まず、大迫傑を忘れる。そこから始めたいと思う。
今、フォアフット着地に挑戦している。フォアフット走法と言った方がいいだろうか。
ランニングの着地方法は、大きく分けて3つだ。
ヒールストライク走法と呼ばれる、かかとで着地する方法。
ミッドフット走法と呼ばれる、足裏全体で着地する方法。
そして、フォアフット走法と呼ばれる、つま先側で着地する方法だ。
そのフォアフット走法に挑戦している。
まだ自分のモノにはできていない。けど、感じはつかめてきた。と思う。
まだ、自分のモノにできていないのに、あえて言いたい。
みんなもフォアフット走法に挑戦してみた方がいい。なぜなら、とてもいい感じだからだ。
たとえば、脚への負担が明らかに減ったし、走るペースが速くなった。前と同じペースで走っているつもりなのに、だ。
いやいや、フォアフット走法どうのこうのとか、エリートランナーの話でしょ。
まだまだ、そんなレベルのランナーじゃないから。ランニングフォームよりも、まずは走り込みだな。とか思うランナーは多いと思う。オレもそうだった。
ちなみにオレは、フルマラソンのサブ4はなんとかクリアして、次はサブ3.5を達成したいと思っているレベルのランナーだ。
だけど、ここからタイムがなかなか伸びない。日々の走り込みが足りないのかもしれないけど、今以上の距離を走るはちょっと難しいな。(いや、走れよ)
もう若くないから体力も落ちる一方だ。そうなればだよ?ラニングフォームの改善しかないんじゃないか?そう思ったんだ。
オレみたいに、サブ4近辺でくすぶっている(笑)ランナーは多いんじゃないだろうか?
サブ4を狙うも、なかなか達成できないランナー。
サブ4は達成したものの、ここが限界かな、と思っているランナー。
そんなオレたちポンコツランナーこそ!ランニングフォームを見直すべきなんじゃないだろうか。きっと、残された伸びしろはそこしかないぞ!(笑)
そこで、フォアフット走法だ。
過去にも何度か挑戦したことはあるんだ。世界のトップ選手がフォアフット走法だし、脚への負担が一番少ないと聞くからだ。
でも、モノにできなかった。
まぁ、挑戦したと言っても、なんとなくの感覚でやってみただけだからね。ふくらはぎがパンパンになる感じがして「ダメだこりゃ」って、すぐやめてしまった。
でも、今回は少し本気で取り組んでいるんだ。なぜか?本を読んだからだ。
「ランニング革命」だ。
この本に、はっきりとこう書かれていたんだ。
かかとからの着地は間違った走り方なのか?「イエス」
フォアフット着地にするべきなのか?「イエス」
と。
わかっている。そうじゃない理論もあることは。
たとえば、体のつくりは人それぞれ違うから、その人に合った着地方法であればフォアフット着地じゃなくても問題ない、とか。その証拠に、トップ選手でもかかと着地の選手はいる、とかって。
でも、「ランニング革命」の著者ニコラス・ロマノフは言うんだ。
かかとからの着地は間違った走り方なのか?「イエス」
フォアフット着地にするべきなのか?「イエス」
と。そう言い切るんだ。
ニコラス・ロマノフは過去に7カ国(アメリカ、イギリス、メキシコ、ロシア、オーストラリア、エクアドル、カナダ)の代表コーチを歴任している。そんな実績をもつスポーツ科学者だ。
そんなニコラス・ロマノフが確立した理論を覆せるだけの理論を、実績を、持つ者は少ないのではないか。当然、オレは持っていない。持ってるわけがない。
だから、ニコラス・ロマノフが言うならそうなのかもな、そう思ってフォアフット着地に挑戦することにしたんだ。
「ランニング革命」に書いてあることを意識して練習しているんだけど、思ったより難しくないかも、しれない。
いや、まだまだ動画に撮って確認したら、かかと着地になってるシーンも多いんだけど、でも、だいぶカタチになってきたと思う。
そう!ちゃんと動画に撮って練習してるからね!オレ。がんばってるでしょ?(笑)

まだ体の前側に着地しちゃってるな。あ、動画はまた今度ね。誰も興味ないと思うけど。

まだ体の前側に着地しちゃってるな。あ、動画はまた今度ね。誰も興味ないと思うけど。
今、改めて挑戦してみて、過去に挑戦したときどうして上手くできなかったのかわかったんだ。大迫傑を目指していたからだ。大迫傑といえばフォアフット、フォアフットといえば大迫傑だ。
それだけ完成されたフォアフット走法で走ることは、よく知られている。だから、目指してしまうんだ。
でも、大迫傑のランニングフォームを目指すと、大股で体の前方につま先で着地しているイメージを持ってしまわないだろうか。実際は全然違うんだけど。イメージで。あまりに華麗でダイナミックなフォームなので、勘違いしてしまうんだ。オレだけかな(笑)
だから、そのイメージで走ると、ふくらはぎがパンパンになってしまったというわけだ。
オレレベルが目指すのは大迫傑じゃない。大迫傑は一度忘れた方がいい。もちろん、最終的にはそこが理想なんだろうけど、今はまだ、だ。っつうか、そこは一生無理だよ!
だから、もっと地味なところを固めていきたい。たとえば体の重心の真下に着地する、とかそんなところだ。
オレは今まで、思いっきり、これでもかってくらい、かかと着地だったんだ。
ほら、マラソン大会でカメラマンが写真撮ってくれるサービスあるでしょ。あれで自分の走りを見るとビックリするんだよ。
いくらんなでも、ここまでかかと着地はマズいんじゃないかってくらい、かかと着地なんだ。
かかと着地はケガにつながるという。
確かにオレは、長い距離を走ると右ひざを痛めることが多い。それが解消されるだけでも、フォアフット着地にする意味があると思う。
今はまだ「こんな感じかな」ってところだけど、それでも走りがだいぶ軽くなったと思う。脚へ負担も減ったのがわかる。
なにより、ランニングシューズのかかとのゴムが全然すり減っていないんだ!この前新しいシューズにしたから、はっきりとわかる。今までは、すぐにかかとのゴムがすり減ってたからね。これだけでもうれしい。
今後もフォアフット走法をモノにするためにがんばってみるわ。いや、今のところいい感じなんだよ、ホント。
とりあえず、このブログを「フォアフット走法への道(その1)」として、また経過を書きたいと思う。コツとかつかんだら、その辺も。
いつかは「フォアフット走法で自己ベスト更新しました!」とか書きたいな(笑)
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コメント
コメント一覧 (10)
推奨します☆
シブケンさんの奮闘楽しみにします!
・・・冷静に振り返るととてもポンコツな私が(ベストが4時間17分)いるわけですけども^^;
海外の速いランナーの見た目に惑わされてきた日本の陸上長距離界の歴史はそんなに古くないと思っていますから、一般ランナーが大迫選手に惑わされるのは当然かも~w 今私は、脱力フォアフット着地と腰前意識に重点を置いています。 腰前に出しすぎて腰痛になったこともあります。ランニングって難しくて楽しいですね^^ またシブケンさんの色々な情報発信を楽しみにしております。
はじめまして、経験者のコメントありがたいです!
やっぱりそうですか!故障しなくなったのは大きいですね。
私もがんばってみます。
今回の私は割と本気ですからね(笑)
今まで自分のフォームを動画で真剣に見たことはなかったんですけど、アレですね。
自分の「つもり」に全然なってないものですね。
ちょっとがんばってみます!
「ランニングって難しくて楽しいですね」ホントですよね!
まぁまぁ長い間走っているので、もうフォームも固まっちゃってるし、これが自分に合ったフォームだろ、とか思ってましたが、変えようと思えば変えられるものですね。
しかも、割りとあっさり。いや、まだまだですけど。
今のところ、なかなかい感じなのでがんばってみます!
前々回コメントした者です。
以前、NHKの「奇跡のレッスン」という、イタリア人陸上コーチのレナートカノーバ氏が中学生を指導する番組がありました。そのなかで足は踵からではなくつま先から着地するように指導していました。ケガのリスクやスピードを求めると自然な流れかもしれません。
ご興味がある方はレナートコーチの記事を探してみては。
中学生から!やっぱり大切なことなんですね~
情報ありがとうございます!
真下に爪先から!て念じながら。
大会が無いのも悪いことばかりじゃありません?
来年が楽しみ(*´・ω・`)b
いろいろ自分で試してみるしかないですもんね~
私は11月にフルマラソンの大会があるので(今のところ)、それまでに自分のものにします!