4時間2秒。
こんなダメなタイムがあるだろうか。しかもネットタイムで。これが撃沈して5時間かかりました、とかなら、そういうこともあるさってなるけど。
2秒オーバー
ダメだ。42.195km走って2秒オーバーはダメだ。なんとかしてあと2秒、いや3秒か、3秒縮めてサブ4してゴールできないものかね。少なくともオレは自分で「サブ3.5を目指す」と宣言している。今となっては現実的に可能かどうかはおいといて。それでこの結果はダメだろう。
北海道マラソンは暑い。今回も最高気温29℃予報の中でのスタートだった。確かにやっぱり暑かった。けど、雲で太陽がさえぎられた時間帯もけっこうあったし、時折吹く風は涼しかった。思い通りのタイムで走れたランナーも多かったのではないだろうか。
思い通り・・オレは4時間は切りたいと思っていた。暑いとしたって。
秋の大会で、10月開催の大会でサブ3.5を狙って走るんだ。それくらいできないでどうする。最近調子が悪かったことも加味して最低ラインでそう考えていた。そういうペースで走った。
できなかった。2秒オーバーした。この上ないダメなタイムだった。
体調は万全だった。ここ何回かの大会はイマイチな体調も多かったのだが、今回は万全だった。朝食もしっかり食べたし、途中の水分補給も上手くできたと思う。脚がツルこともなかったし痛くなることもなかった。いつもならゴールした後、しばらく倒れ込んで食欲なんてまったくない状態になる。だけど今回はちょっと休んでからビールを飲んでジンギスカンを食った。うまかった(笑)
体調は良かったけどガッツみたいなものがなかった。2秒オーバーにそれが表れていると思う。
レース後半粘れなかった。精神的に弱かった。何回か歩いた。トイレにも入った。残り3km、キロ5分半くらいで走り切ればグロスタイムでも(スタートロスは2分もなかった)
サブ4イケる時間帯にいた。が、走り切れなかった。
4時間2秒。
その2秒を挽回する場面はいくらでもあった。が、できなかった。30kmを過ぎて急激にペースダウンするありがちなダメレースだった。残念だがこれがオレの現在地だ。実力だ。自分の中でさえ言い訳できる事柄は一つも見当たらない。
どうやら自己ベストに挑戦できる時期は過ぎてしまったようだ。それを感じた。年齢的に。暑さを差し引いて考えても。もっと練習すれば、走り込めば、と考えられなくもないがそれを含めてその時期は過ぎてしまったんじゃないか。
体力的にはもちろん、精神的にも日常的な生活においてランニングに割り当てられる時間においても。
って、しょぼくれたことを書いていても始まらない。
それらは一旦おいといて。10月の大会ではサブ3.5を目指す。はっきり言って無理っぽい(笑)しかし、それは一旦忘れて。100mを9秒台で走ろうとしているわけじゃないんだ。挑戦することくらいは許してくれ。
できる限りのことをやってレースに挑む。レースが始まったら何も考えずにサブ3.5のペースで突っ込む。調子が天気がどうであれ。それは決めた。出来るところまで。願わくばゴールまで。途中でダメになったら、そこがオレの本気マラソンの終わりの地点だ。まぁ、その後も走り続けるとは思うけど、のんびりいきたい。
できる限りのことをやってレースに挑む。レースが始まったら何も考えずにサブ3.5のペースで突っ込む。調子が天気がどうであれ。それは決めた。出来るところまで。願わくばゴールまで。途中でダメになったら、そこがオレの本気マラソンの終わりの地点だ。まぁ、その後も走り続けるとは思うけど、のんびりいきたい。
ダメな話ばかりになってしまったが、良かった点も挙げておきたい。最後の戦いのために(笑)ランニングフォームはだいぶ良かったと思う。脚が最後までもった。今のところ筋肉痛もほとんどない。疲れはあるけど。過去にここまでダメージのない42.195kmはなかった。いい感じじゃないのか。このままいきたい。できればブラッシュアップして。
あとは上にも書いたけど、レース後に食べ飲みするくらいの元気があったのは、健康な証拠だろう。最近、食事に気をつかっていたのが良かったかもしれない。納豆と豆腐を毎日欠かさず食べるようにしただけだが。プラシーボ的なアレかな(笑)でも、なんか健康だ。
そしてやっぱりゴールは最高だった。どんなダメレースだったとしても、あのゴールは最高だ。苦しみからの解放。
きっとゴールの喜びはタイムに関係ないんだと思う。
もちろん自己ベストでゴールすればよりうれしい。だけど、それに負けないくらいダメレースで苦しんだ末にたどり着くゴールもうれしい。
あれはフルマラソンを走れなければ、決して体験できない素晴らしい瞬間だ。
ゴール後、近くにいたグループがお互いの完走を称え合って喜んでいた。楽しそうだった。オレもゴールにたどり着いたことをもっと喜んでもいいのかもしれない。しょぼくれてないでさ。自己を過大評価してるんだよきっと。こんなもんなんだよオレは。ゴールを喜ぼう。
よし、また走り出すか。脚も痛くないし。ちょっと休んでから。
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コメント
コメント一覧 (17)
お疲れさまでした!達成感があるのは素晴らしいですね。
私はタイムよりも30km過ぎてから何回か歩いてしまった、ってのが残念でしたね。ここで歩いたら絶対後悔するって思うんですけど・・ダメでした。
次回の目標は文字通りの「完走」と上手くいけばの(笑)サブ3.5です。がんばります。
去年ほどではないですが今年も暑かったですね。ゴールした皆さんには頭が下がります。自分は涼しくなってから遠征マラソン楽しみます✨
私の初フルマラソンの道マラ2018の4:00:00よりかはましかと思います笑
お互い思うようなレースが出来てませんが、同じくゴールは最高でした!
またよろしくお願いいたします!
今年はマジメに走りました(笑)
去年よりはマシだったけど、まぁやっぱり暑いですよね。お祭り気分で走れればいいんででしょうけど、それにしては過酷すぎますよね(笑)
お疲れした!
いや~いろいろと難しいよねフルマラソン。嫌になるけど(笑)オレはあと一つ別海がんばってみるわ!てっぺいの復活も祈る!
しかしあの暑さの中、このタイムは凄いと思います。サブ4と言えるかと!(ダメですかね。笑)
サブ3.5を達成しているrun仲間も4時間をオーバーしていました。
シブケンさんのブログを拝見しながら私もRunを楽しんだり苦しんだりしながら、続けます。気が済むまで^^
フルマラソンはどんな人でもどんなレベルでも走り切るのは辛いことだと思います
そんな辛いことにチャレンジしようとエントリーし練習を積み重ねスタートラインに立った時点で称賛されるべきなのだと思います
そしてスタートしてからすべてが順調に行けば結果は出ますが上手く行かないことのほうが多いのではないでしょうか?
ゴールまでは多かれ少なかれ色々なことが起きますよね?
それでも諦めず自分が出来ることを最大限にやり切ってゴール出来ればその後のビール🍺は美味しい
(コメントが途中になってしまいました)
自分もタイムは常に狙っていますがいつも達成できるわけではありません
でも常にやり切るようにしています
今年の洞爺湖では残り5km何度も何度も脚がつりそうになって止まってはストレッチ止まってはストレッチを繰り返して結局目標タイムより4分以上遅れてしまいましたがやり切った結果なので大満足でしたよ
自分はしげさんより年上です
そして還暦でサブ3目指しています
年齢は言い訳にしません
まだ行けます!
お互い頑張りましょう!
シブケンさんです…すみません
シブケンね
すみません……
ありがとうございます!
苦しみながらも走り続けてるってことは、きっと何かが楽しいんでしょうね。ゴールの喜びだったり。にしても・・苦しみの方がだいぶ多いような気がしないでもないですが(笑)
お互い、できるだけ楽しんで走れたらいいですね!(オマエが言うな)
コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、振り返ってみればフルマラソンが思い通りいったことなんて一度もありません。それに対して、いちいち落ち込んでいる場合でもないですね!
ところで
>還暦でサブ3目指しています年齢は言い訳にしません
耳が痛い(笑)すごい・・尊敬します。自分が歳を取ってきて痛感しているのは、体力の衰えよりも精神力の衰え、です。最後まで粘り強くがんばることが難しくなってきています。でも、それは考えようによっては、まだ修正の余地があるのかもしれません。体力の衰えに比べれば。
還暦でサブ3がんばってください。私ももう少しがんばってみます!
名前についての訂正、何度もありがとうございます。全然気にしませんので、てきとーにコメントしてください(笑)
私は4時間35分41秒でした(^o^)五キロくらい歩いたよ!でも来年もでる!
しぶけんさんに会えなかったのは残念だったけど、酷道ランナーさんに会えたのでハッピーでした
ハッピーな出来事があったのはよかったですね!
私は最近苦しんでばかりなので、もうちょっと楽しまなきゃな、と思ってます。せっかく走ってるんだから。
練習で42km走はなかなか出来ないので、レースを練習会代わりに使う『川内優輝式』で次レースには確実に活きてくる北海道マラソンだったと思います♫
次レースは㌔5分で行くだけ行ってみるのなら、DNFまたは3.5のスリリングなレースになりそうですね(笑)。
>DNFまたは3.5のスリリングなレースになりそうですね
確かに。
いつも最初から飛ばすことにビビッて結局最後まで何もできないで終わりますからね。だったら当たって砕けろ、です(笑)