「ナメた態度でレースにのぞむ」
これを来年のテーマとしたい。自己ベスト更新、その先のサブ3.5達成のために、だ。
こう言い換えてもいいかもしれない「レースの準備はてきとーにする」
こう言い換えてもいいかもしれない「レースの準備はてきとーにする」
なぜなら、オレがビビりだからだ。マラソンレースを走るとき、オレはいつもビビッて準備に頭を悩ませている。割合で言うと「準備:本番=8:2」くらいで、より準備に多く頭を使っている気がする。
「別にそれでいいじゃない、物事は準備がすべてだよ」そう言う人もいるだろう。
オレがバイブルとしている何冊かのマラソンメソッド本の著者、ウルトラマラソンの第一人者である岩本さんもこう提唱する。
「レースはトレース」だと。
レース本番は練習でやってきたことをトレースするだけだよ、というわけだ。たぶん。(細かいことは本を読んでください)
レースはトレース
— 岩本能史 nobumi iwamoto (@nobumi_iwamoto) December 1, 2020
レース本番は練習でやってきたことをトレースするだけだよ、というわけだ。たぶん。(細かいことは本を読んでください)
アテネ五輪マラソン金メダリスト、野口みずきも言っていた。
「走った距離は裏切らない」
オレごときが、この金言に反旗を翻すつもりはさらさらない。
マラソン大会でいい結果を残すために、練習は大切に決まっている。日々走り込んで準備をしなければならないことはわかっている。つもりだ。
だから、オレがいう「レースの準備はてきとーにする」の準備はそのことじゃないんだ。言ってみれば「走ること以外」の準備だ。たとえば「シューズの準備」とかそういうやつだ。そこに頭を悩ませ「すぎ」なんだ、オレは。
象徴的なのは「サロマ湖2時間準備事件」だ。その事件については、このブログに何度か書いたことがあるから知ってる人も多いと思う。いや、やっぱりそれほど読まれてない気もするので、簡単に触れておく。
オレがサロマ湖100kmウルトラマラソンに初めて挑戦した時の話だ。
レース本番前日にホテルに入ったオレは、初めてのウルトラにビビリながら準備をしていたんだ。サロマ湖ウルトラでは、指定された袋に(けっこうデカい)入れた荷物を、あらかじめスタート地点で預けておくと、55km地点のエイドとゴールでその荷物を受け取れる素晴らしいシステムがある。


55km地点の荷物は赤い袋で、ゴールの荷物は青い袋だ。まぁ、色はどうでもいい。
重要なのは「55kmエイドで受け取る荷物」だ。それがレース結果を左右する、と、その時は思っていた。
替えのウェアを入れておくもよし。もしものために替えのシューズがあってもいいかもしれないね。エナジードリンクもうれしいかな。誰かからの応援メッセージを入れておけば、苦しい後半戦の励みになるかもしれない。
何を入れておけば効果的なのか・・オレはそれに悩んで、ホテルの一室であーでもないこーでもない、してたんだ。
そうしていると、いつまでも荷物の中身を決めれないオレに呆れて、一緒にいた奥さんが「仮眠してるわ」って、ベッドに入ってしまったんだ。奥さんも明日は50kmの部を走るので休養は大切だ。
2時間後・・奥さんが仮眠から目覚めると・・・
オレはまだ荷物をあーでもないこーでもない、してたんだ。
これには奥さんも驚いて「もしかして、ずっとやってたの?」って。結果、2時間以上かけて選びに選び抜いた「荷物」の中から55kmエイド使ったものは・・エナジードリンクだけだった(笑)
まぁ、これは初めてのウルトラレースだったから許してほしい。
でも、もういい加減慣れているはずのフルマラソンやハーフマラソンのレースの準備も、一事が万事この調子だ。
やれシューズはなにがいい、やれTシャツは半袖ががいいか長袖がいいか、やれエナジージェルは何本必要なんだ。悩みは尽きない。
レース当日の朝食も、どのくらい食べていいかいまだにわからない。基本、無理して多めに食べている。レース一週間前から、アルコールをやめたり、コーヒーをやめたりもしている。
しかし、それらがいい結果をもたらしている実感はない。もちろん、それらのおかげで、やっと今の結果になっている可能性もある。
それはまるで育毛剤だ。
育毛剤を使っているから、かろうじて(うるせーわ)今の状態なのか。いやいや、使っても使わなくても今の状態だったのか。はたまた、使わなかった方がいい状態に残せていたのか(うるせーわ)。その効果は神のみぞ知る、だ。今さら、過去に戻って試すことはできない。
って、誰かが言ってたよ。
しかし、マラソンレースに関しては、まだ、試せる余地がある。
そうなれば、普通は今よりもストイックな方向に向かうのかもしれない。練習のときから「食べて走る」練習をしよう、とか。レース当日の朝食は、もっと栄養バランスに真剣になってみよう、とか。
でも、オレは逆の方向を試してみたい。なぜなら今以上にストイックにはなれる気がしないからだ。わかってる、今も大してストイックな行動はできていないことは。それでも、これ以上なにかやる自信がない。
だから、これをテーマにしたい。
「ナメた態度でレースにのぞむ」
育毛剤を使わない方がよかったんじゃないか、って発想だ。
たとえば、思い切って朝食を食べないでレースを走ってみたらどうだろう。なんかいっつも、レースの前半戦、腹いっぱいで苦しい感じなんだよな。いや、エネルギーが必要なのはわかるよ。特にフルマラソンなんかは。
だけど、オレは練習の時はいつも食べないで走っている。走った後に思いっきり食べたいからだ(笑)それは置いといて。オレレベルのタイムで走るのなら・・もしかして朝食を食べなくても、途中で補給すればなんとかなるんじゃないか。試してみる価値はあるだろう。
いずれ大した結果を残せていないんだ。っつうか、いつも失敗レースだ。ここで大胆な改革を試みてもいいんじゃないか。出来ればGPSウォッチにペースを支配されることもやめてみたい。でも、それはできないな。ビビりだから。
なぜ、オレはこんなにビビッているのか。誰に何を期待されているわけでもないのに。途中リタイアを恐れているのだろうか。
いままで途中リタイアしたことないからな、オレ。
ごめん、ついつい自慢を。そこまで攻めたレースをしてないからって話でもあるけど。
たかだか一週間のアルコール絶ちなんて意味がないんじゃないか。思い切って二日酔いでレースにのぞむのはどうだろう。レース当日の朝もコーヒーもガブ飲みだ。トイレが近くなるのは困るが。
嫌なことはやらない。
それが今のトレンドだよね?そういうことじゃない?(笑)
まぁ、試してダメなら戻せばいいし、他の手を探してもいい。
ストイックになるにしろ、ナメた態度でいくにしろ、目指す方向は自己ベスト更新だ。そしてサブ3.5達成だ。年齢、体力的に来年が勝負の年になりそうな気がする。いっつも言ってるな、それ。ま、レースがあれば、だけど。
とにかく、来年はナメていく!もしくはフザける!
どうぞご勝手に、だね。
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コメント
コメント一覧 (10)
この発想、、
朝から爆笑ですわ!
でもねワタシ二日酔いの朝に、ジムのトレッドミルで走ったら
更に具合が悪くなり、折角の休日が午前中に終了しましたw
普通は寝るなり休むなりのところ、
これはこれで「良かれ」と思って、やってみたんだけどw
改革か保守か、
、
やってみないと分からない、
ってところに、ワタシは結局は戻っちゃいますね。
なんせワタシも相当なビビリなんで。
(多分、世界一か二)
(おおかた保守)
まぁ、いろいろ試してみるしかないよね~
オレも今年こそ痩せよう痩せようと思ってるうちに、シーズン終わっちゃったよね。
少なくとも・・春まではこれ以上太らないようにがんばるわ(笑)
食べるのが正解なんでしょうけどね・・なんかいっつも腹が苦しくて。来年はビビらずいろいろ試してみたいと思います。
黒糖わらび餅食べてみます!
私も調子いいこと言ってますけど、年とともに酒に弱くなって、明日の二日酔いが怖くて飲む量減らすこと憶えましたもん。まぁ、バカなりに成長したってことで(笑)
来年はいろいろと改革できればいいんだけど・・
1月の勝田では家で焼肉丼(米1合)、電車の中でカツサンド、会場で1時間前におにぎり2個、30分前にバナナ1本、直前にアミノバイタルのゼリーを入れて満タンで発射!スタート直後はうっぷとか言いながら気持ちわるかったです。でも逆にペースが上がらず(上げられず)、お腹がこなれた後半でペースアップして自己ベスト出せました!
単にそんなに食べなくてもいいんじゃないの、と言われたらそれまでですが(多分正しい)、ビビってしまってなかなかやめられないんですよねー。もうちょっと考え過ぎずに気楽にスタートしたいですよね!
そんなに!!(笑)
でも、自己ベストってことなら、それが正解ってことにもなりますよね。
いろいろ試してみたいけど、でも、年に何回もフルマラソン走るわけでもないですし・・だから守りに入ってしまうんですけど(守れてないけど)
ま、でも、次回のフルマラソンは出来る限りテキトーにやろうと思います(笑)
レースの前日、何度も夜中に目覚ますし。
給水の紙コップが全部、接着剤で机にくっいて飲めない夢見たりして。
マラソン大会は怖いです。
なんて恐ろしい夢なんだ・・
私も、レース前日に眠れなくなることはよくあります(笑)
普段は、眠れないなんてことは、まったく!ないのに・・