
そこまでの話になっているとは知らなかったので、大変に驚いたのは「ランナーズハイ」についてだ。
ランニング初心者の人もこの言葉は知っていると思う。
ランニング初心者どころか、ランニングを趣味にしていない人まで知ってるからね。
ランニングを趣味にしていれば「ランナーズハイになったことある?」って質問を一度はされたことがあると思う。
オレは残念ながらその経験はない。
果たして「ランナーズハイ」は誰の身にも起きるものなのだろうか。
誰の身にも起きるものではない
「ランナーズハイ」について調べてみると、必ず目にするのが「βエンドルフィンが脳内分泌されて」うんたらかんたらという説明だ。要は体質による部分も大きいということか。そうであれば、誰の身にも起きるものではないといと考えられる。もちろん、その運動レベルでの過程はあるよ。限界まで追い込む、とかなんとか。
もう少し調べを進めると、新しい研究では「βエンドルフィン」よりも「内因性カンナビノイド」が影響していると言われていることを知る。
へー、「βエンドルフィン」よりも「内因性カンナビノイド」がねー。
って、バカやろう、それを知ったからなんだっていうんだ。
なんだよ、カンナビノイドって。
オレが知りたいのは「ランナーズハイ」を引き起こす方法だ。
「ランナーズハイ」とはなんなのか
まず、これを知らなければならない。オレの持つイメージだと「ランニングで苦しくなっても走り続けていると急に楽になる」みたいな感じだ。多くの人はこのイメージだろう。
とんでもないことになっていたんだ。
「ランナーズハイ」について調べていると、そこここに危険なワードを見ることになる。
「多幸感」
「疲れ痛みを感じない」
「気分高揚」
「万能感」
「どこまでも走り続けられる気がする」
なんだ、このやべーワードは(笑)
しかしこれらを感じるのが「ランナーズハイ」状態ということだ。
そこまでの話になっているとは知らなかったので、大変に驚いた。
変な葉っぱの話かと思った。
それでも、まだよかったのは
「誰かに狙われている気がする」
「体中を虫が這っている気がする」
なんてワードがなかったからだ。
そうなれば完全に別の話だ。白い何かが関係してくる(笑)
それにしても「どこまでも走り続けられる気がする」なんて夢のような話だな、おい。
でも「万能感」はマズいな。神様だ。ランニング中に神様になるのはマズイ。
そいえば、どっかに十字架背負ってキリストのコスプレで走る有名な市民ランナーいたよね。
あれも、ある意味「ランナーズハイ」状態かもね(笑)
「ランナーズハイ」恐るべし、だ。
「ランナーズハイになる方法」
カンナビノイド(だからなんなんだよ)の脳内分泌など体質に関することは置いといて、経験者の話、研究結果などから「ランナーズハイ」を引き起こす方法はある程度わかってきている。たとえば、ランニングなら30分から1時間以上の継続運動が必要だとか。自分を限界まで追い込む必要があるだとか。フルマラソンを走るなら、後半にそれは起こりやすいだとか。
それを知ったとき、オレは「オレには起きないかもな」そう思った。
なぜなら、今年の8月、灼熱の(そうでもない)北海道マラソンにおいて見事サブ4を達成した際に(うるせーよ)オレは間違いなく自分を限界まで追い込んだ自信があるからだ。
35キロ過ぎ、右手の指先がしびれてきたのを憶えている。「なんかやべーな」そう思った。なぜそうなったのか原因はわからないが、それでも走り続けた。
意識も若干朦朧とした場面もあった。「倒れるときってこんな感じかもな」そう思ったりして。
確かに限界状態だったと思う。
で、なになに、「ランナーズハイ」っていうのは「どこまでも走り続けられる気がする」って。
バカやろう、30キロ過ぎあたりから、どの瞬間も「もう、これ以上無理」って思って走ってたわ!
セカンドウィンドの罠
え?俺または私、けっこう「ランナーズハイ」状態になるよ、って人がいるかもしれない。それ、もしかしてセカンドウィンドじゃね?
誰だって走り初めは楽に走れるよね。
で、だんだん苦しくなって、また楽になることあるじゃない?オレだったらそうだな、5キロから7キロ地点くらいが多いかな。
それ、セカンドウィンド。
体内での酸素の需要と供給のバランスがとれたときに、運動が楽になるんだって。
最初に訪れるその状態を「セカンドウィンド」という。
簡単にいえば、体が温まった、って感じかな。この状態は多くのランナーが経験すると思う。
で、レースだとここに落とし穴があって。
セカンドウィンド状態で「おいおい、今日のオレ調子いいぞ!」なんつって飛ばして最後バテてクソレースになることはよく知られている。セカンドウィンドで勘違いせずに、体力を温存しながら走りたいものだ。
「ランナーズハイ」は違う。ほんとうに「どこまでも走り続けられる」ことがあるというんだ(マジか)
それで、自分の走力以上の運動をして脚をケガする、なんてこともあるというのだから怖ろしい。
「ランナーズハイ」への近道となるシューズがある
ウソつけ、そう思うかもしれない。しかし、本当なんだ。その効果の真偽は定かではないが、「ランナーズハイへの近道」というキャッチコピーのもとで売られているシューズがあるのは本当だ。
実はオレが愛用しているシューズなんだが(笑)
このブログ内でもうるさくオススメしているので、目にしてくれた人もいるかもしれない。
On クラウドフローだ。
SHORTCUT TO RUNNER'S HIGH.
な?
「ランナーズハイ」状態を「フロー」状態と表すこともあり、そこからこのネーミングだという。
ホントこれ、すごくいいシューズなんだ。
だけど、おかしいな、「ランナーズハイ」状態をオレは知らない(笑)
まとめ
「ランナーズハイ」状態があることは誰もが認めるところだ。しかし、そのメカニズムは実のところわかっていないらしい。
いやだって、「万能感」なんて言われた日には、オカルトだろそれ(笑)
まぁ、オカルトは嫌いじゃないけど。
その、なんだ、「βエンドルフィン」だとか「内因性カンナビノイド」の脳内分泌がうんたらかんたらも机上の空論と唱える学者もいる。
脚の筋肉の疲労に「βエンドルフィン」が関係することはないからだという。運動生理学的には、有酸素運動における安定的な呼吸状態で説明するのが一般的ということだ。
知らねーわ。
「ランナーズハイ」になるのは、そう簡単じゃないみたいだな。
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