マラソンの練習と選挙の清き一票は似ていると思う。
オレは政治に対して、特に強い信念や興味を持っているわけではない。が、選挙があれば、よっぽどのことがない限り投票には行く。
投票所が家から近いからだ。歩いて数分のところにある。遠かったら、もしかしたら行かないかもしれない。そのレベルだ。
選挙のとき、いつも思うのが「オレの投じる1票に意味はないよな」ってことだ。
「政治的理念」とか崇高な「意味」のことではなくて。当落を決める「算数的」な意味で、だ。
「1票差」で当落が決まることなんてねーだろ。オレはそう思っている。
でも調べてみたら、過去に全国でいくつか例はあるみたい。
市議とか町議とかの総得票数の少ない選挙だとあるみたいだね。「1票差」で当落が決まることが。
それはそれだ(笑)
オレが投票している選挙で、それはないと思っている。いや、なんとなくだけど。過去にそんな僅差の当落見たことないもん。
オレが投票している選挙で、それはないと思っている。いや、なんとなくだけど。過去にそんな僅差の当落見たことないもん。
だから、オレの投票する「1票」で当落が決まることなんてねーだろ。そう思っている。
そう思うのはオレだけではないはずだ。
しかし不思議なもので、その「算数的」に意味がないと思われる1票の積み重ねで当落が決まるのは、紛れもない事実だ。
だけどやっぱりあの日の選挙で、オレが1票を投票しようがしまいが結果が変わらなかったのも事実だ。「1票差」で当落が決まった選挙ではなかったからね。
今日、これから走る10kmとその1票は似てないかい?
こういうことだ。
あるマラソン大会で、そうだな、フルマラソンでいいや、それで自己ベストを出したいと思っているとする。
そのために、日々走る練習をしている。月間200km以上走る、なんて目標を立てたりして。
今日10km走らなかったら、目標の200kmに達しない。でも、イマイチ体調が優れない。体がダルい。走りたくない。
「走るべき」か「休むべき」か。その境界線の見極めは難しい。
「走るべき」か「休むべき」か。その境界線の見極めは難しい。

果たして、今日その10kmを走る走らないでフルマラソンの結果は変わるだろうか。
たぶん変わらないと思う。今日10km走ったからといって何が変わるというんだ。その10kmで飛躍的に走力が向上するわけでもないだろ?
しかし、不思議なもので、日々走ることの積み重ねでしか走力を向上させられないのも、紛れもない事実だ。
だから、「イマイチ体調が優れない」程度だったら、オレは走り出す。積み重ねるしかないからだ。
そこに「走るべき」と「休むべき」の迷いはない。
いや、自分に迷うスキを与えないように、何も考えないで靴を履いてドアを開けて走り出す。(かっこつけ)
結果、いつも走ってよかったと思える。走って後悔したことはない。
だけど「ケガ・病気」をしていたらどうだろう。
もちろん、程度にもよる。足を骨折していたら「休むべき」だろう。つうか「休むしか」ない。
じゃあ筋肉痛は?まぁ、走るべき、かな。
ランニングの時に靴擦れで出来た水ぶくれがある場合は?
それほど痛みはない。走ろうと思えば走れる。だけどいつまでも傷口は治らない。
もしかしたら二重に皮がムケてしまうかもしれない。そうなればコトだ。
だけど、走ろうと思えば走れる。この場合、「走るべき」と「休むべき」の境界線はどこにあるのか。
軽く咳が出る。風邪をひいたわけでもないと思う。走ろうと思えば走れる。
この場合、「走るべき」と「休むべき」の境界線はどこにあるのか。
今日10km走らなかったら、目標の200kmに達しない。
「走るべき」か「休むべき」か。その境界線の見極めは難しい。
なぜなら、今日その10kmを走る走らないでフルマラソンの結果は変わらないと思うけど、だけどその積み重ねでしか結果を変えることはできないからだ。
上の例で言うなら、オレの経験上「休むべき」だ。
去年エライ目にあった(笑)
水ぶくれ部分の皮が二重にムケて痛くて走れなくなった。
軽い咳をこじらせて、肺炎じゃないかってくらいのヒドイ咳が止まらなくなって病院送りになった。
いずれも、初めての100kmウルトラマラソン挑戦1ヶ月前くらいのことだったと思う。
「初めての100kmウルトラマラソン挑戦」の恐怖が「走るべき」だと判断させてしまったんだ。なんとか本番には間に合ったからよかったけど。レースの結果は、ま、アレだ。
そんな去年の経験から、今年は積極的に「休むべき」を選択できるようになった。積極的に休むのもどうかと思うが。
どうしても走りたくない時。「ま、今日は休んで明日がんばるか」そう思えるようになった。
ちょっとしたケガでも悪化する可能性があるとき。「ま、治ってから走るか」そう思えるようになった。
いずれオレは趣味で走っているだけだ。誰かの期待を背負って表彰台を狙う選手ではない。
少しくらい休んだって、レースの順位が100位から200位になるくらいの違いだろう。
ケガを押してまで、病気を押してまで走り続ける理由はない。趣味としてのランニングを続けるためにも健康第一で考えたい。
自己ベストを更新するためには、多少無理をして「走るべき」を優先させる時もあると思う。だけど、やっぱり、基本は健康第一で考えたい。
ただ問題なのは「どうしても走りたくない時」がけっこう頻繁にあるということだ(笑)
そういえば、つい最近の選挙でさ、オレはこんな立候補者に投票したんだ。
ランニングしているとき、たまたまその人の選挙事務所の前を通りかかったら、偶然、出てきたんだよ。タスキかけた立候補者本人が。そしたら、走ってるオレを見つけて「よろしくお願いします」って頭さげてきたんだ。
なんかの縁だと思ってさ。
まったく知らない人だったけど、その人に投票したんだ。
結果、最低得票数で落選してたわ。
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まったく知らない人だったけど、その人に投票したんだ。
結果、最低得票数で落選してたわ。
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コメント
コメント一覧 (4)
確かにそうですね。この記事見てやっぱり走らなくては…って思いました。
この記事は奥深い。
シブケンさんは村上春樹より文才があると、個人的には思ってましたがやっぱり間違いない!
結果見てズコーってなりましたよね(笑)
洞爺湖マラソン、お疲れ様でした!
こんににちは。コメントありがとうございます!
「村上春樹より文才があると・・」
いやいや、それはないないない(笑)
けど、サロマ湖ウルトラの記録は村上春樹に勝ちたい!(去年は負けました)