来年2021年のオレの目標を聞いてほしい。マラソン大会で優勝することだ。
自己ベスト更新を目標にするのもいいけど、そろそろ優勝を狙ってみてもいいんじゃないか、なんて考えている。
そんなことを言うと、「オマエの実力でバカ言ってんじゃねーよ」なんてお叱りを受けるだろうか。
いや、わかっている。オレ自身が一番その可能性の「なさ」をわかっている。それでもなお、「もしかして」と思わせる「事実」があるんだ。
オレの奥さんの話を聞いてほしい。
オレから見たら、オレの奥さんはナメたランナーだ。たまに思いついたように、サロマ湖ウルトラマラソン(50kmの部)とかフルマラソンを走ったりするガッツはあるが、そのために厳しい走り込みをしたりしない。ちょろちょろって走って大会に出る。ナメている。
そんなナメたランナーが、いつだったかどこだったかの10kmマラソンに出場して、あるカテゴリで「5位」だったんだ。
おかしくねーか?
もちろん、説明するまでもないが、そのカテゴリの出場ランナーはそれほど多くなかったし、同じ大会でハーフもフルもあったので、強く速いランナーはそちらにエントリーしていたのだろう。
それにしても「5位」だ。
ちなみにオレの今までの最高順位は・・憶えていない。
パッとした結果が一つもないから憶えてるはずがない。つうか、もう、大会が終わっても順位なんてほとんど見てないもん。見てるのは自分のタイムだけって感じで。
だって、ちょっとデカい大会に出た日には「3000位」前後とかだからね。なんだよ3000位って。そんなんだったら「その他大勢」って順位でいいよ(笑)
いや、でも、これは「あたりまえに」戦いすぎてるからじゃないか?と思ったんだ。あたりまえに戦って、オレの実力で勝てるはずがないんだ。だけど、ナメてるオレの奥さんでも「5位」に入る方法はある・・。
もっと、こう、はっきり言ってしまえば(すみません)「誰も聞いたこともないような」小さな大会で、その中でも誰もエントリーしないようなカテゴリで勝負したらどうか、と思っているんだ。
ヒントは「鬼滅の刃」にあった。
「鬼滅の刃」ブームの勢いには驚かされる。
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の興行収入が、「千と千尋の神隠し」のそれを抜いて歴代1位になる見込みだという。まさかあの千と千尋を・・と驚くが、その驚きはそれほど大きくない。まぁそういうこともあるか、という感じだ。
とにかく驚いたのは「炎」だ。
女性ボーカリストLiSAが歌う『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』主題歌、それが「炎」だ。
まず、その読みが「ほむら」であることに驚いたし、なにより驚いたのは「55冠」だ。LiSAが歌う「炎」が配信チャート55冠を達成したという。
「55冠」
なんの話だ。そんなことがあり得るのだろうか。
そりゃあ、世の中には様々なランキングがあるだろう。そして当然そのそれぞれに1位がいる。
たとえばボクシングでいえば、まず体重別に階級が分かれている。そのそれぞれにランキングがあって、世界チャンピオンがいて日本チャンピオンがいる。東日本チャンピオンもいるだろう。もしかして関東甲信越地方チャンピオンもいるかもしれない(いないだろ)
その中で、階級を変えてチャンピオンを目指す、という手法はよく知られている。
しかし、それは決して「近道」になるわけでもない。可能性の「方向」を変えてみる、程度の話だ。それでチャンピオンになったのなら、素直に称賛されるべきチャレンジだ。
だったら、ビールはどうだ。
ビールのテレビCMで叫ばれる「売上第1位!」は、どんなカテゴリにおける売上げ1位なのかわかったもんじゃない。
なんせビールの「売上第1位!」が多すぎる。
一瞬、小さな、それはそれは小さな文字でテレビ画面の片隅にそのカテゴリは表示されるが、それを読み取るのは至難の業だ。
もしかしたら「2丁目の佐藤さんが12月に買ったビール売上第1位!」かもしれない。とにかく、なにがなんでも、そのビールが「売上第1位!」になるカテゴリを探しているに違いない。探してもなかったら・・新たにカテゴライズするのだろう。捏造・・とまでは言わないが・・
LiSAが歌う「炎」は、配信チャートで55冠だ。
間違いなく、そこには55通りのカテゴリにおけるランキングが存在しているんだ。
音楽のチャートに55通りものカテゴリある?
すぐに思いつくのは、デイリーだとかウィークリーだとかマンスリーだとかの集計の期間を変えたものだろう。しかし、どう考えても、それだけで55通りもあるわけがない。きっと「2丁目の佐藤さんが買った」ランキングがあるに違いない。
調べてみた。
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そうきたか。
「佐藤さん」はなかったが、ここから様々なカラクリが見て取れる。たとえば「リアルタイムランキング」とはなんだ。デイリーよりも小さな単位とは驚いた。きっと時間を細かく区切って、1位になった瞬間を切り取ったものだろう。でもまぁ、別にインチキではないからな。1位は1位だ。
間違いなく1位になった瞬間はあったのだろう。あくまでカテゴリの「切り取り方」の問題だ。
それにしても「HAPPY★うたフル」ってのは、なんなんだい?オレが時代についていけてないだけかい?
とにかく、この手法だ。
オレもこの手法、だからカテゴリの「切り取り方」によって、マラソン大会で優勝できるのではないか、そう思ったんだ。
そうだな、例えばバンドをやってるランナーランキングはどうだ。「趣味:バンドとマラソン」なんて人はけっこう少ないのではないか。
いや、ダメだな。オレより全然速いバンドマンランナーをSNSで何人か見たことがある。少なくとも優勝はできない。じゃあ、それに加えて頭髪が、うるせーハゲてねーわ!そんなカテゴリで優勝したくねーわ!
声を荒げて失礼しました。
でも、オレは知っている。
たとえ「誰も聞いたことがないような」規模の小さなマラソン大会を見つけたとしよう。さらに誰もエントリーしないようなカテゴリがあったとして。たとえば3000m障害レースとか。あるわけないけど。
仮に、そんなカテゴリがあったとして。だからといって、エントリーがオレ一人だけってことはないだろう。仮に、二人しかエントリーしなかったとして。
それでもオレは負けるね。勝負に弱いから(笑)
やっぱ、マラソン大会で「優勝」を目標にするのは無理筋だわ。ごめんなさい。
そうだな、ホントのところ、現実的な目標を立てるとすれば、どんな大会も半分より上位に入る、かな。いやいや、それだってかなり無理筋なんだけど、オレの実力じゃ。
特に慣れないトレイルレースにエントリーしようものなら、いつもゲッパ(北海道方言:最下位)にならないようにヒィーヒィ言いながら走ってる(歩いてる)んだから。

※写真はウソの余裕をカマしているところ
ま、また、年末にでも改めて来年2021年の目標を考えてみるかな!無理筋じゃないところで。
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コメント
コメント一覧 (8)
その作戦はアリですよね。でも20年!長い道のりですね・・
っていっても、今の40代50代の分厚い層がオレより先に引退するとは思えない(笑)
小規模のリレーマラソンにこの前出たら優勝しました!!
まさに参加者少なめのナイスカテゴリーの切り取り方でした(笑)
ソロのハーフとか10キロがメインの大会で20キロリレーマラソンは全体で6チームのみの参加。5チームが男女混成チームで5チーム中1位というめちゃラッキー優勝でした。
タイム的にも1キロ4'46平均で大して早くないんですけどね(男子のみチームは3分台とか笑)。
ついでに次回大会無料招待券もゲット!
ということでおまけでやってるようなリレーマラソン、お得です!!
しかも早い友人のおかげで優勝気分味わえます!
リレー!その手があったか・・
いや、でも、なんにせよ「優勝」はすごい!
でもなー、オレの優勝のために走ってくれるラン仲間・・いないな(笑)
そこは目指したい!
3キロと6キロの部があって、6キロの部に毎年出場。常に中学生の速い奴らに、果敢に勝負を挑み、そして敗れ、散って行った・・
今年こそ!と思ったが!優勝の栄冠を勝ち取るため、3キロの部にしました。
なぜなら、毎年3キロの部は、小学生と健康ランニングのジジィしか、出場してないから。
ジジィ言うな!行く道だ(笑)
ところで、もちろん優勝したんですよね?