肛門だ。
変換ミスじゃないぞ。人体の器官である肛門だ。
「肛門」から始まる文章もそう多くはないだろうから、驚いたかもしれない。
今見ている画面を周りの誰かに覗かれたらヤバい、そんな危機感もあるだろう。「肛門」から始まる文章を読んでいる人、そう思われたら一大事だ。それについては謝る。
しかし、肛門を意識しなければならないという。
上り坂を走るときの攻略術だ。例の赤本に書いてあるんだ。
ウルトラマラソンの第一人者、プロフットレーサーの岩本能史さんの著書「完全攻略ウルトラマラソン練習帳」だ。
オレは毎日この本に提示された練習メニューにしたがい走っている。6月に走る「サロマ湖100kmウルトラマラソン」対策としてだ。
そう、毎日だ。この本のありがたいところは毎日の練習メニューが提示されているところだ。本番まで必要な期間は13週間。今3週目に入ったところだ。これまでは順調だ。
朝ランもがんばってるよ!起きるのつらい!
これからも、なんとか赤本メニューをクリアしていきたいと思う。
朝ランもがんばってるよ!起きるのつらい!
これからも、なんとか赤本メニューをクリアしていきたいと思う。
この本には、その毎日の練習メニューの他に「走り方のコツ」みたいなことも書いてある。
一度目を通してはいるが、改めてそれらを読んで勉強しているんだ。「肛門」についてもそこに書いてある。いや、「肛門」について書いてあるわけじゃない。どっちだよ。
上り坂を走るコツ
上り坂を走るときは肛門の向きを意識しろ、そんなことが書かれている。
肛門を後ろに向けるように走る、とのことだ。
バカやろう、肛門が前向いてるわけねーだろ、そう思うかもしれない。確かに。少なくともオレの肛門は前を向いていない。
オレの肛門とか書かせるんじゃないよ。
違う違う、突っ立って走っていたら肛門は下向いてるだろ。それを変えるんだ。
背筋を伸ばしたまま、肛門を後ろに向けるように骨盤を前傾させるて走ると効率的な走りになるという。
「おじぎ」するような感じなのかな。これはオレの解釈ね。
もちろん、極端に体を折り曲げる話ではないよ。微妙な修正になるのだろう。
しかし、なんてったって100kmだ。その「微妙な修正」が結果を大きく変えることもあるはずだ。
だからオレは、いろいろと「微妙な修正」をしていこうと思っている。チューニングだ。
ラニングフォームのチューニング、まずは肛門だ。いや、肛門の向きを意識した走りだ。
ランニングに関して「チューニング」するというイメージを持ったのは、あるブログの影響だ。
ランニングシューズのチューニング
オレは長年、靴擦れなど足のトラブルに悩んできた。そんなとき出会ったのが青汁です。じゃなくてOnのシューズだ。
スイス生まれのスポーツブランドOnの「クラウド」というシューズに出会って、足のトラブルは解消された。
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足のトラブルの原因はいろいろあると思う。足の形、左右の足のサイズの違い、ヒモの結び方、ランニングフォーム、まぁ、走ることに関する全部が原因になり得るだろう。オレのそれらいろんなことに、Onの「クラウド」が合っていたんだろうね。
それ以来、Onのシューズばかり履いている。「クラウド」以外にも多くのモデルがある。どれも魅力的だ。カラーバリエーションも豊富で、とにかく見た目がかっこいい。
→On公式サイト(外部サイト)
→On公式サイト(外部サイト)
オレの足に合っていて、見た目がかっこいい。Onのシューズを買わない理由がない。
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とはいえ、いまだに100%トラブルがなくなったわけでもないんだ。例えば小指の外側が痛くなることがある。
微妙な原因で、それは起きると思う。シューズを履き古してヒモが伸びてきたとか。インソールがつぶれたとか。坂道が多かったとか。
あと、10kmとかハーフのレースでいつもよりスピードを出すときに、それが起こることが多いかな。
あと、10kmとかハーフのレースでいつもよりスピードを出すときに、それが起こることが多いかな。
今のシューズも100%完璧にオレの足に合っているわけではないようだ。
だから、オレはブログなんかで「ランニングシューズの選び方」を調べることが多い。
よく読んでいるブログは「プロが教えます。!正しいランニングシューズの選び方!」だ。
シューズマスターの野村憲男さんという方が書いている。シューズをフィッティングさせるプロだ。
そのブログにランニングシューズを「チューニング」するという言葉が出てくる。
ベストなフィッティングには微妙な調整が必要だということだ。
市販されているランニングシューズそのままで、どんな人にも合うわけはない、という話だ。
確かに。
自分の左右の足のサイズだって同じじゃないのに、5mm単位で万人に合うはずもないよな。考えてみたら。
自分の左右の足のサイズだって同じじゃないのに、5mm単位で万人に合うはずもないよな。考えてみたら。
とにかく多くのランナーは「適正」より大きいサイズのシューズを選んで「しまって」いるらしい。
特にオレのように小指が痛い、なんていうトラブルがあると、幅広シューズなど、とにかく「大きい方」に逃げてしまうというんだ。
それは間違いだという。
小指の痛みの原因の多くはシューズの中で足が動いてしまうことで、大きいシューズを選ぶとさらに・・動くよな、そりゃ。
ということだ。
今より小さいシューズを履くことで、そのトラブルは解消する可能性が高いという。
サイズを小さくするだけじゃなく、インソールを薄いものに替えたり、様々なチューニングをしながら最適解を見つけるんだ。
まぁ、詳しくは、ブログを読んでもらいたい。
ただ一つ、ブログを読む上で注意しておきたいことがある。注意は大袈裟だな、そこにはヒントしかない、といえばいいかな。
そのブログはあくまで「入口」だ。より詳しく知りたい場合、DVDを購入したり、セミナーに参加する案内がされている。
断っておくが、オレはまったく面識はない方なので、決してその宣伝ではないからね(笑)
でも、多少知識のあるランナーならば、ブログにあるヒントだけでも十分勉強になるすばらしいブログには違いない。
オレのように足のトラブルに悩むランナーは一度覗いてみてほしい。
ってことで、オレも思いきって、いつもよりワンサイズ(5mm)小さいランニングシューズを購入してみた。
Onクラウドフライヤーウォータープルーフだ。もちょっと距離を走ったら詳しく(そうでもない思うけど)レビューしたいと思うが、とにかくいつもよりワンサイズダウンさせた。
足の甲なんて、けっこうパツンパツンな気がして怖かったけど、走ってみるとすごく「軽い」感じがした。足とシューズの一体感がハンパねー感じだ。悪くない。
ただ、この「ウォータープルーフ」の生地っつうの?けっこうガサガサして固い生地なんだ。
だから足に「あたる」部分もある。サイズのせいかもしれないが。
今のところ問題ないレべルだけど、まだ30kmしか走っていない。100km走って問題ないと自信をもっては言えないかな。
もっと距離を走って判断したい。違うシューズを選ぶのもチューニングだ。
30kmラン終了~
— シブケン (@shibu_ken) 2019年4月13日
天気よくて超ラン日和!やっぱり30kmはなげーなー。ま、でも、問題なくクリアできてよかった!ねむい(笑) #OnFriends pic.twitter.com/3cz5umzErK
気にし過ぎじゃね?足のトラブルに悩まない人はそう思うかもしれない。
いや、オレは怖いんだ。去年、サロマ湖100kmウルトラマラソンを走ったときに目撃したんだ。
途中、何人かのランナーが立ち止まって、靴、靴下を脱いで足の指にテーピングしている姿を。
靴擦れ系のトラブルだろう。まだ残り50km以上残っているというのに・・
地獄だ。
テーピングしたって痛みは消えないし、同じシューズを履いている以上、そこがまた擦れて・・
無理だ。
靴擦れ系のトラブルがあるまま、50km以上走るのは無理だ。オレだったら。
そんな地獄を見ないように、本番までランニングシューズのチューニングを続けて、最適解を見つけて勝負したいと思う。なんてったって100kmだ。
サンダルつっかけて近所のコンビニに行くのとはわけが違う。靴擦れ系のトラブルは「ゼロ」にして挑まなければならない。
体重のチューニング
チューニング、なんてかっこつけてみたけど、ダイエットだダイエット。ダイエットしなければならない。
正月に太った分、まだそのままだ。もう4月だというのに。ヤバい。なんてったって100kmだ。
3キロ減らせば、けっこう変わるだろ。体を運ぶのに必要なエネルギーとかなんかが。
ランニングフォーム、ランニングシューズ、体重についてのチューニング。サロマ湖100kmウルトラマラソン本番までに最適解を見つけたい。
関連記事
「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~その1(2019.4.1記)」
この記事↑は~その2です。
「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~その3(2019.4.16記)」
「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~その4(2019.4.24記)」
「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~その5(2019.6.3記)」
「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~その6(2019.6.8記)」
「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~その7(2019.6.11記)」
「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~セミファイナル(2019.6.28記)」
「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~完結編(2019.7.2記)」
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「【サブ10への道】サロマ湖ウルトラマラソン2回目~完結編(2019.7.2記)」
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コメント
コメント一覧 (8)
なるほど、参考にします!
シューズのサイズも難しいですよね。
去年のウルトラでピッタリのサイズで走ったら、浮腫んだ状態で長い下りを走ったせいで親指が痛くなり爪が死亡しました。
ところで…
今週の日曜日はチャレンジ富士五湖118㎞です!!
昨年完走率50%のレースを攻略するため先月350㎞走り込みました。
100㎞の記録は13時間程度ですが、11時間通過の計画で完走目標に頑張ります!
シブケンさんも練習頑張って下さい!
118kmですか!100km走ったあとの18kmがすごそうですね・・体力的にも精神的にも。去年の完走率50%?!おそろしい・・(笑)
でも、トムさんならサブ3.5の勢いそのままにイケますね!(プレッシャー)
そう、問題はシューズなんです。私は人差し指のツメが何回か死亡してますね、両足とも。走った時は特に痛みがなくても、後から黒くなってはがれてしまったりするんですよ。無駄な力がかかってるんでしょうね。難しいものです。
それも含めてのウルトラなんでしょうけど・・
お互いウルトラがんばりましょう!
私も完全攻略ウルトラマラソン練習帳をもとに練習しているので、思わずコメントをしてしましたました。
ちなみに現在6週目です。
これからもブログを拝見させていただきます。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます!
おー完全攻略6週目ですか!だんだんハードになってきますね!
私なんか3週目にしてオフ日を待ち望む状態になってます(笑)
岩本さんを信じてお互い頑張りましょう!
やりました!富士五湖ウルトラ、ギリギリ完走できました!!
70㎞くらいで本当にキツくなり、まだ残り50㎞あることに絶望する…
復活を繰り返しながら進むも90㎞で吐き気がきて何も食べれなくなりジェルも受け付けず、喉は乾くけど飲むと吐き気がくる状態でまだ残り30㎞…
それでも何とかゴールできたのは感動的な沿道の応援や、みんなからのLINEの励まし、それにやっぱりシブケンさんのプレッシャー(笑)のおかげでした!
さすがにゴール後は涙が溢れてきました。
次はシブケンさんですね!
頑張ってください!
おー!!すごい!お疲れ様でした!
いや、トムさん、どこまでいっちゃうんですか、背中が見えなくなってきましたよ(笑)
それにしても、118kmは過酷なんでしょうね・・
私も去年のサロマ100kmの70km地点でかなりキツくなりましたけど、そこから残り30kmでしたからね。まだ、ゴールをイメージできました。
なのに70kmから残り50km!フル以上!。ヤバい。
吐き気がくる状態で残り30km。いやいや、ホントにすごい。
それじゃ、今度はこのトムさんの快挙をプレッシャーに(笑)サロマがんばりますね!
ホントお疲れ様でした!
私はフルマラソンをやっと完走出来る初心者ランナーです (5時間半で)
山の中に住んでいるので 平地ジョグは出来ない環境です
しぶけんさんの記事で 肛門を後ろにして背筋を伸ばして走るを実践したら・・・
本当に楽に?上り坂上がれました!しぶけんさん ありがとう(・ω・✌
はじめまして!
それはよかった!っていうか、私は岩本さんの本を紹介しただけなので・・
(ツイッターで岩本さんに肛◎ばっかフィーチャーしてんじゃねえよ!的に言われたのはここだけの話です・・笑)
それにしても、山の中に住んでて平地のない環境!そこでラン続けてたら強くなりそうですね!がんばってください!