本番に弱いのは致命的だ。いつもレース本番では練習通りに走れない。
ゴール後、両腕が上がらなかった。肩が強張って、というか痛くて。両肩ともすごく痛い。マラソンを走って、ここまで肩が痛くなったことは過去にない。というか、いままでの人生でそんな記憶はない。両腕が上がらなくなるほど肩が痛くなるなんて。
なぜだ。なぜマラソンレース本番は練習通りに走ることができないんだ。
この日曜日、2024年4月21日(日)に「第37回 春一番 伊達ハーフマラソン」を走ってきた。
→第37回 春一番 伊達ハーフマラソン公式サイト(外部サイト)
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北海道のマラソンシーズンは雪がとける3月下旬に始まる。そしてそのシーズンの皮切りに開催されるのが、この「春一番 伊達ハーフマラソン」だ。
ネーミングに「春一番」と付くところがいい。思わず「元気ですか!」と叫びたくなる。毎年、この大会を走ることで「いよいよシーズン始まったな」そうなる。んじゃないのかな。
オレはこの大会を走るのが今回初、なのでエラそうなことは言えないけど。
なぜ、今まで「春一番」を走らなかったのか。
「いや、この時期に本気マラソンなんてまだ無理でしょ」って逃げてきたからだ。雪積もる冬の間に、そこまで仕上げることはオレにはできない。まぁ、いつまで経っても仕上がらないけど。やかましいわ。
でも、そうも言っていられなくなった。オレには時間がない。目標であるフルマラソンでサブ3.5を達成するまでに、残された時間・チャンスはあとわずかに違いない。老化によって体力、それ以上に気力が衰えてきているのは明らかだ。
だから今年は早めに仕上げて勝負していこう、そう思って「春一番」を走った。
結果は、サブ3.5を目指すランナーとしてのハーフ目標ラインである100分切りは、できた。
なんとかギリで。ほんとギリギリで。1時間39分56秒で。ラストスパートしなかったらダメだった。あぶなかった。
この結果にホっとしている。なんとか来月5月のレースでサブ3.5達成への可能性は残せたようだ。可能性というか希望。
しかしダメダメレースだった。あんな走りでよく100分切れたな、と思った。だって、途中苦しくて2、3回立ち止まったからねオレ。褒められるのは、ラストスパートしたことだけだ。
全然練習通りの、思い通りの走りができなかったんだ。いつものことだけど。
まず、左かかとが痛くなった。スタートして1kmか2kmの地点でだ。何が起きているのかわからなかった。なぜなら、最近の練習でそこが痛くなったことなんて一度もないからだ。
脚が痛くならないことが、最近のオレのランニングフォームのご自慢ポイントだったのに。
脚が痛くならないことが、最近のオレのランニングフォームのご自慢ポイントだったのに。
おいおい、まいったな、と思った。どこまで本番に弱いんだオレは、と。
実を言えば、その兆候は前日からあったんだ。今回は大会会場近くの街に前ノリ一泊していたんだ。その晩、ホテルから焼鳥屋さんに向かう途中、左かかとに違和感があって。突然のことだった。今の今まで、そんなトラブルはなかったのに、歩いている時になんか違和感。
「あれ、なんか痛いような。き、気のせいだよな。明日本番だぜ?」って気付かないフリをして過ごした。前日から緊張してビビって歩き方がおかしくなっていたのだろうか?(笑)
で、スタート時はなんともなかったんだけど、1kmか2km走ったら、左かかとにピリっと痛みがあって。おいおいって。まぁ結果、ゴールまでたまに痛くなるくらいで、大きな問題にはならなかったけど。
しかし、そのかかとの痛みはゴール後どこかに消えていた。なんの痛みなんだよ。
しかし、そのかかとの痛みはゴール後どこかに消えていた。なんの痛みなんだよ。
それだけじゃないんだ。
今度は腰が痛くなった。これも、普段の練習で感じたことはない。まぁ、腰の痛みに関しては、たまにレース本番で感じることは過去にもあったから「またかよ」ってことなんだけど。
それにしても、どこも痛くならないことが、最近のオレのランニングフォームのご自慢ポイントだったのに。おいおい、まいったな、と思った。どこまで本番に弱いんだオレは、と。
結果、腰の痛みからレース中に2、3回立ち止まってしまった。ハーフでそれはないんじゃないか、オレ。
しかし、その腰の痛みはゴール後どこかに消えていた。なんの痛みなんだよ。
極め付きは肩の痛みだ。ゴール後、両肩が痛くて両腕が上がらなくなった。2、30分もすれば痛みは引いたんだけど。これの原因は大体わかる。
最近意識してるランニングフォームの「腕振り」にあると思う。いろんな説はあるが、今は「ヒジを後ろに引く」ことを意識して腕振りをしている。どうやら、ヒジを引きすぎていたようだ。それで肩が痛くなったんだと思う。
バカなのかオレは?
そんなになるまで、いくらなんでも両腕が上がらなくなるまでヒジを引く必要もないだろ。ハーフでこれだったら、このままフル走ったら肩から両腕もげるぞ。早急に改善しなくてはならない。
いずれも、普段の練習で発症したことのない痛みだ。何が原因なんだ。緊張か。自分の中ではそこまで緊張しているつもりはないんだけどな。
まぁ、なんとしてもサブ3.5を達成するために、ここでハーフ100分切りしなければ!と意気込んで余計な力が入っていたんだろう。
もっとリラックスして走らなければ。リキんだところで速く走れるわけでもない。
あとは、やっぱり精神的に弱くなっている。すぐに勝負をあきらめてしまう。レース途中で、たぶん同じくらいのペースで走っているであろう何人かのランナーについていったんだけど。
全員に置いていかれた。ホント全員に。無様な走りだったよオレは。
もっとも無様だったのは、12km地点くらいのなかなかキツい上り坂での走りだ。オレだけスローモーションのようだった。オレだけ重力2倍の惑星にいるみたいだった。どんどんどんどん抜かれていった。イメージ全員に抜かれたような気さえした。
とにかくダメダメなレースだった。タイムの話ではない。タイム的には今のオレからしたら上出来だったと思う。内容がダメダメだった。いや、結局はタイムのために走っているんだから合格点を出したいところだけど、出せない。
なぜなら、このままサブ3.5にたどり着ける気がしないからだ。なんだよ、あの肩の痛み。
とはいえ、希望はつないだ。
とはいえ、本番に弱いのは致命的だ。
何に追われてるんだよ、オレは。誰も見ちゃいねーよ。もっとリラックスしていこう。
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コメント
コメント一覧 (6)
目標は達成して、課題も見つかるなんて完全に勝ちレースでしたね!
次に向かったいきましょう!
まだ4月ですし、コースプロファイルも良くないので100分切りは素晴らしい結果だと思います!
GWもあるので走りこんで次の大会(洞爺湖?函館?)も頑張ってください。
余力があれば5/5(日)にWings for Life World Runもありますよー
お疲れした!
このままじゃ無理、ってわかったのは収穫かな(笑)
あきらめないでがんばってみるわ!
ありがとうございます!次は洞爺湖です!
で、Wings for Life World Runですか。知りませんでした。ちょっと見たらおもしろそうですね。詳しく見てみます!
自分も最初は違和感からのたまに痛み出てた程度でした。
だんだん痺れや痛みが継続するようになって、歩くのすら辛くなりましたよ。
コメントありがとうございます。
それがですね、レース後から今まで痛みが出ることもなく調子はいいです。
ホントあの痛みはなんだったんだろう(笑)でも、気を付けるに越したことはないですよね!