積雪地域に住む雪国ランナーにとって、「冬に走る」ことは簡単なことじゃない。
なぜなら、外には雪が積もっているからだ。

だから、室内のトレーニングにシフトする人も多い。例えばフィットネスクラブ的なところでランニングマシン(トレッドミル)を使って走るとか。体育館的な施設のランニングコースで走るとか。
オレもその辺をかじってたことはあるんだけど、やめちゃった。めんどくさいんだもん(笑)やってる人、すごいな、と思う。

だってまず、その施設まで車なりで移動するのがめんどくさい。なぜなら、外には雪が積もっているからだ。施設に着いて、室内用のトレーニングウェアに着替えるのもめんどくさい。で、トレーニング終わったら、帰る用の服に着替えるのもめんどくさい。
それに加えて、その施設の利用可能時間なんかを調べなきゃならない。オレはオレが走りたい時間に走りたいんだよ!

そう思ってるのはオレだけなんだろうか・・

ってなると、雪上ランニングしか道はない。

だったら、冬は走らないでおくわ、っていう完全オフシーズンにしているランナーも少なくないと思う。かつてのオレがそうだったように。それはそれで全然いいと思うけどね。

それでも、「やっぱり走った方がいいのかな、春につなげるために」と思っているランナーがいるのなら
こうアドバイスしたい。

「案外フツーに走れるよ」って。

フツーとは?て話になると思う。
たとえば、走るペースを具体的に言えば、キロ5分半から6分半くらいで走っている。オレの場合ね。雪がないときに比べてプラス1分くらいのペースってところだ。

案外フツーに走れてるでしょ?

言っておくけど、キロ6分半とかで走ってると、他のランナーにガシガシ抜かれるけどね。雪の上なのに速ぇ!ってなる。
だって、ほら、雪上ランニングしてる人って、基本ガチの人多いから。じゃなかったら、わざわざ雪の上を走らないもんね(笑)
でも、大丈夫だ。オレみたいにえっちらおっちら走っているランナーも、それなりにいる。

って言ってもね、やっぱり「なんで雪の上を走らなきゃなんねーんだよ」って思いはいつも頭をよぎる。その思いを跳ね除けるために、なんらかの理由付けをするのが、雪上ランニングを続けるコツだ。

例えばオレは、トレランの練習になるかな、とか思って走っている。
雪上ランニングのときのシューズはトレラン用のを履いてるしね。それに慣れるにはいいかなって。普段は(夏場は)、山とかでいわゆるトレランする機会も少ないから、冬くらいがんばってみるかって。
案外フツーに走れる、といっても、そりゃあ不安定な路面だからね。それなりにトレランの練習になると思うんだけど、どうかな。

来年は大雪山トレイルジャーニー70kmの部に挑戦しようと思っているんだ。開催されればだけど。たぶん死ぬだろうな。2019年に挑戦した40kmの部でもほぼ死んでたから(笑)
ここ2年はコロナの影響で開催されてないんだけど、どうなるのかな。


そのための練習だ、とか思って雪上ランをしているんだ。大雪山で死なないために、って。
実際、どの程度のトレーニングになるかわからないけどね。まぁ、苦しくなったときに、多少は精神的な支えにはなると思うんだ。「オレは雪の上を走ってたんだぞ、バカやろう」的な。

っていってもね、過去に走ったトレランレースの方がよっぽど走りづらかったけど。どろどろヌルヌル急勾配下り坂に比べたら、平地の雪の上なんて100倍走りやすい(笑)

あと最近ね、もう一つ「理由」を見つけたんだ。雪上ランをする理由。
ランニングフォームの矯正に効果あると思うんだ、雪上ラン。

雪上ランの一番の大敵は「滑る」ことだ。
滑らないように走ると、そのフォームはオレが理想とするフォームになることを発見したんだ。

問題は着地だ。

どこに着地するのが一番滑らないのか?体の真下だ。重心の真下ともいえる。
これはランニングメソッド本なんかでも、最適な着地としてよく解説されているポイントだ。体の真下に着地することで、地面から最大の反発力を受けることができる、みたいに。ヒザなど脚への負担も最小限になる、とか。

オレが去年から取り組んでいるフォアフット着地に通ずる着地ポイントでもある。足裏のつま先側で着地することばかり考えると、フクラハギが張ったり、どこかに負担がかかってしまうことが多い。

そうじゃなくて、あえて「足裏のどの部分で着地するのか」は考えないで、体の真下に着地することだけを考えるんだ。そうすると自然にフォアフット着地になることに、
あるとき気付いたんだ。その場でタタタタと足踏みすれば、誰でも自然にフォアフット着地になるように。

滑ったら「着地が乱れてるかな」なんてことを思いながら走っている。
そう考えれば、雪上ランニングはフォーム矯正になかなか効果的かな、と思えなくもない。いや、そう思いたい。

って、なんやかやと言ってみたところで、できることなら雪上ランニングなんかしたくないんだけどさ!

雪深ランニング
こんな雪深い状況になったら、着地もクソもないでしょ(笑)

とにかく寒いもんね。そんな寒い日はあったかいコーヒーでも飲みたいよね。
あ!そういえば美味しいコーヒーがあるんだよ。(ヘタクソか!)

リレーコーヒー美味しいよ!飲んでみない?下の記事から買えるのでよかったら!
【コーヒー販売受付終了しました。また次回!】2021年12月29日追記







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コメント

 コメント一覧 (8)

    • 1. macoco
    • 2021年12月25日 12:25
    • 雪の上を走ったことあります。今年の始めに南国九州にも積もったんですよ。真上から真下に脚をおろす感じ…時々教本に書かれている「空き缶を踏みつぶす感覚」に似ているなぁと思ったのですが、それに近いですか?コーヒー買いました!楽しみにしています♪(遠方で送料がかさむので申し訳ないです)
    • 2. ひろ
    • 2021年12月25日 17:28
    • 5 記事のトップにある南極マラソンが気になりますねー
      可能なら行ってみたい(笑)

      確かに雪上は蹴り出ししないし、路面からの反発もらうミッドかフォアフットの練習になるかもしれないですね‼️
      トレイルの練習も頑張って下さい⭐️藻岩山もチェーンスパイクあれば走れましたよー
    • 3. シブケン シブケン(管理人)
    • 2021年12月25日 20:36
    • macocoさん
      空き缶を踏みつぶす感覚か~いいこと聞いた!試してみよう(笑)
      コーヒー!ありがとうございます。気に入ってもらえたらうれしいです!
    • 4. シブケン シブケン(管理人)
    • 2021年12月25日 20:41
    • ひろさん
      南極マラソン・・上には上がいますね。
      ひろさんも、藻岩山をチェーンスパイクでですか!上には上がいた(笑)
      オレもがんばろ。
    • 5. 道民
    • 2021年12月26日 13:18
    • 北海道に住んでて昨日とかも普通にマイナス5度くらいで走ってるけど夏みたいにスピード出して行けないし路面状況を見ながら滑って転倒しないように走るから 地面に対して足がどういう風に着くかをずっと意識して走るんであれはあれで良いトレーニングになってると思います 日中になるとプラスになるから逆に雪が溶けて路面がぐちゃぐちゃになるから気温の低い時に走ってます 路面がぐちゃぐちゃだと滑りはしなくて気温もマイナスではないけど
      足場にとても困るし水溜りが大き過ぎて避けられないとかあるんで!
    • 6. シブケン シブケン(管理人)
    • 2021年12月26日 19:30
    • 道民さん
      あー、確かに路面ぐちゃぐちゃが一番嫌かもしれませんね。
      雪が解けてくる春先とか、コース選び大変ですもんね~
    • 7. 敏之
    • 2022年01月12日 18:31
    • ナイスランです!
      自分も雪国に住んでまして、全く同じことを感じながら走ってます。ズルズル足を滑らせながらゆっくり歩く人の横を重心真下着地で颯爽と走り抜いたときには快感を感じますね!
    • 8. シブケン シブケン(管理人)
    • 2022年01月13日 08:54
    • 敏之さん
      ありがとうございます!
      やっぱり、そうですか!着地で全然変わりますよね~
      それプラス、砂浜ラン的な効果もあるんじゃないかと思って雪上ランがんばってます。
      しっかし、昨日今日の大雪には(敏之さんのところもかな)参りますね。
      さすがに走ってる場合じゃないです(笑)
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