やっちまった・・・完全に失敗レースだった。
まずオレの恥ずかしいツイートを見てほしい。
ミッションは失敗した(笑)
って、笑いごとじゃねーぞ!!オレ。
周りに助言してくれる人は誰もいない。
舞台は2018年6月24日サロマ湖100kmウルトラマラソンだ。
道しるべはもちろん、これ。
この「完全攻略ウルトラマラソン練習帳」はウルトラマラソン本番まで13週間で「完走」する力をつけるように毎日のトレーニングメニューを設定してくれている。
ややもすれば「練習帳」という響きから「ジャポニカ」的な小学生むけのどこかお気楽な印象を持つ人もいるかもしれないがダマされてはいけない(笑)
60km走とかいうトレーニングメニューを目にして、震え上がるのはオレだけじゃないはずだ。
そして9週目に最長距離の60kmを走ることになる。
13週間トレーニングの最大の山場といえるだろう。
それをクリアできれば目標タイムでの100km完走も見えてくる、という寸法だ。
60km走の後は走る距離を縮めていき、疲れをとりながら本番を迎えるという流れになっている。
そしてその60km走の1週前、だから8週目には50km走が設定されている。
60km走の前哨戦ともいえるかもしれない。
その50km走を難なくクリアして60km走につなげたいところだ。
オレはその50km走を先日行われた「第44回洞爺湖マラソン」にあてたんだ。

フルマラソンなので距離は少し短くなるが「レース本番」というプレッシャーも加味して、いいトレーニングになるんじゃないかと。ちなみに洞爺湖マラソンは初めての出場だ。
そして冒頭の恥ずかしいツイートにつながる。
過去に経験したことが無いくらい苦しいレースになるとも知らずに・・
「今日のフルマラソンのミッションはウルトラペースで走って楽勝な感じで終わること」
うるせーバカ。バカッターだ。
ちなみに、オレの走りは置いといて「洞爺湖マラソン」はすばらしい大会だったよ。
関連記事「第44回洞爺湖マラソン(2018)を走ってみた。景色最高!超オススメ」
ダメ?
たのむさせて。
洞爺湖マラソンが失敗に終わってしまった言い訳を。
途中完全に脚が止まってしまった言い訳を。
病み上がりで出場してしまったんだ。
いや、もしかしてまだ「上がって」なかったかもしれない。
2、3日前に風邪をひいてしまったんだ。ノドが痛い系の。
棄権するか迷うくらいには回復していたとも言えるし、迷うくらいには体調が悪かったとも言える。
いや、本当は体調が万全であっても苦しむことの多いフルマラソンをそんな状態で走るべきではなかったと思う。
結果無事(でもないけど笑)に完走できたからよかったものの、そうならない可能性も十分あった。
しかしオレには棄権する勇気がなかったんだ。
来週走るであろう60km走、そしてすぐに訪れるウルトラ本番。
それを前に棄権する勇気がなかった。
その結果とても苦しいレースになってしまった。
30km過ぎ、いやもっと前から脚が止まってしまった。
過去一番苦しいレースだったと言っていい。
それは体調のせいだけか?って懸念は残るが(笑)
「完走できるかな~」「リタイアしようかな」などなど、かなり弱気になってしまったのも原因だと思う。
途中「歩いてるよりは速いかな」レベルのスピードに落ちたこともあった。
完全に失敗レースになってしまったよ・・。
いや、ホントに苦しかったんだよ。ホントに走るのが嫌になってた(笑)
ミッションであった「楽勝」でゴールすることはできなかったけれど、それでもなんとかウルトラペースの目標タイムでゴールできたことで100km完走にギリギリつながったと思う。
つながったかな?
グダグダだったけどね。
何度も何度も歩こうと思った。ここまで脚が止まってしまったことはここ何年かなかったはず。
とにかく歩きたかった。
でもその度にこう思って耐えたんだ。
「今歩いたらウルトラでも絶対に歩いてしまう。100kmの道のりで今以上に苦しい場面は絶対にある」と。
とんでもなかった。とんでもなくゴールは遠かった。
この経験を次回走るフルマラソンで生かしたい。オレごときがナメてかかる相手じゃないぞフルマラソンは。
ここ最近も練習で30km、35km走ってたけど、全然違う。
体調不良で走る距離じゃ決してない。
何度も上り坂が襲ってくる。
もちろん歩きだ出すランナーはいる。
それを見て「オレも歩こうかな」って、ついつい弱気になる。
一方で苦しみながら懸命に歩を進めるランナーも大勢いる。
この頃になれば見憶えたランナーと追い越し追い越されの意地のぶつかり合いも始まる。
レースの醍醐味だ。
高齢のジィさんが「おいっちにおいっちに」と声に出してオレを追い越していく。
「クソっ、ジジィに負けてられかっよ」オレもスピードを上げる。(オレもオッサン)
どこにそんなパワーがあるのか、スラリとした女性ランナーもオレを追い越して行く。
「スタイルよくてさらにオレより速いとかナメんじゃねーぞ(嫉妬)」オレもスピードを上げる。
みんなのがんばりを見てパワーをもらった。
どうしてそこまでがんばれるのか。たとえば、まだサブ4狙える時間帯とかならわかるんだ。
今この辺にいるランナーならその実力はあるはずだし。
サブ4を狙えば苦しくても踏ん張れるかもしれない。
だけど、すでにその時は過ぎてる。サブ4はもう無理だ。
心が折れてもおかしくないところだ。
それでも前に突き進むランナー達。粘るランナー達。
みんなすごい。
負けてられねー、そう思った。
多少なりとも、脚は出来ているのかもしれない。よかった。
でも、とりあえず苦しい中、完走できたんだ。逆にそれを自信にしたい。
あきらめずに残り5週間のトレーニングをこなして本番につなげたいところだ。
週末はいよいよ60km走だし。
まずは体調を整えて勝負だな。
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その1」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その2」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その3」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その4」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その5」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その6」
今見てるこの記事は「その7」だよ
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その8」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その9」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その10」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~セミファイナル」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~完結編」
まずオレの恥ずかしいツイートを見てほしい。
洞爺湖マラソン会場についたー。
— シブケン (@shibu_ken) 2018年5月19日
天気よし。気温は20度いきそう。
今日のフルマラソンのミッションはウルトラペースで走って楽勝な感じで終わること。
楽勝は無理かな(笑)
来月のサロマ湖ウルトラにつなげたい。 pic.twitter.com/g1F1jaBQZe
ミッションは失敗した(笑)
って、笑いごとじゃねーぞ!!オレ。
まずはいつもの説明
この「~ウルトラマラソン完走への道」は、フルマラソンサブ4達成で超よろこぶレベルのランナーが、1冊の本のみを道しるべにウルトラマラソンに挑戦する記録だ。周りに助言してくれる人は誰もいない。
舞台は2018年6月24日サロマ湖100kmウルトラマラソンだ。
道しるべはもちろん、これ。
この「完全攻略ウルトラマラソン練習帳」はウルトラマラソン本番まで13週間で「完走」する力をつけるように毎日のトレーニングメニューを設定してくれている。
ややもすれば「練習帳」という響きから「ジャポニカ」的な小学生むけのどこかお気楽な印象を持つ人もいるかもしれないがダマされてはいけない(笑)
60km走とかいうトレーニングメニューを目にして、震え上がるのはオレだけじゃないはずだ。
60km走、その前に
13週間のトレーニングの中で徐々に(1日に走る)走行距離は延びていく。そして9週目に最長距離の60kmを走ることになる。
13週間トレーニングの最大の山場といえるだろう。
それをクリアできれば目標タイムでの100km完走も見えてくる、という寸法だ。
60km走の後は走る距離を縮めていき、疲れをとりながら本番を迎えるという流れになっている。
そしてその60km走の1週前、だから8週目には50km走が設定されている。
60km走の前哨戦ともいえるかもしれない。
その50km走を難なくクリアして60km走につなげたいところだ。
オレはその50km走を先日行われた「第44回洞爺湖マラソン」にあてたんだ。

フルマラソンなので距離は少し短くなるが「レース本番」というプレッシャーも加味して、いいトレーニングになるんじゃないかと。ちなみに洞爺湖マラソンは初めての出場だ。
そして冒頭の恥ずかしいツイートにつながる。
過去に経験したことが無いくらい苦しいレースになるとも知らずに・・
「今日のフルマラソンのミッションはウルトラペースで走って楽勝な感じで終わること」
うるせーバカ。バカッターだ。
ちなみに、オレの走りは置いといて「洞爺湖マラソン」はすばらしい大会だったよ。
関連記事「第44回洞爺湖マラソン(2018)を走ってみた。景色最高!超オススメ」
言い訳
言い訳をさせてほしい。ダメ?
たのむさせて。
洞爺湖マラソンが失敗に終わってしまった言い訳を。
途中完全に脚が止まってしまった言い訳を。
病み上がりで出場してしまったんだ。
いや、もしかしてまだ「上がって」なかったかもしれない。
2、3日前に風邪をひいてしまったんだ。ノドが痛い系の。
棄権するか迷うくらいには回復していたとも言えるし、迷うくらいには体調が悪かったとも言える。
いや、本当は体調が万全であっても苦しむことの多いフルマラソンをそんな状態で走るべきではなかったと思う。
結果無事(でもないけど笑)に完走できたからよかったものの、そうならない可能性も十分あった。
しかしオレには棄権する勇気がなかったんだ。
来週走るであろう60km走、そしてすぐに訪れるウルトラ本番。
それを前に棄権する勇気がなかった。
その結果とても苦しいレースになってしまった。
30km過ぎ、いやもっと前から脚が止まってしまった。
過去一番苦しいレースだったと言っていい。
それは体調のせいだけか?って懸念は残るが(笑)
「完走できるかな~」「リタイアしようかな」などなど、かなり弱気になってしまったのも原因だと思う。
途中「歩いてるよりは速いかな」レベルのスピードに落ちたこともあった。
完全に失敗レースになってしまったよ・・。
それでも収穫はあった
一度も歩かなかった
まずあの苦しみの中で、一度も歩かずにウルトラペースでの目標タイムでゴールできたことだ。いや、ホントに苦しかったんだよ。ホントに走るのが嫌になってた(笑)
ミッションであった「楽勝」でゴールすることはできなかったけれど、それでもなんとかウルトラペースの目標タイムでゴールできたことで100km完走にギリギリつながったと思う。
つながったかな?
グダグダだったけどね。
何度も何度も歩こうと思った。ここまで脚が止まってしまったことはここ何年かなかったはず。
とにかく歩きたかった。
でもその度にこう思って耐えたんだ。
「今歩いたらウルトラでも絶対に歩いてしまう。100kmの道のりで今以上に苦しい場面は絶対にある」と。
やっぱりフルマラソンは簡単じゃない
最近、ウルトラを目標にしていることもあって、どこかフルマラソンをナメていたかもしれない。とんでもなかった。とんでもなくゴールは遠かった。
この経験を次回走るフルマラソンで生かしたい。オレごときがナメてかかる相手じゃないぞフルマラソンは。
ここ最近も練習で30km、35km走ってたけど、全然違う。
体調不良で走る距離じゃ決してない。
みんなのがんばりを間近かで見てパワーをもらった
後半30kmも過ぎれば周りのランナーも苦しみ出す。何度も上り坂が襲ってくる。
もちろん歩きだ出すランナーはいる。
それを見て「オレも歩こうかな」って、ついつい弱気になる。
一方で苦しみながら懸命に歩を進めるランナーも大勢いる。
この頃になれば見憶えたランナーと追い越し追い越されの意地のぶつかり合いも始まる。
レースの醍醐味だ。
高齢のジィさんが「おいっちにおいっちに」と声に出してオレを追い越していく。
「クソっ、ジジィに負けてられかっよ」オレもスピードを上げる。(オレもオッサン)
どこにそんなパワーがあるのか、スラリとした女性ランナーもオレを追い越して行く。
「スタイルよくてさらにオレより速いとかナメんじゃねーぞ(嫉妬)」オレもスピードを上げる。
みんなのがんばりを見てパワーをもらった。
どうしてそこまでがんばれるのか。たとえば、まだサブ4狙える時間帯とかならわかるんだ。
今この辺にいるランナーならその実力はあるはずだし。
サブ4を狙えば苦しくても踏ん張れるかもしれない。
だけど、すでにその時は過ぎてる。サブ4はもう無理だ。
心が折れてもおかしくないところだ。
それでも前に突き進むランナー達。粘るランナー達。
みんなすごい。
負けてられねー、そう思った。
脚の痛みはない
フルマラソンを走って、ここまで筋肉痛とか痛みがないのは初めてだ。(少しはあるよ)多少なりとも、脚は出来ているのかもしれない。よかった。
まとめ
嫌な時期に自信をなくすようなレースをしてしまった・・。でも、とりあえず苦しい中、完走できたんだ。逆にそれを自信にしたい。
あきらめずに残り5週間のトレーニングをこなして本番につなげたいところだ。
週末はいよいよ60km走だし。
まずは体調を整えて勝負だな。
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その1」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その2」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その3」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その4」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その5」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その6」
今見てるこの記事は「その7」だよ
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その8」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その9」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~その10」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~セミファイナル」
関連記事「サロマ湖100kmウルトラマラソン完走への道~完結編」
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コメント
コメント一覧 (4)
洞爺湖マラソンお疲れさまでした!
まずは体調の回復に専念して、60km走頑張ってくだい!!
体調は如何でしょうか?
私が出場する飛騨高山は6月10日とサロマより少し早いので、シブケンさんより一足先に4月にフル、5月初めに60㎞を走りました。
フルは静岡の掛川という後半に激坂が続く超ハードなコースで、見事に撃沈しましたが、シブケンさんと同じように最後まで何とか走り切りました。
60㎞は、当たり前ですが給水も補給食も自分で調達が必要で沿道の応援も無しという、大変孤独な辛い練習です。ですがその分精神力が鍛えられます。
去年も60㎞を走りましたが、確実に効果があったと実感したので、シブケンさんも無理せずに頑張って下さい!
病み上がり?で良く頑張りましたね~
ぶり返さないように!!!
洞爺湖フル私も走りましたが、はじめての大撃沈を経験しました。
前半快調に飛ばし、もしかして私今日イケるかもと、根拠ない自信、そして高まる気持ちを抑えきれなかった・・・オバカです笑
ダメですね~サロマはしっかりペース管理しなきゃと反省中です。
今週のソツケンがんばって下さいね~。
って、私も60㌔やらないと・・・(^_^;)
いつも読んでくれて、ありがとうございます。
みなさんのコメントを読んで、また走る気力が湧いてきました!
洞爺湖マラソンの撃沈で「もう走りたくね・・」
と弱気になってたもんですから(笑)体調もイマイチで。
体調管理も含めてマラソンって簡単じゃないですね!
そこがおもしろいのかな。
それではあと少し100km完走の日まで付き合ってくださいね(笑)