まだまだ、だな。
そう思ったのは、スポーツショップの店員さんがオレにかけてきた言葉によってだ。
オレは今年、2024年シーズンもフルマラソンでサブ3.5を目標にして走り出した。まだやってんのかよ、ってのは置いといて(笑)
今年、走り出したのは3月24日だ。
雪がとけて歩道が出てきて夏靴(いわゆる普通の靴)で走り始めたという意味で。冬の間は「いつもに増して」だいぶ走るのをサボっていたので、それから考えても「やっと走り出した」って感じだ。
雪がとけて歩道が出てきて夏靴(いわゆる普通の靴)で走り始めたという意味で。冬の間は「いつもに増して」だいぶ走るのをサボっていたので、それから考えても「やっと走り出した」って感じだ。
って言っても、いつもの冬だってチンタラ雪上ランしてるだけだから、いつも通りの春っていえばそうなんだけど。
走り出して2週間ちょっとってところだ。
そんな期間走ったところで、急に「走れる体」に変化するわけでもないんだろうけど、でも調子は悪くない。なんせ、去年のシーズン後半は調子が過去最悪状態だったので(理由はよくわからないが)それに比べれば、ということだけど。特にランニングフォームの調子がいい。
オレとしては、この2週間で一応「ランナー」に戻った気がしてたんだ。
そんなとき、某スポーツショップにランニングシューズを見に行ったんだよね。たぶん札幌で一番規模のデカい単体のスポーツショップだ。スポーツ全般を扱っているザ・スポーツショップと言えるお店だ。一応、一般衣料的なものの扱いもあるが、その数は少ない。ほとんどがスポーツウェアであり、スポーツ用品だ。ザ・スポーツショップだ。
そんなスポーツショップにランニングシューズを見に行ってね。ランニングシューズコーナーに行ってね。もう、各メーカーのものすごい数のランニングシューズが並んでてね。中学生だろうか、親と一緒に、店員さんにオススメ聞いたり試し履きしたりする人も多くいて。北海道は雪がとけて、夏靴(いわゆる普通の靴)を新調する、そんな季節だ。
店員さんも大忙しだ。
所狭しと並ぶランニングシューズの中に、履いてみたいモデルを見つけてさ。展示されていたものはオレのサイズじゃなかったから、あっちこっち忙しそうに飛び回っている店員さんをなんとかつかまえて、オレのサイズを出してもらったんだ。それを箱から出してオレに手渡すとき、店員さんが言ったんだ。
「普段履き用ですか?」って。
その靴は、どっからどう見てもランニングシューズだ。ザ・ランニングシューズだ。いや、そりゃね、ランニングシューズを普段履き用で履くことだって珍しくはないだろう。っていうか、普通のことだ。でもさ、ここはザ・スポーツショップのザ・ランニングシューズコーナーだ。そこでザ・ランニングシューズの試し履きを申し出たオレに、一発目に発する言葉が「普段履き用ですか?」なのかい?確率的には「ランニング用ですか?」じゃないのか?
例えばさ、オレがそこで野球のバットを素振りさせてもらったとして(店内で素振りはしないか)「殴り込み用ですか?」とは聞かないだろ?可能性はゼロじゃないけど、確率的に。
でも、ここで考えるべきは店員さんの言葉のチョイスではなくて、オレの「見てくれ」についてだ。
きっとランナー然としていないのだろう。簡単に言えばシュっとしていないんだ。ランナー的なオーラがないんだ。別に服装を短パン・ランニングシャツにする、ということではないぞ。そんな格好でスポーツショップに行ったら「どした、どした、このオッサン」そう思われるに決まってる。
なぜなら、北海道はまだ寒いからだ。
いや、寒いのはいいとしても、短パン・ランニングシャツで行ってんのに「普段履き用ですか?」って言われたら悲しいだろ?
違うんだ、全然ランナーの格好をしていなくても「あ、この人ランナーだな」て思わせる見てくれの人っているじゃない。その体躯が、短く整えられた髪型が、日焼け具合が。そしてもちろん、シュっとしている。
違うんだ、全然ランナーの格好をしていなくても「あ、この人ランナーだな」て思わせる見てくれの人っているじゃない。その体躯が、短く整えられた髪型が、日焼け具合が。そしてもちろん、シュっとしている。
オレにはそのどれもなく、ランナーっぽさがなかったのだろう。「普段履き用ですか?」だもん。
まだまだ、だな。そう思った。
まだまだランナーに戻れていない(前もどうだったかはわからないが)
って、ヌルいことも、言ってられないんだ。今から10日後、4月21日にまずはハーフマラソンを走る。
初めて走る大会だ。毎年、こんな春の早い時期からマラソン大会を走れるわけねーだろ、つって逃げてきた大会だ。
これもなにも、5月19日の洞爺湖マラソンでサブ3.5に挑戦するためだ。毎年、ぶっつけ本番洞爺湖マラソンだったから、それじゃいかん!ってことで。まずはハーフを走ってみるかって。
オレ、いつになく本気だろ?(笑)
サブ3.5への挑戦権として、まずは10日後のハーフでは100分を切らなければならない。ならない、ってこともないけど目安としてはそういうことになっている。
これがさ、ハーフ100分切りってのが簡単じゃないよね。だって、キロ4分40秒くらいで走らなきゃなんないんだよ?速くない?一応、過去のハーフでクリアしたことはあるんだけど、ホントか?いや、ホントなんだけど現状を考えると、簡単じゃない。あと10日で走力をそこまで上げれるだろうか。
なんせ、まだまだ、だからな。普段履き用の男だからな。
がんばって走ってはいるんだ。ランニングフォームは調子いい。過去イチうまく走れていると思う。でも、どうしても疲れが取れない。走った次の日の朝、起きる時「うぉー」って体が重い。体力、走力が衰えた、って感じはそこまでしないんだけど、疲れが、さ。こればっかりは、老化を認めない訳にはいかない。
だから、練習で連日連夜走り続ける、なんてことは難しい。過去にも練習で連日連夜走り続けたことなんてないか(笑)
あとは精神的老化からか、すぐに「ダメだ」ってなってしまう。その辺は、もう一度ガッツみたいなものを取り戻さないと。
なんだよガッツって。
って、言っても、まだ(本気で)走り始めて2週間だ。あせってもしょうがない。あくまで本番は5月19日の洞爺湖マラソンでサブ3.5だ。10日後のハーフは「できれば」100分切り、で許してください。
あーあ、せめてランニングシューズ選ぶ時くらいは「大会用ですか」くらいは言われるようにランナーっぽくなりたいものだね。
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コメント
コメント一覧 (10)
なぜそんな面白いネタに遭遇するの! 普通言います? 普段履き用ですか?ってwww(今の私の体型は、多分言われる。プラス5kgですし) まずは100分切り応援します^^
なんとか100分切りしてランナーだと認めてもらわなきゃ(笑)
コメントありがとうございます!
そうなんだ、55歳まで。ってことは、まだ2、3年は猶予あるってことか、よかった。
いやいや、今年なんとか決めたいと思います!
お互い頑張りましょう~
そしたら店員がこう言ったんだ。
「災害時用ですか?」稀代の災害野郎の爆誕だ!
それもなかなかのエピソードですね(笑)
洞爺頑張ってください✨応援してます❗
「ランナーの目」になるってのも、かなりの難題ですね!(どんな目だろう・・)
それより「登り坂向い風」って、絶対嫌なやつですね(笑)
洞爺までには立派なランナーになってがんばります!
まだまだだなあ、と。
ランナーあるあるな現象かもしれないですね。まぁ、勧める側とすれば、どちらかといえば初心者よりにした方が間違いないんでしょうか。大は小を兼ねる的な(笑)