久しぶりに大きめの大会でフルマラソンを走ったので、そこで得た教訓めいたものを記しておきたい。
もう少し・・もう若くはないけどもう少し・・自己ベストを目指してがんばろうと思っている自分のためのメモとして。そして、もしかして誰かの参考になれば・・それはそれでうれしい。
先日「千歳JAL国際マラソン2022」という大会で、フルマラソンを走ってきた。
全体的には上手くいったレースだった。いや、オレにしては上出来だったと言っていいだろう。なんといっても、長年目標にしていたサブ3.5を達成!したのだから。多少の疑惑は残ったものの(笑)その辺は上の記事で。まぁ、その話はいい。
上手く行った要因は大きく2つだろうか。「給水」と「ランニングフォーム」の2つ。
まずは給水。しっかりと給水できた。今回は各エイドで「どのくらい飲む」と、はっきり決めていた。エイドは大体5kmごとに設置されていた、みたいだ。レース後半は疲れてよくわかっていなかったけど。
まず、「走りながら飲まない」「歩いてしっかり飲む」「なんなら立ち止まって飲んでもいい」
これを徹底した。当日の気温は13℃前後だったから、それほど暑さは感じなかったし、バカみたいに喉が渇くこともなかった。だけど、とにかく「しっかり飲む」ことを徹底した。
別にオレは「秒」を争う高いレベルでレースを走っているわけじゃない。給水第一!だ。
オレは過去に走ったフルマラソンほぼ全てで、脱水症状に陥って失敗していたと思う。その程度はいろいろだけど。たぶん、ね。正確な分析をする知識はオレにはない。「エネルギー切れ」も関係しているとは思う。
症状としては、レース後半で頭がジンジン痺れる感じになったり、ボーっとなったり、そんな感じだ。ゴール後にブルブル体の震えが止まらないこともあったな。一気に水分を摂って腹ピーピーになってトイレにこもる、なんてこともあった。
とにかくレース後半からレース後は、体調が最悪なことが多い。
だから給水第一!にしようと。
とはいえ、あるときオレは気付いたんだ。「しっかり給水する」って意識したところで、どのくらいの量を飲めばいいのかわかってないよなオレ、って。
だから、自分なりに飲む量を導き出した。ある病院が提言している給水量を参考に。そして「ゴク」という単位を作った。一口のむのが「1ゴク」だ。これは半分フザけてます(笑)でも、きっと「使える」単位だよ!
過去にそれについて記事を書いてるから、それを貼るけど、あくまで「オレなり」に決めた給水量だ。だから参考程度に見てほしい。そして自分で給水量を決めてみてほしい。
「5kmごとのエイドで最低200mlの給水が必要だ」
オレが導き出した給水量はこれだ。暑い日に走るとして。
もちろん、気温や体調により変わるだろうが、ベースとしてこの量を導き出した。
そうか、わかった200mlな。
ってなったところで、次にこんな問題が出てくる。「200mlってどのくらいの量なの?」って問題が。
大会ごとに同じ大きさの紙コップが使われるわけでもなければ、同じ量が注がれているわけでもない。各エイドで、どうやって「200ml」を計量して飲めばいいのか。
ここで登場するのが「ゴク」だ。
オレが考え出した単位だ。一口でゴクっと飲む量が「1ゴク」だ。
実際に「200ml」を計量して、それを飲み干すためには「何ゴク」かかるのかを数えたことがある。
「ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク」
9ゴクだった。けっこうな回数だった(笑)
オレは「200ml」飲むのに9回「ゴク」っとすることがわかった。
あとはその時の気温や体調で調整すればいい。ちなみに、今回の千歳JALの日は、それほど暑くもなかったので「5ゴク」すると決めていた。そしてそれは上手くいったと思う。
そのおかげで、オレの思う脱水症状的なことにはならずに、フルマラソンを走り切ることが出来た。みんなも自分の「ゴク」を数えてみてはどうだろうか?いや、マジで給水量ってわからなくない?
次にランニングフォームだ。
これについては、手放しで「上手くいった」と言えるものではない。残念ながら。なぜなら、両足の足裏に水ぶくれが出来てしまったからだ。
トータルとしては、ラニングフォームの改善は上手くいっていると思うんだけど。
オレは2年程前から、いわゆる「フォアフット走法」になるべく努力してきた。いや、今も進行形か。努力している。
かなり良くなってきた、と自分では感じている。
とにかく脚のケガがなくなった、と、ここ最近のオレは「豪語」してきた(笑)。実際に普段の練習で脚のケガはしなくなった。そして、筋肉痛になることもほとんどなくなった。どう考えてもこれは、ランニングフォーム改善のおかげだ。上手くいってると思う。
だけど、今回のフルマラソンで水ぶくれが出来てしまった。
両足とも親指の付け根あたりに、大きめの水ぶくれ。30km手前からすでに痛くなっていた。「あ、水ぶくれきたな」って。
原因はなんなのか。「距離」か。練習では本気のレースペースで40km以上を走ることはなかったからね。30km以上もないか。
もしくは、「路面」か。この千歳JALマラソンは、フルマラソンの8割が未舗装の路面だ。グリップの悪い砂っぽい路面も多かった。そこで無理な力をかけてしまったのか。
あとは「着地」か。フォアフットを意識するあまり、着地がつま先側過ぎたか。
とにかく、ケガをしないことが自慢だったオレのフォーム改善は、まだまだ未完成だったということだ。
まだ調整が必要だ。そうだ、シューズの特性なんかも加味しながら調整した方がいいと思った。どんなシューズを履いても、同じフォームで走るのは、やっぱり無理があるのかもしれない。
ほら、ケガって「ほんのちょっと」の違いで、その積み重ねで起きるものでしょ?
それでも、その水ぶくれのケガ以外はトラブルもなく、レース後の筋肉痛もほとんどなかった。フォーム改善の方向性は間違えてないと確信できたのはよかった。
改めて、何回走ってもフルマラソンって難しいな、と思う。とにかくゴールが遠い。
そして、何回走ってもフルマラソンのゴールって最高だよね。あの苦痛からの解放感ったらない(笑)
今回のレースを振り返って、まだ、もう少し、イケると思ってる。
あの水ぶくれの痛みがなかったら、もうちょっと速く走れたんじゃないか、とか。速く走るのが無理だったとしても、もっと楽しく走れたんじゃないか、とか。
ちなみに、レース後5日経ったが、その水ぶくれのケガが完治していないので、まったく走っていない。しかし、明後日トレイルのレース(34km)があるんだよな。明日、恐るおそる走ってみるかな。
終わったと思ったらまた始まる。いつものことだ。
フルマラソンでいつも体調が悪くなる人。給水ちゃんとしてる?走りながらチャチャっと口を湿らせる程度になってない?
フルマラソンでいつも脚が痛くなる人。ランニングフォームに改善の余地あるかもよ?
ってことで、何か参考になればいいんだけど。あ、くれぐれも「参考」として見てね。特に給水量に関しては健康にかかわることだから。人それぞれ最適解は違うもんね。
なんて他人の心配してる余裕はない(笑)
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コメント
コメント一覧 (3)
水ぶくれの原因として、シューズがフィットしてない可能性もあるかもですね。
ありがとうございます!
そうですよね、何より、まずはそこの検証が必要ですよね!
ハーフくらいの距離だとなんともないのに、難しいものですね~