人間社会を円滑なものにするために・・時に潤滑油としての役割を果たすのがグレーゾーンだ。なんでも白黒ハッキリさせるのが正義ではないと思う。だって、ギスギスしちゃうじゃない。
とはいえ、グレーゾーンはお互いの信頼の上に微妙なバランスで成り立つものだ。
その微妙なバランスがわからない第三者によって「てきとーなことやってるな」と攻撃されることもある。個々がスマホを手にしてSNSが浸透したことにより、世の中が監視社会化してきている。仕組みが透明化されることで、悪事が暴かれることはいいことだ。しかし、度が過ぎてはならない。
魔女狩りが始まるからだ。それを防ぐためにもグレーゾーンは残しておくべきだ。
話しが難しくてよくわからないかもしれない。
気にしないでくれ。オレも書いててよくわからなくなった(笑)
「グレーゾーン」と聞いて何を思い出すだろうか。
かゆくなるところ?違う、それはデリケートゾーンだ。つまらない下ネタ失礼しました。いや、でも、シモにおいて、だからエロにおいても「グレーゾーン」の存在は重要だ。
日本国の法律のもとではアソコは見せてはいけないことになっているが、しかしインターネットの世界では簡単に、しかも無料でアソコを見ることができる。
グレーゾーンだ。
ここを取り締まってはいけない。いや、ある程度は取り締まっているのだろうけど、グレーゾーンは残しておかなければならない。なぜなら、暴動が起きるからだ(笑)
実際問題、ネット上のアソコについて、完璧に取り締まることはすでに不可能だろう。仮にだ。仮に完璧に取り締まることができても、やってはいけない。暴動が起きるからだ。
人間のエロを求めるパワーはすさまじい。オレの話じゃないよ。あくまで人間としての話だ。そこにグレーゾーンは必要だ。
たとえばパチンコ。
日本国の法律のもとで、パチンコはギャンブルとして認められていない。だから玉がたくさん出てもお金に換えることはできない。出た玉はお菓子やシャンプーなどの景品と交換するしかない。とされている。
しかし、ウワサによれば、その玉をお金に換える方法があるという・・
まず、パチンコ店で玉をある「ブツ」と交換する。その「ブツ」は特殊景品と呼ばれているようだ。その「ブツ」をパチンコ店を出て「とある場所」に持って行くとあら不思議、「ブツ」とお金を交換できるという。交換というか、形上は「買取」してくれるのかな。あくまでウワサだよ。
だけど、パチンコ店は「そのこと」を知らない。ことになっている。
だから、パチンコ店の店員にブツを手にして「これ、どこに持っていけば・・」と聞いても「とある場所」は教えてくれない。らしい。でも、導いてはくれる、というんだ。
「わからないですけど、みなさん、そこの出口を出て右の方に行かれますね~」なんて言って。
オレはここ20年くらいパチンコをやったことがないので、今現在がどうであるかは知らない。が、同じようなものだろう。それにしても、この店員がすっトボけるエピソードは大好きなんだ(笑)
グレーゾーンだ。
そしてトレイルランニングだ。トレランにもグレーゾーンは存在した!
昨日の午前中に、北海道の某スキー場で実際に起きた話だ。札幌近郊にお住いの方は、それがどこであるのかピンときてしまうと思う。でも知らないフリをしてほしい。
グレーゾーンだからだ。
トレランしようと思ってさ。トレイルランニングね。山走るやつ。
オレはトレランに詳しくない。トレランレースの経験は過去1回だけだ。詳しく知らないままエントリーしてみたら、なかなかスゴいやつだったけど(笑)
山を走りたいな、と思うことはあるんだけど、どこを走っていいのかよくわからない。SNSとかで「どこぞの山を走った」ってのは、なんとなく目にすることはあるんだけど、その山のどこに行けばいいのかわからない。登山道を走ってもいいのだろうか。わからない。そして、山は遠い。やっぱ山はいいや、今日は河川敷走ろう。いつもそうなる。
そんな中、「そういえば、あそこトレランできたんじゃね?」って山を思いついたんだ。何度か行ったことがある某スキー場だ。家から車で1時間もかからない近場だ。山なのに近場なのがいい。すごくいい。
新型コロナウイルス感染防止のために営業自粛していたんだけど、最近、営業を再開したっていう情報を見た時に「そういえば、あそこトレランできたんじゃね?」そう思ったんだ。
スキー場といっても、夏も積極的にアウトドアの「遊び」を仕掛けている山だ。
たとえば、パークゴルフとか。BBQとか。釣り堀とか。最近人気があるのはMTB(マウンテンバイク)みたいだ。専用のコースがあって、主に子供たちが本格的なMTBを楽しんでいる。
そしてトレランのコースもあったはずなんだ。
スマホで調べてみる。確かにトレランのコースはある。
やったぜ、さっそくオレはそのスキー場に向かった。
スキー場に到着する。MTBを楽しむ子供たちがたくさんいた。
パークゴルフをやっている人もいる。BBQの煙も見える。
だけどなぜだろう、トレランをしているっぽいランナーはいない。
勝手に山に入って走っていいのだろうか。わからない。近くにいた女性スタッフに聞いてみる。
「トレランできるって聞いたんですけど・・」
「あ、え?トレラン?あー、ちょっと待っててください」
女性スタッフが走り去る。雲行きがあやしい・・
女性スタッフが戻ってくる。「あちらに受付がありますので行ってもらえますか?」
なんだ、よかった。受付に行く。そこには、いかにも「山の男」然とした日焼けして引き締まった体躯の男性スタッフがいた。
「トレランコース、もうないんですよ」
とのことだ。いやいやいや(笑)スマホで調べてから来たんだけど・・
去年まではあったという。でも、今年からトレランコースの整備はやめてしまった、と。
って言われたからって、走る気満々の格好をしているオレは簡単に引き下がるわけにはいかないだろ、恥ずかしい(笑)
「勝手に走ったら・・ダメですか?」一応聞いてみる。その「山の男」がとても感じのいい人だったから、もしかしたらと思ったんだ。
「あー、私、MTBを管理してる者なんで、なんとも・・」
そう、そこはMTBの受付だったんだ。しかし、その後「山の男」はニヤリとしてこう言った。
「あ、でも、勝手に走ってる人たちは見かけますね~」
グレーゾーンだ。
そう、パチンコ店の「みなさん、そこの出口を出て右の方に行かれますね~」方式だ。
トレランコースの整備をしていない以上、なにかあったら責任問題になってしまうかもしれない。だから「走っていいですよ」と許可はできないのはわかる。トレランには関係のないMTBの人だし。
だけど「山の男」だ。本音では、細かいことは言いたくないのだろう。好きにしろや、って思っていたと思う。
オレもあえて「走る」宣言はしなかった。「じゃあ、その辺を散策して帰ります」って。そして「山の男」はこんな言葉を残してその場を去っていった。
「私、誰にも会ってないことにするんで」ニヤリ。
グレーゾーンだ。
ところで、今は亡きそのトレランコース。去年までの名残というか・・いや、けっこう整備されてて、いいコースだったよ!
基本的にスキー場のコースだから、トレランとは関係なく整備してるのかもしれないけど。もったいないな。ちゃんと開放してくれたらいいのに。
今日は山を走った。#OnFriends pic.twitter.com/ffayYxhLVL
— シブケン (@shibu_ken) June 14, 2020
基本的にスキー場のコースだから、トレランとは関係なく整備してるのかもしれないけど。もったいないな。ちゃんと開放してくれたらいいのに。
いや、もしかしたら整備をしていないだけで、開放はしているのかもしれない。その「山の男」はMTBの人だったので、トレランについて、そこまで詳しくなかったのかもしれない。どうなんだろうね。
まぁ、とりあえずグレーゾーンにしておこう。
様子をみながら。そこはほら、お互いの信頼の上に成り立つものだから。
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コメント
コメント一覧 (4)
あの感じだと、大丈夫だと思うんですけどね・・コソコソしたわけじゃないので(笑)
コース図にも書いてあったわけだし(って言い訳は用意してます)
記事の更新があれからストップしてるので気になっています。
え?全然まったく気にしてないのでご安心ください。そもそも影響力があるとも思っていないし、実際ないですから(笑)
更新していないのは、ただのサボりです。またボチボチ書いていきますよ。