またやってしまった。DNFだ。
大雪山トレイルジャーニーDNFから1週間後の昨日、またやってしまった。


昨日、北海道マラソン試走会っていうイベントに参加したんだ。
なんと、そのコースをフルで42km走るという、うれしいようなうれしくないような企画だ(笑)

そこでまた、DNFをカマしてしまった。29km地点でオレの試走は終わった。暑さで体調がヤバくなった。脱水症状に陥ってしまったと思う(自己判断)手の指先がシビれるという、過去に何度も陥ってしまった状態だ。頭もボーっとした。そして、また・・腹ピーピーだ。大雪山の二の舞だ。まいったね。

グループから離脱して、冷房の効いたスーパーのベンチで休む。しばらくして(けっこう、しばらく)体調がもどると、あることに気付く。

脚はピンピンしている。

さすがに脱水症状の影響か、体制によっては脚がツって、すぐに走り出せるような状態ではない。けど、それ以外は驚くほど脚にダメージがない。これは先週の大雪山トレイルをDNFしたときも、同じだった。

リタイアしたのに、脚がピンピンしている。

いや、リタイヤしたからピンピンしてるんだろ、って向きもなくはないが、でもさ、29km、暑い中で割と走ったと思うんだよね。最後、瀕死の状態で(笑)

その割に・・この不完全燃焼感。とても残念な気持ちになる。オレ、がんばれなかったな、って。さすがに脱水症状的なダメージを受けた体は、家に帰ってしばらくはダルさも残っていたし、ベットでしばらく横になっていたけど、脚はピンピンしていた。

このところオレは「ランニングフォーム改善」に「最後の伸びしろ」をかけて取り組んでいることを伝えてきた。

最後の伸びしろ・・そう、50歳を超えて体力的にはもうピークは過ぎているだろう、と。だから、例えば月間走行距離をこれ以上増やしていくようなトレーニングは無理だろう、と。ウソです、ゴメンなさい。走行距離は年齢に関係なく、ずっと前からそれほど走れてないです(笑)走った!って、月で200km超えくらいなので。

距離は置いといて。年齢的にも、体力的な、いわゆるスタミナと呼ばれるような持久力的なものを向上させるのは、もう無理があるかなって。あ、もちろん人によると思う。50になっても60になっても、もしかしたら70歳を超えても、さらに向上している人もいるかもしれない。残念ながらオレはそうじゃない、という話だ。

そんな状況でも、まだ自己ベスト更新を目指すのであれば、「最後の伸びしろ」は「ランニングフォーム改善」しかないんじゃないかって。持久力を向上させられないのなら、できるだけそれを必要としない、効率的なランニングフォームにしようと思って。
それが一番大切なんじゃないか、と思って走ってきたんだ。

違った。

もっと大切なことがあった。「健康」だ。別の言い方をすればレース本番に向けた「体調管理」だ。まずはそこだ。万全な体調あってのランニングフォームだし、日々の走り込みだ。

オレの経験上、「脚の痛み」よりも「腹ピーピー」の方が走れない。

たぶんだけど、キプチョゲの完璧なランニングフォームをもってしても、腹ピーピーだったら走れないと思う。それほどに体調管理は大切なはずだ。

例えば、先日DNFになってしまった大雪山トレイルジャーニー。オレ、体調管理できてたか?否、だ。

スタートは午前4時だった。あきらかに、非日常の運動だ。果たして、オレはその準備をしただろうか?

皆無だ。

一度だって、午前4時から走り出す練習をしたことはなかった。そのために前日、もしくは当日の食事を調整したことはあっただろうか。

皆無だ。

昨日の試走会。気温が30℃を超えることはわかっていた。オレは何か対策しただろうか?

皆無、ではないけど・・水分を多めに摂ってみたりはしたんだけど、それくらいだ。
走る前の食事も特に意識していなかった。レース本番じゃなく試走会ということでナメていたのかもしれない。いや、そんな「つもり」はなかったんだけど、結果、ナメてたよね。あまかった。過去に何度も暑さに苦しめられているはずなんだけど・・

いくらランニングフォームを(自分の中で)極めようが、脱水症状を前にそれ以上進むことはできなかった。
コロナ禍でライブハウスがなくなってしまえば、ギターがあっても歌うことができないように。

これらの出来事で改めて思う。
日々、いくら努力してランニングフォームを極めようがスタミナをつけようが高性能なシューズを履こうが骨伝導イヤホンでゴキゲンな曲を聴こうが・・

体調不良の前には意味がないことを。

大切なのは健康だ。

レース本番で結果を出したいのなら、体調管理が一番大切だ。無様なレースでDNFした翌日、体も脚もピンピンしていたら、それほど虚しいこともないぞ。

たぶん、オレはひとより「弱い」。レース中にエネルギー補給食をまったく受け付けなくなるのはいつものことだ。

そこの改善をしていかなければならない。体質のことだから、なかなか難しい改善かもしれない。だけど、結局、今まで本気でそこを考えたり改善したことないもんな。なんとなく、しかやっていない。

レース本番、どうせなら最後は脚がモゲるほど走り切りたいじゃない(笑)

そのためには、やっぱり健康第一、だよね。

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