北海道マラソンスタート地点
北海道マラソン2017で、遂に、遂に、遂にサブ4を達成だ!
うれしい。うれしすぎる。

こんなオレでも、いくつかの大会ではサブ4で走れるようにはなっていたんだ。
でも、どうしても北海道マラソンだけはダメだった。過去4回挑戦して全て惨敗。
途中で歩くなんてこともザラだった。

そんな北海道マラソンでサブ4を達成するために、このブログで何回もサブ4について考え書いてきた。
夏のフルマラソン、やっぱり大敵は「暑さ」だ。それの対策。キロ何分で刻んでいくか。日々のトレーニング、それぞれについてメソッド本を読んだり、自分の体験で作戦を考えてきた。

それぞれが、全て重要なことには間違いない。でも、今回のレースで一番大切だったことは

根性だった。

結局そこかい!

考えに考えた作戦はどこいった?って感じがしないでもないが(笑)最後は根性しかなかった。
35キロを過ぎてから、何度も何度もあきらめそうになった。脚も動かなくなってくる。
頭がボーっとしてくる。右手がしびれてきた。

やめたい。もうやめたい。みんな歩いてるじゃないか、オレも歩きたい。

それを覆すのは根性しかなかった。今あきらめたら、来年も無理だと思った。
そして、もうひとつ、頭をよぎったのは

意外にも、このブログだった。

なんか、オレ、ブログにエラそーなこといろいろ書いてなかったか?サブ4達成のためにうんたらかんたら、って。
今、このレースでサブ4できなかったら、オレの書いたことの信憑性ガタ落ちじゃないか?クソ程の価値もなくなるんじゃないか?

まさか、このブログがこんなに力になるとは思わなかった(笑)

「やるしかねー、オレはブログのためにやるしかねー」
そう思い、最後の力を振り絞ってゴールした。時間は3時間54分だった。
北海道マラソン完走証


そのレースの模様をここに書き留めたいと思う。
サブ4を狙うランナーが一人でも参考にしてくれたら幸いだ。


前日の夕食
カツカレーを食べた。ゲンを担いだわけじゃないよ(笑)油物は控えた方がいいらしいが、とくに気にしないで食べたいものを食べた。

カーボローディングなる食事方法で炭水化物を多めに、なんてこともまったく気にしていない。
過去に実践したことはあるけど(前日にパスタを多めに食べるとか)、特に効果がないと判断。少なくともレース前日だけそれをやっても意味はないだろう、という判断で。
刺身とかナマ物を食べて腹を壊す、なんてことがないようにだけ気を付けた。


レース当日の朝食
レースは9時スタート。それに対して4時間前の5時に朝食。おにぎり2個と味噌汁のみ。
水分は朝食時からスタート1時間前までに、経口補水液「OS-1」を500ml飲んだ。


スタート時天候
晴れ 気温24度


レースプランは3つ
1.最初の2キロはキロ6分で走る
2.2キロ以降はキロ5分30秒で走る
3.「温存、温存」と頭の中で唱えて走る

詳しくはこの記事を読んでもらいたい
関連記事「フルマラソン ダメ中年ランナーがサブ4を達成した時の作戦3つ」


補給食、エナジージェルなどは一切持たない。丸腰で走る。
丸腰でのレースは今回初めてのチャレンジ。
丸腰って表現も、なんかアレだけど。


シューズはOnクラウドフロー

関連記事「Onクラウドフローとはどんなシューズか」



スタート~20キロ
いきなり20キロまで飛ぶ?もっと細かく分析しろよ、なんて思う人もいるかもしれない。
そうなんだけど、実際、なにも起こらなったんだ、20キロまでは。作戦通りに事は進んだ。信じられないくらいに快調。最初の1キロは6分03秒で次の1キロが5分40秒。ほぼ作戦どおり。でも、やっぱり速くなっちゃうね。けっこう抑えたつもりなのに。

「オレ、走ってないんじゃないか?」

って思うくらいに快調で(笑)。いや、そんな訳ないんだけど、脚も痛くないし疲労感もない。
ついついキロ5分30秒よりペースが速くなるのを、抑えることに集中する。「温存、温存」と唱える。

給水は全てのエイドで紙コップ半分くらいを飲んでいく。できるだけスポーツドリンク。もっと飲んでもよかったかもしれない。最後の方で右手がしびれてきたので、もしかして脱水症状?が起きてたかも。


気温は最高26度だったようだが、途中、太陽に雲がかかることが多く、前半戦は涼しくて助かった。

20キロ地点の仮設トイレで「小」を済ませる。まったく待ち時間がなかった。ラッキー。


20キロ~35キロ
30キロ過ぎ、さすがに脚が重くなってきた。
やっぱりきたか。そう思った。

それでもキロ5分30秒ペースは死守。後半のペースダウンを予想して、若干ペースを上げてしまう。ここで行っといた方がいいかな、って。キロ5分15~20秒ペースで走ってしまう。判断ミスだったかもしれない。地獄がオレを待っていた(笑)


35キロ~40キロ
地獄。

どんどんペースが落ちる。キロ5分30秒ペースを保てない。
普通に走っているつもりが、キロ6分近くになってしまう。苦しい。何度もあきらめそうになる。周りには歩くランナーもちらほら。オレも歩きたい。でも、時間にまったく余裕がない。

どうする、オレ。どうするんだ?あきらめるのか?ちょっとくらい歩いてもイケるんじゃねーか?
心がポッキリ折れそうになる。何度も何度も。

そして、このブログのことを考える。

ここでサブ4するとしないとでは、ブログの信憑性は雲泥の差だと。
どっかのサイトとかから記事を拾ってきたコタツ記事にはしたくねーぞ。そりゃ、まぁ、有名なメソッド本からお借りした情報はあっても、いや、ありまくりでも(笑)実践して結果を出して書きたいじゃない。
そのためにもやってやる、根性でやってやる。

そんなことを考えてオレは走った。
走る原動力がブログってよくわからないが(笑)



40キロ~ゴール
「早く終わりたい」

それしか考えてなかった。最後の力を振り絞る。
すでに時計も見ていない。

サブ4?知るかバカ。そんな気持ちだ(笑)


苦しいが、ゴールはすぐそこ。

すぐそこっていっても、残り2キロの地点では果てしなく遠く感じる。

最終コーナーを曲がる。
スパートする。思いの外、最後の直線が長くてスパートを後悔する(笑)でも走る。やっと終りだ。


ゴール!!
3時間54分うんたら秒。
やった!やったぞオレ。これでブログに「サブ4はこうやるんだよ」って調子コケる(笑)


サブ4はこの作戦でイケます。やっぱりシンプルな作戦がいいよね。

1.最初の2キロはキロ6分で走る
2.2キロ以降はキロ5分30秒で走る
3.「温存、温存」と頭の中で唱えて走る



あと、なによりシューズがよかった。

今まで、どこかにマメができたり靴擦れが発症したり、シューズには悩まされてきたんだ。

今回のOnクラウドフローは完璧だった。

どこも、なんにも、まったく痛くならなかった。
まぁ、こればっかりは足の形とか相性の問題なので、誰にでもオススメというわけにはいかないけど、オレにとっては最高のシューズと出会えたと思う。

シューズ問題をかかえる人は、その選択肢に加えてみたらどうだろう。

やっとこれで、オレもサブ4ランナーの仲間入りだ。
オレの中で北海道マラソンでサブ4してこそ、真のサブ4ランナーだと決めていたので。

あとは、このブログ読んでくれてた人のおかげだ。ありがとう。
いや、ほんと、まさか苦しい時に「ブログが・・」とか考えると思わなかったよ(笑)


関連記事「【サブ4攻略まとめ】あとちょっとでサブ4の人に見てほしい」






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