あいにくオレは、他人のランニングに関してアドバイスできるようなテクニックや情報をそう多くは持ち合わせていない。
なぜならオレは、ダメランナーだからだ。
だけど、そんなダメランナーだからこそ、オレと同じようなダメランナーにアドバイスしたいことがある。アドバイス、なんていうレベルの高い話ではないが。だから共有だ。共有しておきたいことがある。
ダラダラと走ってはいけない。
なぜなら、ダラダラと走るとものすごく疲れるからだ。
人はついついダラダラと走ってしまう。暑い日。体が重い日。脚が重い日。腹が減ってるとき。満腹のとき。失恋したとき。お金を落としたとき。日曜日の夕方どこかの家からカレーのニオイがしたとき。その他いろいろな場面でダラダラと走ってしまう。要するに気分が乗らない時だ。
人はついついダラダラと走ってしまう。暑い日。体が重い日。脚が重い日。腹が減ってるとき。満腹のとき。失恋したとき。お金を落としたとき。日曜日の夕方どこかの家からカレーのニオイがしたとき。その他いろいろな場面でダラダラと走ってしまう。要するに気分が乗らない時だ。
気分が乗らない時に走るなよ、という意見はごもっともだ。しかし事はそう単純ではない。気分が乗らなくても走らなければならない時がある。
たとえばオレの場合、走る動機は基本的に「マラソン大会で自己ベストを更新するため」だ。
そうなればトレーニングとして「今日は走る日」って計画があって、だから気分が乗らなくても走らなければならない。結果、ダラダラと走ってしまう。
そんなところがダメランナーだ。
ただまぁ、この「走る動機」に関しては、コロナ禍でほぼほぼマラソン大会のない時期を経験したことで、変わってきたかもしれない。大会がなくても、勝手にその辺走れるだけマシか、みたいな。何がなんでも大会でレースを走ることだけを目標にしなくてもいいのかな、って。
いろいろめんどくさくなっただけかもしれないが(笑)
だからといって、ダラダラ走ってはいけない。
繰り返しになるが、ダラダラ走るとものすごく疲れるからだ。ダラダラは疲れる。体も疲れるし、気持ちも疲れる。
負のスパイラル、とでもいえばいいだろうか。
なんか脚が重い→気分が乗らない→ダラダラ走る→さらに気分が落ちる→より脚が重く感じられる・・・そのスパイラルで、どんどんダメになっていく。
そうならないためのテクニックがある。テクニックなんて呼べるかっこいい方法ではないけど。体や脚が重いと感じるときは、あえていつもより軽やかに走ってみるんだ。
無理やりだけど、たとえばいつもより気持ちストライド(歩幅)大きめにスっスっスって走ってみる。
今日は調子いいな、と思い込んで。体が軽いな、って思い込んで。思い込みが大切だ。
そんな調子で1キロも走れば、案外体が、脚が動き出すものだ。
もちろん、そうならない時もある。その時はあきらめよう(笑)そういう時だってあるさ。
ダラダラと走っていて、ゴールが遠いなーって思うとき、いつも思い出すシーンがある。
数年前、とある大会でハーフマラソンを走った時の一場面だ。レースも後半、15キロ地点くらいだったかな。
ある夫婦(たぶん)ランナーを追い越す時に、こんな言葉が聞こえてきたんだ。夫婦ともに40代くらいだったろうか。すっかり脚が止まってゆっくり走る女性に、いや歩くくらいの、いやほぼ止まっている状態の女性に向かって男性がキツめの口調でこう言ったんだ。
「ここにいたって、ゴールは近づいてこないよ!」
確かにそうだ。確かにそうだが、なかなかキビしいご意見だ。いやいや、わかってる。鼓舞だ、応援だ。でも、きっとこの女性はこう思っていたと思う。
「できねーもんは、できねーんだよ」
オレがいつも思うことだ。応援はうれしい。だけど「できねーもんは、できねーんだよ」。なんかつい最近も思ったな。あれだ。サブ3.5に挑戦したときだ。ま、それは置いといて(笑)
オレがダラダラ走るとき、いつもこれを思い出す。「ここにいたって、ゴールは近づいてこないよ!」
そりゃそうだ。ここにいてもゴールは近づいてこない。あたりまえだ。食べたら太る。くらいにあたりまえのことだ。ゴールに向かって走らなければゴールは近づいてこない。ただ、それが一人練習だったら・・こういう荒技で切り抜けることはできる。
「ここをゴールにする」
どうしても調子が上がってこなかったら、そこでやめればいい。ゴールが近づいてこないなら、そこをゴールにすればいい。ダラダラ走るくらいなら、その方がいいこともある。また明日がんばればいい。ただそれを繰り返していると、ダメランナーになるからほどほどにしたい。
基本、ゴールを目指して走るのがランナーだ。今いるそこをゴールにしてはいけない。
でもさ、日々暑くなってきたよね。北海道も、暑い日が増えてきたよ。今日も暑かったな。
暑い日はダラダラ走っちゃうよね。
でも、わかってるよね?ダラダラ走ると余計暑いし疲れるからね。そこは、なるべくサっと走ってグビっとビールを飲んで終わるのが吉だ。
いっても、北海道の暑さはそこまでじゃないからさ。冬の寒さよりは好きだなオレは。夏の暑さ。汗だくになって「走ったぞオレは!」って感じがいいね。大会はまた別の話だよ。
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コメント
コメント一覧 (2)
今回も面白い記事でした^^
私も心に刻みます、ここにいたってゴールは近づいてこないよ!
ゴールに向かって進むしかない!(笑)