この嬉しさは、なんだ。毎年のことだけど。

雪がとけてアスファルトの道を走る。夏靴で(雪国ランナー用語)
夏靴というのは、普通のランニングシューズのことだ。アスファルトの道を普通のランニングシューズで走る。

要するに、普通のランニングだ。

アスファルトの上を「うぉー!」って感じで爆走する。もちろん、実際に声には出さない。声に出したらバカすぎる。
そして、爆走するのはほんの数十メートルといったところだ。すぐに疲れるからね。雪上ランをしていたとはいえ、走力は落ちている。病み上がりといったところか(笑)

「普通のランニング」に、ここまで歓喜できるのは、雪国ランナーに与えられた唯一のプラス材料かもしれない。

「唯一」は言い過ぎだろうか。もちろん雪上ランをすることで、トレランのような不安定なコースを走るトレーニングになるかもしれない。その他にも、なんか、なんだろ、何かあるかもしれないけど、それ雪の上じゃなくても出来ますよね、ってことだ。

ランナーにとって、積雪地域に住むということは、なかなかのハンデだ。
例えば北海道の札幌なら、12月から3月までの4か月程、道路は雪に覆われている。

その間、まともに走ることは難しい。どこまでが「まとも」なのか、その定義は難しいけど。その4か月間、完全にオフにしているランナーもいることだろう。昔のオレみたいに。

まぁ、オレレベルの市民ランナーにとっては、そこまでハンデって感じでもないか。4か月間オフだったところで、大きく走力が落ちるってことでもないし。もともと「ない」からね(笑)

走力はそうだけど、「走る習慣」がなくなると、それを取り戻すのはちょっと辛いかも。
だからオレは、冬の間も「雪上ラン」をするようになったんだよね。

ここ数年で「雪上ラン」というのが、割と当たり前のことになってきている。多くの、とまではいかないけど、走り出せば必ず誰かとすれ違うほどには雪上ランナーは増えている。
それ用のシューズやウェアも多く発売されるようになったし。オレも2018年から雪上ランを始めて、「意外にフツーに走れるもんだな」とは思っている。

いや、ホント、フツーに走れるんだよ。だけどね、やっぱりね、走るために雪で真っ白な外へ出ていくってのは億劫なんだよ。クソ寒いし。
アレ着てコレ着て手袋履いて(北海道弁)ニット帽かぶって、って装備が超めんどくさい。
途中で吹雪になった日には「何やってんだオレ」感は強い。家に帰ってきてからの後始末も、まぁめんどくさい。

だから、春に歓喜はやってくる。「普通のランニング」に歓喜だ。

だんだん雪がとけてきて。部分的にアスファルトが出てきて。その時点では、まだ歓喜するほどではない。いつも走っている、10kmなりのマイコースからすべて雪が消えた時が歓喜の瞬間だ。

普通にランニングできることが、とてもうれしい。

基本的に、それほどランニングに喜びを感じていないオレでも(笑)、これほどうれしいんだから、多くの雪国ランナーが歓喜しているのは間違いない。
ただ・・そんな歓喜の気持ちは・・すぐになくなることはよく知られている。「普通のランニング」が文字通り普通のランニングに戻ってしまうのは、すぐそこだ。

とはいえ、ランニングを続ける上で大切なことだよね。歓喜できる瞬間を持っているってことは。

去年2020年から今年2021年にかけては、雪国に住んでいなくとも、そんな歓喜の瞬間を味わったランナーは多かったんじゃないかな。

新型コロナウィルスだ。

突然「普通のランニング」ができなくなった。
ランナーに対する向かい風が強くなった時期もあった。マラソン大会は軒並み中止だ。

だけど、やっと、少しずつ「普通のランニング」ができるようになってきたんじゃない?マラソン大会もチラホラ開催されてきたようだ。SNSでその歓喜の瞬間を見せてもらっている。

あのヒット曲の歌詞をしみじみ思うよね。「何でもないようなことが~幸せだったと思う」みたいな(笑)

だって、まさかね、「普通のランニング」ができなくなるとは思わなったよね。その点に関しては、雪上ランはよかったかも。外歩いてる人少ないからね。

それにしても、どんな環境になろうとも走り続けるランナー達はすごいって改めて思う今日この頃。同時に、少しは休めよ、と思わなくもない(笑)


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コメント

 コメント一覧 (6)

    • 1. 通りすがり
    • 2021年03月29日 21:56
    • 60年生きてきて初めてブログというものにコメントする者です。1年9ヶ月前、単身赴任で北海道に着任し、北海道の人は冬はどうやって走ってるんだろう、と調べていたらシブケンさんのブログに辿り着きました。それから毎回楽しく読ませていただいてます。
      冬が厳しい反面、野草が一斉に咲いたり、仔馬が跳ねたり、鹿が並走してくれたり、そういうのを見ながら走れるのは最高でした。コロナで北海道のマラソン大会に出られなかったのが心残りです。
      明日、定年退職で本州に戻ります。これで冬も走り放題…ですが、もう雪を言い訳にできませんね。
      あっ、ブログはこれからも楽しみにしています。
    • 2. シブケン(管理人)
    • 2021年03月29日 23:08
    • 通りすがりさん
      うれしいコメントありがとうございます!
      こんなにブログ書いててよかったと思ったこともなかったような(笑)

      そうですか本州ですか、お疲れ様でした!これからは冬も思う存分走れますね〜(笑)
      それでは、これからもたまにブログのぞいてください。
      で、いつかコロナが落ち着いて機会がありましたら、北海道のマラソン大会走ってください。
      お待ちしています!
    • 3. てっぺい
    • 2021年03月29日 23:42
    • 北広島のエルフィンロードも除雪が入ったので、早速30km走しましたー。やっぱり冬はほぼ短いジョグだけだったので、20km以降は終わりが待ち遠しかったです(笑)
    • 4. pen
    • 2021年03月30日 13:43
    • いや~ほんと。
      歓喜ですよね^^
       仔馬が跳ねたり鹿が並走したりして欲しい~!
      私のホームコースは藻岩下から230号線(石山通り)なのでちょっと無理っすね;;

      通りすがりさんもどうぞお元気で。
    • 5. シブケン(管理人)
    • 2021年03月30日 15:00
    • てっぺいさん
      もう30kmいった!やるね~
      in洞爺湖でサブ3.5目指そう!公式タイムにはならないけど(笑)
    • 6. シブケン(管理人)
    • 2021年03月30日 15:02
    • penさん
      雪もとけたし、あとはコロナですかね~
      っていっても、この状況でも割と腹いっぱい走れてますけどね(笑)
      大会がないのはちょっと寂しいですが・・
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