冬は太る。なんとかしなければならない。毎年思う。
北海道の冬は雪だ。だから走らなくなる。太る。簡単な方程式だ。1+1=2だ。数年前から「雪上ラン」なるものを始めたので、冬の間まったく走らないってわけじゃない。ないけど、その頻度はやっぱり少なくなる。
平日、仕事が終わって家に帰ってから「走りに出る」のは、なかなか辛い。強い精神力を必要とする。冬の夜は早い。仕事が終わる頃には真っ暗だ。時刻は夕方だけど、もう夜だ。そして寒い。雪が積もっている。
走る方がどうかしている。
そのことに気付かなければならない。人は雪の上を走らない。ルールを知っているというだけで面子合わせに麻雀卓を囲みたくないように。できれば避けたいという意味で。普通に考えればそうなるはずだ。
ここ何年か「元旦ラン」なるものをやっている。毎年正月は、実家がある函館に帰省しているので、そこで走る。なんとなく縁起がいいかな、と思って。縁起っていうか覚悟、かな。「今年も走るぞ~」みたいな。とはいっても、正月は函館も雪だ。津軽海峡冬景色だ。
新年早々「走ってくる」そう言った時、母親は驚いていた。そしてこう言った。
「あんたバカでないの」
バカかもしれない。ランナーじゃない人から見れば。なぜ元旦から雪の上を走らなければならないのだ。みんなコタツに入っておせちを食べている時間じゃないか。なぜ走る。雪の上を。
いやいや、いるんだよオレ以外にも。雪上ランをしているランナーは多い。オレが雪上ランなるものを始めた数年前より、その数は確実に増えている。多くの雪国ランナーが気付いたんと思う。
案外フツーに走れる、ことに。
ホントは冬も走りたいけど雪がね、と躊躇している雪国ランナーはダマされたと思って一度走ってみてほしい。思わずこう口にするはずだ。「案外フツーに走れるな」って。数年前のオレがそうだったように。
なんなら、今でも毎年そう思う。「案外フツーに走れるな」って。
今はそれ用の、だから「雪上ラン用シューズ」なるものが各メーカーから発売されている。防水でグリップ力の高いソールのやつだ。「雪上ラン」専用じゃなくても、防水のトレランシューズで十分対応できる。オレもそんなシューズで走っている。
もしかしたら雪上ランは、ウィンタースポーツの一つとして認められつつあるのだろうか。
それはない・・か。
考えてみてほしい。ウインタースポーツといえばスキー、スノボ、スケートなんかが代表的なものだ。それらをやったことがない人を誘ったとする。「いや、やったことないから」「寒いの嫌いだから」と多少は躊躇するかもしれないが、それでも「一度はやってみたい気持ち」は多くの人が持つのではないだろうか。一般市民がやるスポーツとしてはメジャーじゃないけど、カーリングなんかも誘われたらやってみたいよね。
それに対して雪上ランはどうだ。
「今度一緒に雪の上走らない?」そう誘ったとしたら、十中八九、こんな答えが返ってくるのではないか。
「今度一緒に雪の上走らない?」そう誘ったとしたら、十中八九、こんな答えが返ってくるのではないか。
「なんで?」
オレだって、できれば雪の上なんか走りたくないんだ。だけど走る。なぜなら太るからだ。冬は太る。もちろん、来シーズンにむけて、走力を出来る限り「繋いで」おきたい、というのはある。完全オフにして走力がリセットされるのは困る。大した走力じゃないけどさ。まぁ、毎年ほぼリセットされているような気がしないでもないが(笑)
来シーズンもまたサブ3.5達成を目指すわけだが、残された「伸びしろ」はどこにあるのか。四の五の言わずに走れよ、そう言われるかもしれない。走行距離が全てではないと思うけど、オレレベルがサブ3.5を目指すには、確かに走行距離は足りていないのかもしれない。
だけどなー、今年以上に距離を延ばせるかといえば、自信はない。もちろん目指してみるけど。ランニングフォームの改善もまだやれる。自分の中ではだいぶいい感じになってるけど、だからといって完璧なわけはない。細かいところも改善していきたい。それらに加えて、ここに伸びしろがあるんじゃないだろうか。
減量。
ダイエットだ。今年より5キロ、いや3キロ減量しただけでも走りが変わるんじゃないだろうか。たぶん、だけど。「1キロやせたら3分速くなる」ってよく聞くけど、ホントかな?まぁ、ことはそう単純じゃないだろうけど。
でも、少なくとも3キロやせたら走るのが楽にはなりそうだよね。3キロってけっこう重いからさ。体がシュっとするだけで、気分も変わるだろうし。
そこに伸びしろがあるとみた。だから、この冬は太るわけにはいかない。できれば減量したい。
が、難しいよね、ダイエットって。
いや、やることは決まっていて、話は簡単なんだと思う。食べなければいい、それだけだ。もっと気楽に考えれば、食べる量を減らせばいい、それだけだ。だけど、それが難しい。食べなかったら確実にやせるのに、それができない。ダイエットは難しい。
筋トレとダイエットは続かない。これがオレの悩みどころだ。
あと、年も年だし、健康にも気をつけなければならない。ダイエットはランニングのためでもあるし健康のためでもある。肥満は多くの病気の要因になるもんね。そうならないように気をつけないと。今のところは特に持病もなく健康だ。頭髪以外は。じゃかーしーわ!
しっかし、痩せないよね。つーか、簡単に太るよね。
ラーメン食べたい。
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コメント
コメント一覧 (18)
思わず函館弁で読んでしまいました(笑)
雪道RUNは案外初心者でも走れます。初心者のワタシが走れるんですから間違いないかと。スピード感は無視で。寒いけど楽しいですよね。
けど、雪上ランやってみたいです😆
朝昼腹7〜8分目
夜は腹8分目&主食抜き
お酒は週1くらい
ラーメンは週2(私はラーメンが大好物なので…w)
おやつはナッツ系
ランは月200〜250km
7ヶ月で約9kg減量しました
1kg2分くらいは速くなってるような🤔
雪上ランとダイエット、頑張ってください💪🏻🏁☺️
「あんたバカでないの」のニュアンス伝わってよかったです(笑)
雪道ラン、楽しめてるのはいいですね!
私?楽しめてる日も、あります!
ですよね~(笑)
いつかぜひ、雪上ランを!案外フツーに走れます。
家のトレッドミル!!うらやましい~
そんなのあったら、絶対冬は外に出ないですね私なら(笑)
減量うまくいってるんですね!私もがんばろ。
9kg減!すごい。そこまで落としたら、きっと見た目もガラリと変わりますよね。うらやましい~
腹8分目・・わかっちゃいるけど・・来シーズンのためにがんばろ。
昨年は今までより2~3kg軽くて大躍進しましたが、今年は体重と共に記録も伸び悩みました!
でも、そこに注力しすぎるとつらいので、あんまり減らせませんねぇ。(好きなものを食べるために走ってるところもあるのでw)
そうですよね。本州でも、雨やクソ寒い日に、走りに出るときは、ご近所に目撃されないように注意です。絶対、思われてる。
シブケンさんは、世間の評価を気にせず(笑)、雪上ラン、頑張ってください。
北海道の冬、寒かったけど、懐かしいなぁ。
いや、そうなんだよね。食べるため、とか飲むために走るってあるよね。っつうか、大会なくなるとそればっかりか・・
で、結果、走ってない時より食べ過ぎるっていうね。まいったね(笑)
もともと世間に評価されてる人間じゃないので、好きにやらせてもらいます(笑)
ところで、昔北海道に住んでたんですね?去年は雪、ひどかったですよ~今年はどうだろ。はやく春こい!
2021年体の事で走れなかった、走らなかった時期があり元々身長172センチ、63〜65キロだった体重が70〜72キロまで増加しました。
(大会自体も中止が多くちょうど良かったです。)
2022年12月の大会に向け一年かけてジョグ→ラン、距離も徐々に伸ばして元の63〜65キロまで減量できました。やはり体が軽いですし脚への負担も少ないです。結果として元の状態に戻せた、サブ3.5が維持できたって感じです。
食事は自分で満足できる程度少しだけ制限してます。運動した日は普通に食べますが、何もしてない日は
ビール500→350
から揚げ5個→3個(小さめ5個とか)
などと気持ち控えます。
ランナーとしては重めな体重、でも日常生活では体重が減るとスタミナも落ちたと感じます。年齢も考慮して健康維持しながら無理なく減量していきたいですね。
体験談ありがとうございます!参考になります。
やっぱりダイエットは運動はもちろん、食事を制限するしかないですよね。
ついつい「食べて痩せる」系のダイエット法を探してしまいますが(笑)
よし、がんばってみよう。
そうか、とにかく無理してでも痩せればいい、というわけでもないのか・・
規則正しい生活でやせる、それは理想的ですね。
規則正しい生活、か・・・心がければ難しいことではないのかもしれませんね。やってみるか!
外はツラいので室内も選択肢に。北ガスアリーナいいですよ!市民体育館と同じ値段だし綺麗だし広いし!
ストレッチか、まったく知識ないんですよね。調べてみるか!
あと、北ガスアリーナ。けっこう走ってる人いますもんね。いいな~とは思うんですけど、そこまで行くのがね・・。天秤にかけて、外走るか、ってなるこのごろです。