マラソン大会でちょっとがんばり過ぎた次の日、足が痛くて変な歩き方をしているオレに会社の同僚が言うんだ。

「いやいやいや、そこまでしてなんで走るの?」

呆れて笑いながらね。
そんな時、オレはこう返す。

「なんでだろ」

呆れて笑いながらね。

まぁ、そんな感じでいいと思う。
きっと多くのランナーがそうであるように、オレは誰かに積極的にランニングをススメたいとは思っていない。
ランニングは自発的に始めなければ続かないことはよく知られたことだからだ。

とはいえ、もちろんランニング仲間が増えることはうれしい(ほとんどいないし)
オレの一言をきっかけに誰かがランニングを始める可能性があるのなら、その一言を真剣に考えてみようじゃないか。

例えば「なんで走るの?」って聞かれた時の返しの一言を。
聞いた人が、思わず「僕も私も走りたい!」と思わせるような一言を。
会心の一言を。

真剣に考える、って言ったってあんまり本気だしたらダメだよ。
「人はなぜ生きるのか」みたいな哲学モードに入っちゃうから(笑)


※この後、オレの頭でその「会心の一言」導きだせるとは思えないので、時間のない方は読まないでください。
きっと時間の無駄です(笑)フザけてます。



「あるから」パターンを考える

山があるから
「なんで走るの?」と聞かれて誰しも一度は口にしたことがあるのは、あの一言だろう。
どこぞの登山家が言ったとか言わないとかのあの名言をもじったやつだ。

「そこに道があるから」

なんつってね。
まぁ1周まわってそれもアリかもしれないが、もうひとヒネリほしい。
「あるから」を用いてこんなのはどうだろう。


「ここに足があるから」

なかなかいいんじゃない?
まず「そこ」よりも「ここ」という言葉に説得力がある。力強ささえ感じる。「ここ」にあるんだ。足が。
走りださないわけにはい、そう思わせるのではないか。なんせ足があるんだから。

ランナーのバイブル「BORN TO RUN」なんかを持ち出したらいいかもしれない。
「BORN TO RUNって本に書いてあるんだけどさ」って。
「人間はもともと走ることに恵まれた動物なんだよ、足の仕組みとかいろいろなんかアレで」みたいな。

関連記事「マラソン練習が嫌な時のオススメ本「BORN TO RUN」」


なかなかイケるんじゃないか?「ここに足があるから」

次に足じゃなくて、他の体の部位でもいけるか検証してみる必要がある。「あるから」パターンで。


「ここに耳があるから」

なんのことだかさっぱりわからないと思う。
だってこんな会話だ。

「なんで走ってんの?」
「ここに耳があるから」

まったくわからない。やべーぞコイツ、そう思われるだろう。
やっぱり足だ。足についての一言にするべきだ。
だからといって、これはどうだろう。


「足に毛が生えてるから」

走ることと「毛」にどんな因果関係があるというんだ。もはや「あるから」パターンでもない。


応用例

もう一度、質問されるシチュエーションをおさらいしよう。
マラソン大会の次の日、変な歩き方してるとこう言われる。

「そこまでしてなんで走るの?」って。

意外な言葉を返してみようか。

「走ってないよ」

全否定だ。
「いやいや、オマエ、昨日マラソン大会出るって言ってただろ、それで足痛いんだろ?」
「いや、走ってないよ」
「じゃなんで足痛いんだよ」


「ここに足があるから」


使える!
「ここに足があるから」

うるせーバカやろう。





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