの楽しみがないと距離進めないよね。
JRの線路沿いを走る
逃げ道だ。後半はずーっとJRの線路沿いを走るコースだった。駅が点在している。いつでもリタイアできるということだ。
あえて逃げ道を絶つコース設定も、あるいは精神鍛錬にはなるだろう。
だけど、そこまで追い込むための練習じゃないし、なによりグループで走っている。
1人のトラブルで立ち止まったりしたら、お互いに心苦しい。走れなくなったら無理せず離脱。これもマラニックを楽しく走るためのルールだ。
「いつでも止められる」という気楽さで、逆にがんばれた気がしたよ。
温泉マラニックまたやりたい
今年も6月のサロマ湖ウルトラマラソンにむけての練習を始める季節がやってきた。もちろん今年も岩本さんの「赤本」に従って練習する。
その中で、温泉をゴールにした温泉マラニックまたやりたいなー。
ホントに温泉最高だったもんでさ。「はぁ~」つって(笑)
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コメント
コメント一覧 (2)
ビバラン、いいですね!特に美唄焼き鳥が(^^)
札幌からのランフロビアだと、朝里や定山渓の湯の花、小金湯、番屋の場あたりが
無料バスがあっていいですよ~
そっか、朝里方面もよさそうですね!
無料バスがあると酒飲めて最高ですよね(笑)車の運転も好きじゃないので。
ランニングの違う楽しみ方に目覚めてしまったようです・・