「そんなレース走るわけねーだろ!」
思わずそう叫んでしまいそうな難易度の高いレースを、一つや二つ耳にしたことがあるはずだ。例えば、7日間かけてサハラ砂漠を250キロ走る「サハラマラソン」。
もし誰かに「サハラマラソン走らねーの?」と聞かれたら、即、「そんなレース走るわけねーだろ!」となる。実力的、経済的に、その他もろもろに難易度が高すぎる。詳しくはわからないが、そもそもエントリー資格すらないと思う。
正しく言えば、「走るわけねーだろ」じゃなくて「(オレごときが)走れるわけねーだろ」になる。「空飛べるわけねーだろ」と一緒だ。
それと同じくらいの、だからサハラマラソンと同じくらいに難易度の高いレースを走ってきた。オレにとっては、ということだけど。2022年2月13日(日)のことだ。
「神戸バレンタイン・ラブラン 男女ペア5キロの部」
もし誰かに「バレンタイン・ラブラン走らねーの?」と聞かれたら、即、「そんなレース走るわけねーだろ!」となるだろう。難易度が高すぎる。オレ的に「ラブラン」というネーミングのレースを走るのは難易度が高すぎる。すでに「ラブ」とは無縁のオッサンだ。「男女ペア」でもうお手上げだ。今回は、とある理由で走ることになったのだが・・
いやいや、そんな大げさに考えることか?そう思うかもしれない。バレンタインデー(前後)に開催されるマラソン大会ってだけだろ。ネーミングだけの話だろ、なんて。
そうかな?この写真を見ても、そんな軽口がたたけるかな?オレと奥さんのゴールシーンだ。かなり恥ずかしいから心して見てくれよ。
奥さんと手をつないでゴールだ。
な?難易度高いだろ?やりたくねーだろ?(笑)
別に手をつなぐことが、ゴールの絶対条件ではないんだ。でもね、「OnFriends」のみんながつなげつなげ言ってくるから。じゃあ、笑ってもらおうってことで。
OnFriendsが何を意味するか分からない人も多いと思う。OnFriends・・恐るべき人たちだ(笑)後で説明する。今回オレが、まったく見知らぬ土地「神戸」のマラソン大会を走った理由の一つにOnFriendsの存在がある。
順番に話すと、この旅の出発点は「太陽の塔」だ。そう、大阪の万博記念公園にある岡本太郎デザインのアレだ。それをこの目で見てみたかったんだ。長年の夢だ。実をいうと大阪にも行ったことがなくて。
で、せかっく大雪の札幌から雪のないところに行くんだったら、なんかマラソン大会ねーかな、と思って。今年の札幌は数年ぶりの大雪で、雪上ランはいい加減イヤになっててさ。
検索して引っ掛かったのが「神戸バレンタイン・ラブラン」だったというわけだ。その存在は知らなかったけど。ゴメンなさい。
それほど大規模な大会ではないことくらいは予想できたが、どんな「立ち位置」の大会かはわからなかった。ちなみに、走り終わった今でも、その「立ち位置」はわかっていない(笑)
エントリーの決め手は「ペア5キロ」だ。
今回はマラソン大会の「ついでに旅行」するんじゃなくて、旅行の「ついでにマラソン大会」だ。
両者は似て非なるものだ。「ついでにマラソン大会」を走るのに長い距離は禁物だ。だから5キロなんて最適じゃないか。この判断は正しかった。歩き疲れた旅の最終日に、それ以上の距離は走れなかった。「5キロでよかった~」って心底ホッとしたものだ。
そして、もう一つの決めて。神戸に行ってみたい「食堂」があったんだ。その名を「iro-hanaかふぇ食堂」という。
OnFriendsがやっているお店だ。
Onジャパン代表の駒田さんのブログでも取り上げられていたので、OnFriendsの中では有名なお店だと思う。
あ、OnFriendsがなんなのか説明しなきゃな。説明は簡単だ。オレ解釈でね。
スポーツブランド「On」が好きな人たちだ。
「なんとかファミリー」に似たニュアンスかもしれない。
基本、SNSで発信するときに#OnFriendsをつけているので、その存在はすぐに見つけられる。「On」でつながる人たちだ。
OnFriendsは変わった人が多い。良くも悪くも。少なくともオレはそう思っている(笑)もちろんオレも含めて。
いやだってさ、ランニング・マラソンシューズにおいて、ナイキ最強時代に(だよね?)、そして王者奪還を狙うアシックス、アディダスやニューバランスの実績もそれに続く時代に。それらを選ばないでOnを履いてる時点で、どこかおかしいだろ。
いや、おかしいなんていったら怒られるな(笑)なにか「こだわり」がありそうじゃない。オレはこだわりを持つ人が好きだ。だからOnFriendsに会うのは楽しい。言うほどちゃんと話した事がある人は多くないけど。
で、iro-hanaかふぇ食堂だ。
飲食店なのに店内でOnのシューズやアパレルを販売しているという。オンラインショップでの販売もある。おかしいだろ?いやいや、変わってるだろ?いやいや、素敵だろ?
そこにOnFriendsが集うのをSNSなんかでよく見ていた。だからいつか行ってみたいと思っていたんだ。
太陽の塔に行くなら、iro-hanaに行くチャンスじゃね?そう思った。電車で1時間くらいで行けるみたいだし。で、ついでに神戸バレンタイン・ラブランを走る、と。そんな旅のプランが立ち上がったんだ。
本当はこっそり行く予定だったんだ。ちょろっと顔出してランチ食べてマラソン走って帰ろうって。
ところがSNSから情報が漏洩したんだ。(発信しておいて漏洩もないけど)
そっち方面で、よくOnFriendsの集いを企画している黒幕がいて。その黒幕OnFriendsにオレたちの神戸訪問が見つかってしまったんだ(笑)
なんと、iro-hanaで作るランニングチームも、神戸バレンタイン・ラブランの駅伝の部を走るという。こっそり旅を終えることはできなくなったようだ。
飛んで火にいる夏の虫状態だ。
で、ラブランなんだから手をつないでゴールしろよ、と。
それはさておき、まさか、知らぬ土地のマラソン大会で声援してもらえるとは思ってもいなかった。それどころか、これだもん。
大会前日に参加がバレたってのに、なんだこのフットワークの軽さは!恐るべしOnFriends。地元の大会でも、こんな応援ボード出してもらったことねーぞ!
この旅の話はまだまだ尽きないので、また別に書きたいと思うが、iro-hanaかふぇ食堂のランチがとても美味しかったことは伝えておきたい。
どんだけ美味しかったかというと、特に食にこだわりのないバカ舌のオレが「この味噌汁・・ちゃんとダシとってるな」って思ったくらい美味しかったよ。
その地域に住んでいる人は行ってみてほしい。もちろんOnFriendsとか関係なく。
そして、声をかけてくれたOnFriendsたちのおかげで、予定外のことがたくさん起きて(笑)楽しい旅になったことも伝えておきたい。
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コメント
コメント一覧 (6)
たしかにこれはいろんな意味で敷居の高い大会ですが、シブケンさん夫妻なら絵になりますよ~。
絵になるわけねーだろ!(笑)
お姫様抱っこしてゴールしたペアもいたとか・・に、比べれば手をつなぐくらいは、まぁ・・。
っていっても、札幌のレースではできないですね(笑)
ゴールするまでに相手を見つける、って大会があったらおもしろいかもしれませんね(笑)