この週末のランニングは、とても気持ちのいいものになったんだ。
中学生と牡蠣屋のおかげだ。牡蠣屋は悪い意味でだけど・・

札幌の春はまだ少し先だ。多くの歩道は雪に埋まっている。
除雪されていたとしても、通れる幅は狭い。だからランニングするとき、歩行者とすれ違うのが大変で、邪魔になってるかな、と思うこともある。

歩行者の方が優先、っていう法はないと思うんだけど(ないよね?)それでもぶつかったりしたら危険度が高いのは
ランナーの方だもんね。そこは気を付けたい。

雪道で困るのが「足音が聞こえない」ってことなんだ。
歩行者の後ろから追い越そうと思っても、後ろから来るランナーに気づかない人は多い。そうなれば、もちろん道を空けてくれない。
すぐ後ろまで近づいて「すんません!」とか声を出したら、びっくりされることも、ままある。できれば避けたい行為だ。
あくまでオレの感覚だけど「狭い雪道走ってんじゃねーよ、邪魔くせー」という心の声が聞こえてくることもある(笑)

そんな中・・気持ちのいいやつらに出会ったんだ。たぶん中学生だ。ランニング中のオレの前方に、何かの運動部の集団がいたんだ。

狭い雪道、どう考えてもそのグループを追い越すスペースはない。道路を渡るにも、近くに信号機はない。めんどくせーな、どうすっかな、と思ったその時・・
その集団のリーダー的男子が、いち早くオレの存在に気が付いたんだ。そして間髪入れずに叫んだ。

「おめーら、どけろ!(北海道弁?)」

ウダウダ歩いている(笑)仲間を道の端に寄せて道を空けてくれたんだ!
そして、そこからがさらに圧巻だった。その集団よりも、さらに前方にも仲間の集団がいたんだけど。そこに向かっても叫んだよね。

「おめーら!人行くからどけろ!!」

オレはそのリーダーの横を通り過ぎる時こう言ったよね。
「すんませ~ん」

大人としてどうなんだ。「すんませ~ん」の一言はないだろ。「部活がんばってね」くらい言えないのかオレは。
言えなかったよ。ダメだなオレは。

そのことによって、その日のランニングはとても気持ちのいいものになった。北海道民も捨てたもんじゃなーね、そう思った。雪が解けたら、サブ3.5目指して本気でがんばろうと思った。
いやおまえ、そのくらいのことでそこまで感情動くかよ、そう思うかもしれない。

ギャップだ。

その前の日、とても悲しいことがあったんだ。人間の嫌な面を垣間見たと言っていいだろうか。それとのギャップにオレの感情は動いたんだ。

牡蠣屋に行ったんだ。牡蠣屋というか、おいしい大ぶりの牡蠣が食べられることで有名な飲食店だ。ま、平たく言うと飲み屋だ(笑)

先日、札幌のススキノをはじめとする飲食店は、時短営業要請が解除された。コロナウィルス感染対策のアレだ。
じゃあ、食べて応援すっか、ってことで出かけたんだ。
ウソです。ただ牡蠣を食べよう!って出かけただけです。もちろん、それが応援になればそれに越したことはないんだけど。

意外なことに、その店は繁盛していた。いや、このところ、ススキノは人の出も少なく(当たり前か・・)元気なかったからさ。お店のスタッフは忙しそうに動き回っていた。

まずは焼き牡蠣を食べることにした。
そこのお店は、自分のテーブルで牡蠣を焼く。卓上のガスコンロが置いてあって、それを使う。

牡蠣を持ってきたスタッフが焼き方を説明してくれた。若い女性のスタッフだ。片面5分焼けという。
5分経ったらひっくり返せ、と。
ほう、そこまでキッチり時間が決まっているのか、そう思った。牡蠣の口が開いたら、とかそんな基準じゃない。

5分だ。

なるほど、テーブルを見ると、ガスコンロの横にキッチンタイマーが置いてある。これを使えってことか。一緒にいた者が、そのタイマーをセットしようとするが、うまくいかないようだ。
早くしろ!もうガスコンロの火はついている。(いや、そんな厳格に測らなくていいだろ)
ダメだ。タイマーをセットできない。その者が、助けてと言わんばかりに女性スタッフに聞いた。「これ、タイマーどうやってセットするんですか!!」

「知らねーわ」

そんな心の声が聞こえた。心の声だよ!そういう態度だったから・・
なんかイライラしているようだ。まぁ、忙しそうだもんね。コロナ禍で大変だもんね。そう思っておこう。イライラしながらも、女性スタッフは答えてくれた。

「あー、ボタンずっと押してたらゼロになるんで」

そ、そうか。長押しでゼロになるのか。そうだよな、うん。長押しだ、長押し。タイマーを持った者が力を込めて長押しする。
ダメだ。うまくいかない。「あ、あの、タイマーがダメです」そう言うと、女性スタッフはあきれたように、オレたちにこう言ったんだ。

「スマホでも5分測れるんで」

そりゃあ測れるだろ。スマホでだって測れるし、なんなら砂時計でだって測れるさ。
5分くらいなら体内時計でもそれほど誤差はないはずだ。いや、あったっていいよ、誤差くらい。牡蠣を焼くだけなんだからよ。

それにしても冷たい・・
オレは過去に、これほど冷たい言葉をかけられたことがあっただろうか・・

テーブルの上にキッチンタイマーを置いたはそっちじゃないか。
責任を持って使い方を教えろよ!(笑)

そんな悲しい思いをした次の日の「おめーら、どけろ!」だ。優しさがより心にしみたよね。なんて気持ちがいいんだ。オレもそんな人でありたいと思った。中学生を目標にするのもアレだけど(笑)

早く春になって、雪とけねーかなー。




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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. ななし
    • 2021年03月09日 18:57
    • きっちり5分なのは
      ノロ対策やで。
      70度以上 3分以上の加熱が必要だから。
    • 2. てっぺい
    • 2021年03月10日 00:32
    • 今どきそこまでの塩対応は珍しいですねえ…。せめて、「スマホでお願いします」と言えないのでしょうか。
    • 3. シブケン(管理人)
    • 2021年03月10日 17:52
    • ななしさん
      そういうのがあるんだ~
    • 4. シブケン(管理人)
    • 2021年03月10日 17:56
    • てっぺいさん
      忙しそうだったからね~
      たぶん、こんなご時世だから、スタッフ少なかったんじゃないかな。
      そこまでお客さん来るって予想できなくて。
      って思っておくわ(笑)
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