誰もほめてくれないんだ、フルマラソンでサブ4したところで。
マラソンを趣味にしていない人にしてみれば、それの難易度はわからない。
そもそも「サブ4」という言葉を知らない。だって、オレ、フルマラソを走るようになるまで、知らなかったもん。
「いや、おまえ、フルマラソン42.195キロを4時間未満で走ることだよ」と教えたところでポカーンだ。なにがすげーの?って。なぜなら、普通の人が思うフルマラソンにかかる時間は「2時間ちょっと」だからだ。オリンピックなどでトップ選手が出す記録のイメージだ。
そこにきて、フルマラソンを4時間かけて走ることの、なにがすげーんだ?って話だ。
それは「オレ、昨日バッティングセンターで、ホームラン打ったんだ」と言ったところで、誰もほめてくれないのと同じように。返ってくる言葉と言えば「へー」以外にはないだろう。
そんな誰もほめてくれないであろう、サブ4を目指すために日々走る。
走ることが嫌になることだってあるさ。いや、嫌な日の方が多い(笑)
そんなとき、走るモチベーション維持するためにはどうすればいいのか。
本でも読んでみっか。
練習方法なんかを解説したメソッド本じゃないぞ。そればっか読んでても疲れちゃうよ。
走ることに関する、小説とかエッセイとかノンフィクションとかそのへん。
「BORN TO RUN」
マラソンをやってる多くの人は、タイトルくらいは聞いたことがあるはずだ。ある種、バイブル的な本になっている。ジャンルはノンフィクション。
まぁ、マラソンっていうか、山の中走るトレイルランニングの話が主になるかな。
なかなか分厚い本だ。読むのちょっと躊躇してる人もいると思う。
本を読み慣れていない人には、最初の方は話に入って行きづらいかもしれない。
翻訳がね。読みやすいか読みづらいかていったら、たぶん後者だ。
でも、そこをグッとこらえて読み進めれば、きっとおもしろくなってきて完走できるはずだ。
マラソンの本だけに。
やかましいわ。
マラソンをやらない人が読んでもおもしろい、なんてレビューを見かけるけど
それはどうだろう?(笑)オレは、あまりススメないな。
走っている人だからこそわかる話が多すぎる。っつうか、ほとんどそれだ。
だって「BORN TO RUN」だからな。
内容を簡単に説明すると、タイトル通り、人間は走るために生まれてきたんだよ。
って言ったら言い過ぎに思わなくもないけど、そうだな、人間は走ることに恵まれた動物だよ、くらいかな。足の仕組みとか呼吸方法とかその他いろいろアレで。
もちろん、走る速さでは他の動物に勝てないんだけど
こと持久力に関しては、人間以上の動物はいないらしい。
とかなんかそういう話。
それをベースに、どっかの民族の話が中心だ。原住民みたいな感じだと思う。
山の中に住んでいて、ずーと走り続けている民族がいるんだ。どっかに。
どこだったっけな、忘れた。
もちろん、ランニングシューズなんて履いていない。
古タイヤのゴムの切れ端で作ったサンダル的なものを履いている。
だから基本、裸足に近い。それでガンガン走る。
その辺から、ランニングフォームやクッションの効いたランニングシューズに対する疑問がでてきて。
もしかして、高機能のランニングシューズが、走りをおかしくしてんじゃねーか?って。
その民族の人たちは足痛めないのに、なんで俺達は年がら年中足痛いんだ?って。
結論的には
「値段の高いシューズを履いている人の方が足を故障する確率が高い」
とかいう話になって。
ナイキのランニングシューズはクソだな、って話になって(笑)
(10年くらい前の本だから、今はそんなんじゃないと思うよ、ナイキ)
で、その走る民族と、世界的に有名なウルトラマラソンのランナーたちがレースするんだ。
その辺は小説的で、単純に読み物としておもしろかったかな。
で、上にも書いた通り、オレは走るモチベーション維持するために、こういう「走る」関連の本を読むんだけど。
だから、その本の中にオレを奮い立たせる「名言」を見つけることも必要になる。
いいのがあったよ。
どうだい、これ。いいでしょ(笑)
それを実証?するデータとしてこんなことも書かれていた。多くのマラソンランナーを見た時、こんなことが言えるそうだ。
19歳からマラソンを始めたとして、ピークを迎えるのは26歳のとき。
そこからタイムは下り坂になる。
まぁ、そりゃそうだよな。
で、再び19歳の時と同レベルにもどって(下がって)しまうのは、何歳だと思う?
けっこうビックリだよ。
64歳だって!
それを聞いたからには、アレだ。まだまだがんばらなきゃな、って思える。
少なくとも、64歳まで!
ランニングに少しでも興味ある人は読んで損なし!
やっぱり、マラソンとかウルトラマラソンとかやる人は、基本的にバカ(いい意味で)なんだな、とわかる本(笑)
「違う自分になれ」 / 岩本能史
「走ることについて語るときに僕の語ること」 / 村上春樹
「ひぃこらサブスリー」 / みやすのんき
「世にも奇妙なマラソン大会」 / 高野秀行
マラソンを趣味にしていない人にしてみれば、それの難易度はわからない。
そもそも「サブ4」という言葉を知らない。だって、オレ、フルマラソを走るようになるまで、知らなかったもん。
「いや、おまえ、フルマラソン42.195キロを4時間未満で走ることだよ」と教えたところでポカーンだ。なにがすげーの?って。なぜなら、普通の人が思うフルマラソンにかかる時間は「2時間ちょっと」だからだ。オリンピックなどでトップ選手が出す記録のイメージだ。
そこにきて、フルマラソンを4時間かけて走ることの、なにがすげーんだ?って話だ。
それは「オレ、昨日バッティングセンターで、ホームラン打ったんだ」と言ったところで、誰もほめてくれないのと同じように。返ってくる言葉と言えば「へー」以外にはないだろう。
そんな誰もほめてくれないであろう、サブ4を目指すために日々走る。
走ることが嫌になることだってあるさ。いや、嫌な日の方が多い(笑)
そんなとき、走るモチベーション維持するためにはどうすればいいのか。
本でも読んでみっか。
練習方法なんかを解説したメソッド本じゃないぞ。そればっか読んでても疲れちゃうよ。
走ることに関する、小説とかエッセイとかノンフィクションとかそのへん。
走ることが嫌になったとき、読むとまた走りたくなる本
「BORN TO RUN」
マラソンをやってる多くの人は、タイトルくらいは聞いたことがあるはずだ。ある種、バイブル的な本になっている。ジャンルはノンフィクション。
まぁ、マラソンっていうか、山の中走るトレイルランニングの話が主になるかな。
なかなか分厚い本だ。読むのちょっと躊躇してる人もいると思う。
本を読み慣れていない人には、最初の方は話に入って行きづらいかもしれない。
翻訳がね。読みやすいか読みづらいかていったら、たぶん後者だ。
でも、そこをグッとこらえて読み進めれば、きっとおもしろくなってきて完走できるはずだ。
マラソンの本だけに。
やかましいわ。
マラソンをやらない人が読んでもおもしろい、なんてレビューを見かけるけど
それはどうだろう?(笑)オレは、あまりススメないな。
走っている人だからこそわかる話が多すぎる。っつうか、ほとんどそれだ。
だって「BORN TO RUN」だからな。
内容を簡単に説明すると、タイトル通り、人間は走るために生まれてきたんだよ。
って言ったら言い過ぎに思わなくもないけど、そうだな、人間は走ることに恵まれた動物だよ、くらいかな。足の仕組みとか呼吸方法とかその他いろいろアレで。
もちろん、走る速さでは他の動物に勝てないんだけど
こと持久力に関しては、人間以上の動物はいないらしい。
とかなんかそういう話。
それをベースに、どっかの民族の話が中心だ。原住民みたいな感じだと思う。
山の中に住んでいて、ずーと走り続けている民族がいるんだ。どっかに。
どこだったっけな、忘れた。
もちろん、ランニングシューズなんて履いていない。
古タイヤのゴムの切れ端で作ったサンダル的なものを履いている。
だから基本、裸足に近い。それでガンガン走る。
その辺から、ランニングフォームやクッションの効いたランニングシューズに対する疑問がでてきて。
もしかして、高機能のランニングシューズが、走りをおかしくしてんじゃねーか?って。
その民族の人たちは足痛めないのに、なんで俺達は年がら年中足痛いんだ?って。
結論的には
「値段の高いシューズを履いている人の方が足を故障する確率が高い」
とかいう話になって。
ナイキのランニングシューズはクソだな、って話になって(笑)
(10年くらい前の本だから、今はそんなんじゃないと思うよ、ナイキ)
で、その走る民族と、世界的に有名なウルトラマラソンのランナーたちがレースするんだ。
その辺は小説的で、単純に読み物としておもしろかったかな。
で、上にも書いた通り、オレは走るモチベーション維持するために、こういう「走る」関連の本を読むんだけど。
だから、その本の中にオレを奮い立たせる「名言」を見つけることも必要になる。
いいのがあったよ。
「人は老いるから走れなくなるのではない。走るのをやめるから老いるんだ。」
BORN TO RUNより
どうだい、これ。いいでしょ(笑)
それを実証?するデータとしてこんなことも書かれていた。多くのマラソンランナーを見た時、こんなことが言えるそうだ。
19歳からマラソンを始めたとして、ピークを迎えるのは26歳のとき。
そこからタイムは下り坂になる。
まぁ、そりゃそうだよな。
で、再び19歳の時と同レベルにもどって(下がって)しまうのは、何歳だと思う?
けっこうビックリだよ。
64歳だって!
それを聞いたからには、アレだ。まだまだがんばらなきゃな、って思える。
少なくとも、64歳まで!
ランニングに少しでも興味ある人は読んで損なし!
やっぱり、マラソンとかウルトラマラソンとかやる人は、基本的にバカ(いい意味で)なんだな、とわかる本(笑)
マラソン練習が嫌な時のオススメ本記事 他にもあります!
「チーム」 / 堂場瞬一「違う自分になれ」 / 岩本能史
「走ることについて語るときに僕の語ること」 / 村上春樹
「ひぃこらサブスリー」 / みやすのんき
「世にも奇妙なマラソン大会」 / 高野秀行
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