最初に断っておきたいのは、これを読んでもあなたはヒントを得られないかもしれない、ということだ。
なぜならオレは、人にヒントを与えられるようなレベルのランナーではないからだ。
ただ、先日走ったサロマ湖ウルトラマラソン後半で、ある「気付き」があったので、忘れないようにメモ的に書いておきたいと思う。
それは次にウルトラマラソンを走る時、後半に失速しないためのヒントになると思っている。
次にウルトラマラソンを走る機会があるかどうかは、また別の話だが。
誰かにとっても、もしかしたらヒントになるかもれない、という思いはある。なので時間があったらチラっと読んでみてほしい。
昨日「いつものコース」を10km走った。久しぶりにダイナミックで大きなフォームで軽快に(自分なりに)走った10kmだった。
何も考えずに苦しくなる一歩手前のペースで、いやちょっとだけ苦しくなるペースで走り続けた。
練習で楽しみながら走る10kmはそれほど遠くない距離だ。
夜ラン10km終了~
— シブケン (@shibu_ken) 2019年7月11日
サロマ湖ウルトラの練習以来、2週間ぶりにいつものコースを走った。
そこは・・いつものコースだった。(そりゃそーだ) #OnFriends pic.twitter.com/pTVvLNONWh
ほんの2週間前、2019年6月30日に走ったサロマ湖ウルトラマラソンのラスト10kmでは出来なかった走りだ。
なぜ、サロマ湖のラスト10kmはあんなにも苦しく無様な走りになってしまったのか。(無様だったのはラスト10kmどころの話じゃないけど)
なぜ、「いつものコース」を走るように軽快に(自分なりに)走れなかったのか。
答えは簡単だ。
その前に90km走っていたからだ(笑)
疲れていた。体が脚が思うように動かなくなっていた。
今回のサロマ湖は途中で何回も、そして何キロも歩くレースになってしまった。まぁ、去年もそうだったけど(笑)

いや、レース後半に関して言えば、「走る」と「歩く」が完全に逆転していた。
歩いてる「途中に走っていた」という状態まで運動量は落ちてしまっていた。
「途中に走っていた」といっても「歩くよりは速いかな」レベルの走りだ。
その歩幅は小さく、脚は上がらずザッザッザッザッと引きずる走りだ。「小さな走り」だ。
それが原因だったのではないか。
疲れたから「小さな走り」になったのではなく、「小さな走り」だったから疲れたのではないか。
思えば中間地点の55kmエイドを出てから、ずっと「小さな走り」をしていた。体力温存のつもりだったのかもしれない。
残り90km地点を越えても元気は出なかった。「あと」10kmと思えなかった。「まだ」10kmあるとしか思えなかった。
走っても走っても残りの距離が減らない。「小さな走り」は続く。ザッザッザッザッと。
そんな状態が嫌になった。とにかく早くゴールして解放されたいと思った。
最後の力を振り絞って「うぉりゃー」っと(笑)気合でダッシュしてみた。そう、例えば昨日、「いつものコース」を10km走ったように。ダイナミックで大きなフォームで軽快に(自分なりに)。
とても楽に走ることができた。
これがヒントだ。
残念ながら、楽に走れた距離は100mくらいだったと思う(笑)すぐに力尽きた。だけど、それを2、3回やったかな。
いつものフォームで走ること。ダイナミックで大きなフォームで軽快に(自分なりに)。決して「小さな走り」になってはいけない。
これが「ウルトラマラソンの後半に失速しないためのヒント」になるのではないか。
細かな戦略はまだ思いつないが(まだ考えたくもないが)ヒントとしてメモしておきたい。
そういえば、お世話になった例の赤い本。
その練習メニューにも「小さな走り」にならないための練習メニューがあったような。
ウルトラの設定ペースよりは速く走る「15kmビルドアップ走」が毎週組み込まれていたような。いつものフォームを忘れないための練習だ。
そういうことだったんだな。もう一回読んでみよう。
答えは来年のサロ・・
いや、やっぱり、次にウルトラマラソンを走る機会があるかどうかは、また別の話だ。
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コメント
コメント一覧 (6)
「小さな走り」にならないように。
過去にヒントを得た
「戦略的歩き(笑)」
「坂肛門(爆)」
に付け加えておきます!
10月に離島で開催される100kmレースに参加するのですが、コレで怖いもん無しですね。
けっして自己責任とか言わないで下さい(^ ^)
私もサロマの残り10キロは足痛くて屈伸できないは、下りは太腿ちぎれるやじゃないかと思う位の痛みと「毎月の月初めは仕事忙しいからなぁ」とか言い訳しながらゴール付近までは歩いてました。去年はリタイアしたし、課題を残すレースでした!
ジョグとかLSDなら1人でも良いですけど、ビルドアップやペース走をとかは一人では萎えますよね。私はスピード訓練をしなかったかわりに登坂走(10キロ走ると峠あるんで、往復して心臓と足鍛えてます)しました。一回ですけど・・・
シブケンさんは、次のレースは何か考えてるんですか?私は、トリプルマスター目指そうと8月の、美幌デュアスロン(ラン10キロ、バイク80キロ、ラン10キロ)のレース、サロマ終わった日にランネットで申し込みました。バイク無いんで揃えるとかから始めてます。お金のかかることなので、嫁の視線も冷ややかですが。デュアスロンも完走できたら、来年の2月の湧別クロカン80キロの予定です。
サロマって1年に1回しか走れないので、試行錯誤にも時間がかかりますよね。
今回導き出した仮説を元に3回目走って仮説が確信に変わる…。で、4年目に納得の自己ベストが出ちゃうんですよ(笑)。うふふ。
離島で100kmレース、なんかおもしろそうですね!
私のブログが少しでも役に立つのならうれしいですが、
信じるか信じないかは自己責任でお願いします!(笑)
レースがんばってください!
サロマ終わった日に次のレースにエントリーするマインドがすごい!私なんか「しばらく走りたくねー」とか思ってましたから(笑)
しかもデュアスロン!しかもこれからバイク揃えるとか!で、クロカンですか!
強い!家族の視線に負けないで(笑)がんばってください!
私の次は7月の終わりに初めてのトレランレースです。40kmの部。どうなることやら・・
そうですよね、1、2回走ったくらいでウルトラがわかるわけもないですよね。
やめるなら最初の1回でやめるべきだったのかも(笑)