鶴見辰吾のマラソン本を読んでみた。
2016年に発売された「51歳の初マラソンを3時間9分で走ったボクの練習法」という本だ。帯でプロ・ランニングコーチの金哲彦が「すぐに実践できるテクニック満載です!」と推薦している。ちなみに、本書の中に金さんは・・登場する。

オレは鶴見辰吾について「俳優」であること以外、多くのことは知らない。時に大鶴義丹と混同してしまうことがある程だ。だから、「鶴見辰吾の代表作は?」と聞かれても、申し訳ないが答えることができない。長い間活躍している一流の俳優だとは思うんだけど。
鶴見辰吾について詳しくないオレだが、しかし、日常において鶴見辰吾を思い出すことがよくある。今までこのことは誰にも言ったことはない。恥ずかしいからだ。鶴見辰吾を侮辱しているわけでは、決してない。上にも書いた通り一流の俳優だと思っている。
あるドラマに影響されているオレがバカだから、恥ずかしいんだ。
「ポニーテールはふり向かない」だ。
昔のドラマだ。観たのはオレが小学生のころだったろうか。だから30年も40年も前のドラマだ。主演の伊藤かずえがドラマーを目指していたと思う。そのドラマで共演していたのが鶴見辰吾だ。ギタリストの役だった。
そのドラマのワンシーンを、オレは定期的に思い出す。だから鶴見辰吾を定期的に思い出す、ということだ。
こんなシーンだ。
鶴見辰吾が弾くギターの弦が切れて、ヒュンっと弾けて伊藤かずえの目を襲う。伊藤かずえは両目から血を流す。そして最終的に失明してしまう、という恐ろしいシーンだ(笑)
鶴見辰吾が弾くギターの弦が切れて、ヒュンっと弾けて伊藤かずえの目を襲う。伊藤かずえは両目から血を流す。そして最終的に失明してしまう、という恐ろしいシーンだ(笑)
いや、笑ってはいけないか。だけど、そんなことあり得ないからさ。まぁ、ドラマにあり得ない、とかいうほど無意味なこともないが。
オレは趣味でギターを弾いている。そのギターの弦を張り替える時に、いつもそのシーンを思い出すんだ。いや、思い出してしまうんだ(笑)
弦を張っている時に、今にも切れて弾けてオレの目を襲うんじゃないか、と警戒しているオレがいる。ライブの前なんかは必ず弦を新しいものに張り替えるので、その頻度はまぁまぁ多い。多い時で毎月、って感じだ。
毎月鶴見辰吾を思い出す。
それがオレの日常だ。いや、実際には弦が切れて弾けて目を襲うなんてことは、まず起こらない。と思う。弦が切れる時はビンって「分かれる」だけで、弾けることはない。オレの経験上。特に芯があってその周りをグルグル巻いてある弦は、弾けることはない。

芯が切れてもグルグル部分が繋がっているので二つに分かれることなく、ぶら~んとなるだけだ。ちょっと言ってることがわからないかもしれないが・・とにかく弦が切れて目を襲う、なんて事故は起こらないと思う。
ってことを、経験から重々承知しているオレなんだけど、弦を張り替える時は「もしや」がチラついて警戒してしまう。
鶴見辰吾のせいだ。
そんな(どんなだよ)鶴見辰吾が今から2015年に走った初マラソン(第1回横浜マラソン)で、初マラソンの記録としてはものすごい記録を叩き出したことは、マラソンを趣味にしている多くの人が耳にしたのではないだろうか。
3時間12分58秒だ。そのとき、鶴見辰吾は50歳だ。すごい。
ここで、めんどくさい話になる。
そう、なぜ本のタイトルが「51歳の初マラソンを3時間9分で走ったボクの練習法」なのかだ。
そう、なぜ本のタイトルが「51歳の初マラソンを3時間9分で走ったボクの練習法」なのかだ。
2015年に走った第1回横浜マラソンで距離不足が発覚してしまったんだ。186.2m足りなかったという。距離不足・・なんか聞いたことあるな。どこかの誰かも「サブ3.5達成した!」とかはしゃいでいたら、距離不足だったとかなんとか。しかも、ほぼ1キロ不足!(正式発表はない)
それに比べて、186.2mなんてかわいいもんだ(笑)。しかし、そちらは正式発表で記録が公認にならなかったという。
じゃあ、ってことで翌年同じ横浜マラソンでリベンジしたのが「51歳の初マラソンを3時間9分で走ったボク」だ。それの「練習方」について書かれた本だ。
実はまだ全部読んでいないんだけど(またかよ!)予想通り、そこまで「練習方」が書かれているわけではない。どちらかといえば「体験記」のようなものだ。
しかし、オレにとってはその方がためになることは多い。エリートランナーが書く練習方法だと、オレみたいなポンコツは「そりゃ、そこまでやれば速くなるんだろうけどさ・・」と、最初から自分には無理と決めつけて、現実から目を逸らすことも多くなりがちだ。
だけど「初マラソンで」とか「50歳で」とか「初心者が」とかが付いた練習方法なら、オレにも出来るかも、とやる気になるってもんだ(笑)
っていっても鶴見辰吾。初マラソンで3時間12分だもんね。オレとは「モノ」が違う。どうやら長い間趣味としているロードバイクで、その基礎体力をつくったようだ。果たして、今後オレが取り入れたくなるような「練習法」はこの本に記されているのか?されてるよな?だって金さんが「すぐに実践できるテクニック満載です!」って言ってるんだもん。満載だよ?期待して残りを読んでみよう。
それにしても「ポニーテールはふり向かない」ってどんなドラマだったかな。
失明したシーン以外ほとんど憶えてないわ。なんか伊藤かずえがドラムスティックを武器にして不良的な人たちと闘ってるシーンがあった気がするんだけど・・なんでだろ。目の見えないドラマーを目指す主人公が、なんで襲われてたんだろ。まったく憶えていない。
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コメント
コメント一覧 (8)
鶴見辰吾…顔は浮かびますが、私も大鶴義丹と混同します!
今年、洞爺湖マラソンやるようですね!私はエントリーしてサブ3.5決めます!シブケンさんも一緒にやりませんか??
鶴見さんすごいですよね。
体験談がためになる、めっちゃわかります。
私もしぶけんさんの体験談を読むのが大好きです。
今年もブログ楽しみにしています!
ありがとうございます!
洞爺湖マラソンか・・よし、目指してがんばってみるかな!
年末のフルで記録上はPB・・だけど距離不足かもしれない・・
モヤっとするところはあるのかもしれませんが、いずれにしても相当シビアなレースだったことをお察しします。年齢と戦いながらすごいです。お疲れ様でした!
私も、もう少し足掻いて藻掻いてみます(笑)今年もよろしくお願いします。
初コメントありがとうございます!
私の体験談・・あまり得るものはないかもしれませんが(笑)笑ってもらえたら幸いです。今年もよろしくお願いします!
次回も楽しみです。
そんなこと言われたら嬉しいですけど、アレじゃないですか、
多くのマラソンブログ・・上手く走るコツを知ってもらいたい
このブログ・・走りは置いといて笑ってもらいたい
の違いかと(笑)