
ランニング前に「よくわからないけど、とりあえずアキレス腱でも伸ばしておくか」なんつって腰に手をあて脚を前後に開いてオイッチニーサンシってやってる人は少なくないと思う。
その他、見よう見まねでストレッチ運動的なことをやっている人も。
即刻やめたほうがいい。
少なくとも、見よう見まねでやっているような人はやめたほうがいい。
脚や腕の関節の構造は複雑だ。ちょっと間違えた方向に力を加えただけで捻挫をすることも少なくないという。
ストレッチ運動で捻挫をする、といった冗談のような話が実際に起こるというんだから、たまったもんじゃない。
わかったよ、まず、正しいストレッチ運動を勉強しろってことだな?
そう思うかもしれない。
違う。
そもそも、ランニング前にストレッチ運動は必要ないということだ。
それが「静的ストレッチ」であっても「動的ストレッチ」であっても。
静的ストレッチとは
ある部分の筋肉を一定時間伸ばし続ける運動だ。筋肉を柔軟にさせる効果があるとされている。動的ストレッチとは
筋肉を伸縮させる運動だ。ま、準備運動のことだね。ラジオ体操なんかもそれにあたる。ウォーミングアップだ。筋肉や関節の動きを良くする効果がある。じゃあ、動的ストレッチはした方がいいんじゃない?と思うでしょ。はい、そうです。
だけど、走る前に「わざわざ」やる必要はないんだ。
走る前にストレッチ運動をする必要がない理由
まず、静的ストレッチが必要ない理由ね。実際に、オレ、ここ2、3年はまったくストレッチやってないけど、脚を痛めたことは一度もないよ!
ストレッチをしなくなったのは、プロフットランナーの岩本能史さんのメソッド本を読んでからだ。

アマゾンリンク「型破りマラソン攻略法」岩本能史
そこに、骨と筋肉の関係を弓と弦の関係に例えて説明しているところがあって。
要約すると
弓に弦がピンと張ってあるから、その反動で鋭い勢いの矢を放つことができるよね?
それなのに、あらかじめ弦を伸ばして緩めたら、矢の勢いは落ちるよね?
そんな話。
走る前にストレッチで筋肉を柔軟にしちゃったら(伸ばしたら)、走る勢いが落ちるよね?
って話。
なるほど!そう思って、オレは走る前のストレッチをやめたんだ。
だから、ケガをしないため、っていうよりはできるだけ速く走るためにやめたって感じかな。
次、動的ストレッチも必要ない理由。
走る前に「わざわざ」やる必要ない、って話ね。
動的ストレッチは、いわゆるウォーミングアップは動きをよくするために有効だと思う。特に寒い日なんかは。
でも、それ、最初の1キロ2キロ走ってればウォーミングアップになるんじゃね?って話。
他のスポーツをやるときを考えてほしい。野球でもサッカーでもなんでもいいんだけど、まず、初めにウォーミングアップとして走ることが多いよね?
そもそも、走ることがウォーミングアップになるんだよ。
ランニングの前にウォーミングアップするってことは、ウォーミングアップのためにウォーミングアップするってことなんだ。
それが必要なことだとしたら、ウォーミングアップのためのウォーミングアップためのウォーミングアップが必要になるし、さらにウォーミングアップのためのウォーミングアップための
もういい。
それ、無駄じゃね?
あ、でも、これ、初心者~フルマラソンサブ4レベルの話だからね。
オレもそうだけど、走り初めは、えっちらおっちらペースでしょ?(笑)それで十分ウォーミングアップできるよね?ってことだよ。
スタートからいきなりトップスピードで走るようなエリートランナーは、走る前に十分なウォーミングアップが必要なんだと思う。筋肉にかかる負担が違うもんね。
大会で周りを怖気づかせるには有効かもしれない(冗談)
大会のとき、黙々としっかりストレッチしてるランナー見るとビビるよね(笑)なんかデキるランナーって感じしない?寝転がってバナナ食ってるオレに勝ち目ねーな、みたいな。
でも、そんなとき、オレは心の中でジョジョの奇妙な冒険よろしく
「無駄無駄無駄無駄ー!そのストレッチ無駄ー!」って叫ぶんだ(笑)
実は、そんなオレも10キロレースのときだけは、スタート前に少しウォーミングアップしてるんだ。10キロレースは、一応、自分のなかではけっこうなスピードで走り始めるので。自分の中では、だよ。なんか足グキーとかなったら嫌だな、って。
その他では、まったくストレッチはしない。練習の時もレースでもまったく。でも、ここ何年もケガしたことないから自信を持ってランニングの前のストレッチは必要ないと言えるよ。
えっちらおっちら走る分にはね(笑)
最後まで読んでくれてありがとう!
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